絶滅危惧種?な日本のFRセダン
更新日:2019.09.11
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セダンボディーにFRという駆動方式…この組み合わせを1つの「自動車の基本形」とする声もあります。しかしFRセダンのラインナップは年々減少。特に国産FRセダンは絶滅危惧種状態にあります。過去にはマツダ センティアや三菱 ランサー(2代目)などがありましたが、現在乗用車のFRセダンを製造しているのはトヨタと日産のみ。
そんな絶滅危惧種な状態のFRセダンたちをピックアップしてご紹介。日本のFRセダンもまだまだ魅力的なモデルがいっぱいありますよ!
文・西川 昇吾
そんな絶滅危惧種な状態のFRセダンたちをピックアップしてご紹介。日本のFRセダンもまだまだ魅力的なモデルがいっぱいありますよ!
文・西川 昇吾
日産 スカイライン
まずご紹介するのはビックマイナーチェンジが発表されたばかりのスカイライン。13代目となる現行V37型は2014年から販売されており、ビックマイナーチェンジを受けたモデルは2019年9月からの販売となります。
今回のマイナーチェンジは先進運転支援技術であるプロパイロット2.0の搭載や、トップグレード「400R」の最高出力がスカイライン史上最高馬力の400馬力を実現したなど大きなトピックスが目白押し。
さらに車体各所に取り付けられたバッチが、日産の輸出ブランド「インフィニティ」のバッチから「日産」へ戻ったのも印象的です。「日産のスカイラインが、技術の日産が帰ってきた」まさにそんな印象。
スカイラインファンにはもちろん、新世代FRセダンが欲しいという人には魅力的な1台ではないでしょうか?
今回のマイナーチェンジは先進運転支援技術であるプロパイロット2.0の搭載や、トップグレード「400R」の最高出力がスカイライン史上最高馬力の400馬力を実現したなど大きなトピックスが目白押し。
さらに車体各所に取り付けられたバッチが、日産の輸出ブランド「インフィニティ」のバッチから「日産」へ戻ったのも印象的です。「日産のスカイラインが、技術の日産が帰ってきた」まさにそんな印象。
スカイラインファンにはもちろん、新世代FRセダンが欲しいという人には魅力的な1台ではないでしょうか?
トヨタ クラウン
続いて紹介するのはクラウン。こちらもまさに「新世代FRセダンが欲しい」そんな人に是非オススメしたい1台。クラウンといえばその時代の新技術をいち早くとり入れたりしており、トヨタの高級車の顔ともいえる存在で、「いつかはクラウン」なんて言葉もあるほど。
2018年から販売されている現行型は車両通信機DCMを全車に標準装備。自動車とネットワークを繋げることで様々なサービスを実現する「コネクティッドカー」の初代モデルとなり、まさに新世代FRセダンにふさわしい1台です。
2018年から販売されている現行型は車両通信機DCMを全車に標準装備。自動車とネットワークを繋げることで様々なサービスを実現する「コネクティッドカー」の初代モデルとなり、まさに新世代FRセダンにふさわしい1台です。
レクサス GS F
次に紹介するのは思いっきりスポーツモデルのGS F。レクサスの上級セダンGSをベースにサーキット走行も史眼に入れて開発されたスポーツセダンです。エンジンは同ブランドのスポーツクーペRC Fと共通の5L V8のNAエンジン、最高出力は477馬力と超ド級。
もちろん足回りもしっかり強化されており、扁平タイヤを履く19インチホイールから顔を見せるフロント6ポット、リア4ポットのブレンボキャリパーがヤル気満々な雰囲気を醸し出しています。ただでさえ希少なFRセダンに、これまた絶滅危惧種の大排気量NAエンジンという組み合わせ。
いい意味でこんな「バカげた」国産セダンに新車で乗れるのは最後のチャンスかもしれません。
もちろん足回りもしっかり強化されており、扁平タイヤを履く19インチホイールから顔を見せるフロント6ポット、リア4ポットのブレンボキャリパーがヤル気満々な雰囲気を醸し出しています。ただでさえ希少なFRセダンに、これまた絶滅危惧種の大排気量NAエンジンという組み合わせ。
いい意味でこんな「バカげた」国産セダンに新車で乗れるのは最後のチャンスかもしれません。
トヨタ マークX
最後に紹介するのは残念ながら2019年12月で生産終了が決定してしまったマークX。1968年登場の前身モデルであるマークⅡから数えると実に50年以上に渡って生産されてきた歴史の長いモデルであり、クラウン同様、トヨタの「顔」のような存在でもありました。
現代と違い「セダン」が世の中のスタンダードだったマークⅡ時代は、一般ユーザーはもちろん、タクシーや教習車としても使用される例も多く、特にバブル期はハイソカーブームに乗っかって姉妹車のクレスタ、チェイサーと共に非常に人気がありました。
(マークⅡ3兄弟なんて言葉もありましたね)
ハイソカーブームの後も、ハイパワーのターボエンジンにマニュアルトランスミッションが選択できる数少ないスポーツセダンとして人気が高かったのも印象的。マークXとなってからはG’sモデルが設定されたり、限定車でマニュアルトランスミッション搭載車が販売されたりと、トヨタのスポーツセダンの代表のような存在でした。
名残惜しいけど生産終了となってしまうマークX、トヨタの1つの歴史を感じることができるこのモデルを新車で購入することができるのは今が最後のチャンスです。
現代と違い「セダン」が世の中のスタンダードだったマークⅡ時代は、一般ユーザーはもちろん、タクシーや教習車としても使用される例も多く、特にバブル期はハイソカーブームに乗っかって姉妹車のクレスタ、チェイサーと共に非常に人気がありました。
(マークⅡ3兄弟なんて言葉もありましたね)
ハイソカーブームの後も、ハイパワーのターボエンジンにマニュアルトランスミッションが選択できる数少ないスポーツセダンとして人気が高かったのも印象的。マークXとなってからはG’sモデルが設定されたり、限定車でマニュアルトランスミッション搭載車が販売されたりと、トヨタのスポーツセダンの代表のような存在でした。
名残惜しいけど生産終了となってしまうマークX、トヨタの1つの歴史を感じることができるこのモデルを新車で購入することができるのは今が最後のチャンスです。
フラッグシップとして国産FRセダンは残るか?
今回紹介した以外にもまだまだ国産FRセダンは存在しますが、以前に比べてラインナップが少ないのは事実です。しかし、スカイラインやクラウンはもちろん、トヨタや日産のフラッグシップとされているセンチュリーやシーマはずっとFRセダンで販売されています。
魅力的なFRセダンは少なくなっていくかもしれませんが、その継承が無くなることはないでしょう。
魅力的なFRセダンは少なくなっていくかもしれませんが、その継承が無くなることはないでしょう。