タイヤが外れて事故になることも!? 走る前に確認しておきたい足まわり5つ

数年前、ドリフト大会で、走行中のクルマからタイヤが外れて観客が意識不明の重体となる事故が発生し、自動車業界には大きな衝撃が走りました。しっかりとメンテナンスを行っているであろうレース車両が、怪我人を出すトラブルを起こしてしまったのです。今回は、日常生活でもこうした事故が起きないよう、走行前に確認しておきたい足まわりを5つ紹介します。

Chapter
①ボルト&ナット
②タイヤの空気圧
③タイヤの溝
④ハブのガタ
⑤タイヤの寿命

①ボルト&ナット

ホイールナット

まずはボルト&ナットを確認しましょう。ホイールと車は、ボルト&ナットによって締結されています。このボルトまたはナットが緩んでいれば脱輪の可能性が高まります。

走行とともに車に負担がかかって徐々に緩んでいくケースは珍しくありませんが、ホイールは4〜5本のボルト&ナットで締結されており、その1本がゆるめば全体のバランスが崩れ、残ったボルトに大きな負担が発生。ボルトが破壊され、ホイールごとタイヤが外れることになります。

タイヤを洗ったとき、空気圧のチェックをしたときなどに、ボルト&ナットがしっかりと締まっているのかを確認しましょう。少しでも違和感を覚えたら、増し締めを行いましょう。

②タイヤの空気圧

タイヤ 空気圧

空気圧と脱輪は、関係ないのでは?と思う人も多いようですが、大きな関連性があります。

走行中、タイヤの空気圧が甘いとたわみの量が増え、パンクやバーストの原因になります。このときタイヤはホイールから外れやすくなっており、最悪の場合は後方に飛ぶことがあります。

タイヤの重さは、17インチで約10kg。そんな物体が飛んできたら、クルマのボディに大きな傷ができるでしょうし、人間に当たれば大事故につながります。タイヤ空気圧は、こまめにチェックするようにしましょう。

③タイヤの溝

タイヤ

走れば走るほど磨耗するのはタイヤの宿命ですが、タイヤの溝が少なくなると、クルマの制動距離が長くなります。

「薄くなっても滑るだけでしょ?」と思っている方も多いのですが、タイヤの溝が減るとタイヤのゴムそのものの摩擦力も落ちていきます。結果、濡れた路面などで制動距離が伸びて、普段は止まれていたはずの距離でもヒヤリとすることがあります。

また、内部のカーカスコードが露出すると、バーストに繋がります。

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