軽自動車を2台持ちするなら、どれとどれ?

ホンダ N-BOX

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普通自動車を販売台数で抜き去り、「日本の国民車」ともいえる軽自動車。日本独自の規格に基づいて作られ、メーカーが精一杯の努力をして作り出した努力の結晶です。もし、あなたが軽自動車を2台所有してカーライフを有意義に過ごすなら、どういったクルマを選びますか?様々なボディタイプからおすすめの車種をご紹介します。

文・赤井福
Chapter
軽自動車のボディタイプ
家族でしっかり使える「ハイトワゴン」×「ツーボックス」
積載量と走りの両立「ワンボックス」×「SUV」
実用性とカッコよさ「ワンボックス」×「スペシャリティ」

軽自動車のボディタイプ

現在、新車で販売されている軽自動車のボディタイプには、ハイトワゴン(N-BOX・タント等)、ツーボックス(ミラ・アルト等) 、ワンボックス(ウェイク・エブリィ等)、SUV(ハスラー等)、スペシャリティ(コペン、S660等)などがあります。

それぞれに良さとニーズがあるので、各メーカーは作り分けているのですが、なかでも人気のハイトワゴンは、1台でクルマの用途をそつなくこなせる万能型で「室内空間は広ければ広いほど良い」と思われるのであれば、絶対に外すことのできない1台となるでしょう。

しかしながら、価格面ではやや高級路線、普通乗用車のコンパクトカーより上回ることも珍しくありません。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選択をしましょう。

家族でしっかり使える「ハイトワゴン」×「ツーボックス」

3~4人家族で、万能に使い倒したいのであれば、ハイトワゴン×ツーボックスの組み合わせがおすすめです。

ファーストカーにハイトワゴンを選び、通勤用やお買い物用としてツーボックスを使ってみてはいかがでしょうか。旅行などの外出には、居住スペースに不満がないハイトワゴンを使いつつ、普段の足としては燃費の良いツーボックスを使います。

具体的には、ダイハツのタント×ミラや、ホンダ N-BOX×スズキ ラパンなど、さまざまに組み合わせができます。

ただしこの組み合わせは、ハイトワゴンにランニングコストが多くかかります。スライドドアのハイトワゴンは車重が重く、燃費もあまり期待ができません。そのぶん普段の足として使うツーボックスには、燃費の良いグレードなど、家計に優しい選択が求められます。

積載量と走りの両立「ワンボックス」×「SUV」

積載する荷物が多い、大きな物を積みたい場合などは、ワンボックスがベストチョイスとなります。

スペースを無駄なく使えるワンボックス型は、ベビーカーや荷物の多い子育て世代にもおすすめです。購入のしやすさという点でも、販売価格が比較的抑えめになっているので魅力的といえるでしょう。

そんな、なんでもできそうなワンボックス型ですが、広い室内空間を持つことと引き換えにボディ剛性という点では、それほど期待できません。そこで、走れる相棒としてSUVをプラスします。どちらのクルマもいつでも使えるファーストカーで、荷物の多いときはワンボックス、遠出のときはSUVという使い分けをしてみてはいかがでしょう。

スズキなら、エブリイワゴン(最上級グレード)とハスラーの組み合わせは、いかがでしょう?快適機能も充実したエブリイワゴンの上位グレードなら、商用車っぽさもなくファミリーユースにも使いやすい仕様です。

アウトドアやレジャーにハスラーを使えば、いつでもどこにでも快適にお出かけできる組み合わせとなるでしょう。

実用性とカッコよさ「ワンボックス」×「スペシャリティ」

家族ユースのワンボックスもしくはハイトワゴンと、1人もしくは夫婦2人でツーリングに使えるスペシャリティを揃えれば、趣味と実益を兼ねた組み合わせになります。

デメリットしか無いように見える2シーター軽自動車ですが、オープンエアの開放感とクルマを操る楽しさは、他には代えがたい魅力があります。ワンボックスやハイトワゴンは、それらで補うことのできないデメリットをカバーできるモデルを選びましょう。

ワンボックスもしくはハイトワゴンとスペシャリティの組み合わせは、用途と応じてクルマを使い分けることができる大人の遊び仕様です。スペシャルティには、中古車のスズキ カプチーノやホンダ ビートもありですね。


税金や保険料、さらには高速料金もリーズナブルな軽自動車だからこそ、2台持ちが可能という人もいるでしょう。さらに車種によっては、リセールバリューも期待できます。

各メーカー、さまざまなボディタイプで個性を追求できるラインナップとなっていますので、それぞれの利点を理解して、より実用的な選択をしていきたいですね。

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文・赤井福
大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。
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