砂漠で壊れてもヘリコプターで新車が届く!?…ロールス・ロイスにまつわる5つの噂

ロールスロイス ファントム 2017

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先日ブランド初となるSUV「カリナン」が発売されたことでも話題のロールス・ロイス。その価格は21万ポンドと発表されましたが、日本円に換算すればおよそ3,100万円。ただしこれはロールス・ロイスの中では決して高額とはいえません。そんな世界一のプレステージ性を持つ超高級車ブランド、ロールス・ロイスには、さまざまな噂が漏れ伝えられています。

文・西山昭智
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(2018年5月21日)

Chapter
噂その1:車名はすべて実体のないものばかり
噂その2:電動格納ミラーを最後まで嫌がった
噂その3:ボンネットの先っぽにある女神に名前がある
噂その4:女神の姿はひとつではない
噂その5:砂漠で壊れてもヘリコプターで新車を届けにやってくる

噂その1:車名はすべて実体のないものばかり

1906年に英国で誕生したロールス・ロイス。そのモデル名にはあるひとつの共通点があることをご存知でしょうか。ロールス・ロイス初のモデルであるシルバーゴースト(幽霊)を筆頭に、ファントム(幻影)、クラウド(雲)、スピリット(魂)、シャドウ(影)、レイス(生霊)、セラフ(天使)といずれも実体のない名前が付けられています。

これは実体のない=永遠に壊れることがないという意味だったり、実体を感じないほど静かなど、ロールス・ロイスならではの哲学が込められているのだとか。

ちなみにカリナンとは世界最大のダイヤモンドの名前に由来しているそう。BMW傘下になって以降、どうやらこの哲学は守られなくなったようです。

噂その2:電動格納ミラーを最後まで嫌がった

ロールス・ロイスといえばお金持ちが乗る高級車というイメージですがそれは紛れもない事実。大邸宅に住み、カーポート(車庫)も広々としていて、駐車スペースに困るようなことなどあるはずもなし。

そんなお金持ちにとって最もいらない機能のひとつが電動格納式のドアミラーでした。ロールス・ロイスに乗るオーナーにはドアミラーを格納する必要がないとして、最後まで電動ドアミラーの設定を嫌がっていたと言われています。

噂その3:ボンネットの先っぽにある女神に名前がある

ロールス・ロイスらしいデザインのひとつにパルテノングリルがあります。その上には女神の像を模したエンブレムが置かれていますが、あのエンブレムに正式な名称があることをご存知でしょうか。

一般には"フライングレディ"と呼ばれることが多いのですが、正式な名前は"SPIRIT OF ECSTASY(スピリット・オブ・エクスタシー)"。日本語に訳せば、心の底からの恍惚となるのでしょうか。

噂その4:女神の姿はひとつではない

そんなロールス・ロイスのスピリット・オブ・エクスタシーですが、普段みなさんが見慣れているのとは違ったデザインが存在します。

通常この女神は立ち姿なのですが、中東には女神が正座しているようなデザインが存在しています。これは「ニーイングレディ(座る女神)」と呼ばれ、宗教上の理由で女性が立っているエンブレムはよろしくないという理由から、アラブの大金持ちがロールス・ロイスに特注して作らせたといわれています。

噂その5:砂漠で壊れてもヘリコプターで新車を届けにやってくる

ロールス・ロイスに関する逸話の中でも最も有名なのがこちら。オーナーが砂漠の真ん中で愛車が壊れてしまったとき、ロールス・ロイスがヘリコプターで新車を届けてくれて、何事もなかったように立ち去っていく……。

もちろん都市伝説なのですが、かつてこの逸話をロールス・ロイスの人間に質問したジャーナリストがおり、その回答が驚きのものだったといいます。

「その話は決して嘘ばかりではありません」。つまりそれだけ手厚いサポート体制には自信があるということでしょう。その話自体も都市伝説かしれませんが(笑)。


いまは雲上ブランドとして君臨し続ける自動車メーカーの最高峰。そんなロールス・ロイスだからこそ、さまざまな噂や逸話が流布し、私たちのような車好きの心を熱くさせてくれるのです。これからも多くの逸話・都市伝説が生まれるのを期待したいですね。

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