Golfは他のドイツ車と何が違うのか?

VW ゴルフ

※この記事には広告が含まれます

Golfの最大の魅力は、狭い道が多い日本の道路環境でもラクに取り回しができる大きさで、4名以上の乗車や、ファミリーユースにも十分使える室内の広さとラゲージルームの容量を持つことではないでしょうか。このGolfサイズのクルマを欧州ではCセグメントと呼びます。
Chapter
オーソドックスだけど魅力的なフォルム
Golfがコンパクトハッチバックの基準!?

オーソドックスだけど魅力的なフォルム

このCセグメントハッチバックは世界中で人気のあるジャンルなので、もちろんフォルクスワーゲン以外のメーカーもラインナップしています。では、同じドイツの他ブランドのCセグメントハッチバックたちとGolfの違いは、いったいどこにあるのでしょうか。

まずクルマ全体のフォルムを見てみましょう。他ブランドのクルマは曲線を多く使ったボディラインを持ち、全高が低くリヤのハッチもやや寝ていることが多いです。そのため、個性が強まって一見これみよがしにカッコよくは感じられますが、逆に室内やラゲージルームは狭くなってしまいます。

一方でGolfは比較的スクエアなデザインなため、リヤハッチも立ち気味のオーソドックスなフォルムです。だから居住空間やラゲージスペースが広くとれるわけですね。

例えばリヤシートに座ってみると、Golfは座面の高さに余裕があり、背もたれが寝すぎていないことがわかります。天井の高さが足りないクルマは座面を下げ、背もたれを寝かして乗員を低く座らせないと頭上がつかえてしまうといった悪影響もあります。これは一見ラクなようですが、長時間座っていると疲労がたまってしまうものです。

Golfがコンパクトハッチバックの基準!?

同じことはインパネにも言えます。Golfのインパネは、4つの丸型アナログメーターを採用し、シンプルな造形のセンターコンソールに空調やオーディオの操作部、ナビゲーション、さらにシフトレバーなどを整然と配置しています。これもビジネスライクに見えますが、いざ運転してみるとすべてが自然に身体に馴染むことがわかるでしょう。初めて乗った人でも操作にとまどうことがない、クルマというのはこうでなくちゃ、と思うはずです。

つまりGolfは情熱的でエモーショナルなスタイルよりも、機能を最優先した、クールで知的なクルマなのです。フォルクスワーゲンが実用的な使い勝手を常に最優先で考え続けるブランドだからこそ可能な、クルマ作りの哲学。まさに世界のコンパクトハッチバックの基準となるメートル原器とも言えるでしょう。

商品詳細