ECO志向〜情熱志向、レンジの広さ…秀逸なグレードラインナップ

Golf Variant

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VWが多くの人に愛される理由。そのひとつに、値ごろ感ある経済的なベースモデルから走りに振ったホットモデル、また魅力的な専用装備を持つ限定モデルまで、ひとつのモデルでも、かなり幅広いラインナップを用意していることが挙げられます。それを可能にしているのが基本的なシャシー性能の高さ。たとえばGolfを例に見ていくと…。
Chapter
実用的な走りをもたらす経済性
注目のプラグインハイブリッドが登場
車高を上げたバリエーションも可能なシャシー
欲しい装備は純正装着で
シャシーひとつから、6種類以上のクルマ!?

実用的な走りをもたらす経済性

すこしラインナップについて整理してみましょう。ベースモデルは105ps/17.8kgmの1.2L直4ターボを搭載する『TSI Trendline/Comfortline』といえるでしょう。200万円台中盤から後半の価格で、ターボエンジンを搭載していながらも、JC08モード21.0km/Lという圧倒的な経済性が魅力です。世界のダウンサイズターボの市場をつくったといっても過言ではないモデルです。動力性能にちょっと余裕がほしい人向けに用意されているのが『TSI Highline』で、1.4L直4ターボは140ps/25.5kgmを発揮して、2.5Lエンジン並みのトルクを発生しています。

注目のプラグインハイブリッドが登場

一方で、燃費重視ならプラグインハイブリッドの『GTE』が最近登場しました。環境性能ばかりに目がいきがちですが、150ps/25.5kgmの1.4L直4ターボに109ps/33.6kgm(!)のモーターが組み合わされ、力強い走りも披露してくれます。エンジンの小型化はいつの間にか進んでいながらも、組み合わされるモーターのトルクに注目です。

 スポーティ系は2.0L直4ターボを搭載する『GTI』と『R』の2モデルが役を担います。『GTI』は、220ps/35.7kgm、『R』は専用チューンによって280ps/38.7kgmものパワーを誇り、ミッションは6速DSGの他、6速MTもしっかり用意されているところが、ドライバーの興味をそそります。

車高を上げたバリエーションも可能なシャシー

さらに、Golfファミリーに加わった最新モデルが『Alltrack TSI』で、フルタイム4WDを採用するヴァリアントのSUVモデルになります。エンジンは180ps/28.6kgmの1.8L直4ターボを搭載。205/55R17サイズのタイヤを装着し、最低地上高をTSIコンフォートライン比+25mmの165mmに設定することで、未舗装路などでの走破性を高めています。

欲しい装備は純正装着で

一方、300台限定で発売されたのが特別仕様の『Allstar』。バイキセノンヘッドライトや純正ナビ、専用16インチアルミホイールなどを装備しながらも、300万円を切る経済的な価格が大きな魅力となっています。

シャシーひとつから、6種類以上のクルマ!?

ひとつのシャシーから、これほど様々なバリエーションを作れるメーカーは世に多くありません。Golfを代表に見てきましたが、ラインナップの幅広さは、オーナーそれぞれのニーズにしっかり応えようとする企業の考え方の表れと言っていいでしょう。ひとつのシャシーで経済性、豊かな走り心地、環境性…といった具合に、様々な楽しみ方を提供しているというのも、VWの大きな魅力なのです。

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