コペンの走りを支えるエンジンと駆動系、初代と2代目でどう変わった?

初代L880KコペンのパワートレーンはL900系ムーヴが基本

コペン

電動ルーフという豪華なメカニズムを持つ2シーターオープンスポーツを軽自動車枠の中で安価に成立させているダイハツ コペンは、基本的なコンポーネントをダイハツの軽乗用車、ミラやムーヴ、タントと共用しています。

初代L880Kコペンの場合は、エンジンをL902S/912S型ムーヴやL952S/962S型MAXと同じ、ダイハツ軽自動車最強の660cc4気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジン、JB-DETのタービンをツインスクロール化したものを採用しており、低回転からのトルクとレスポンスを向上させて加速性能を向上させています。

また、駆動系はムーヴやネイキッドなどエンジン横置きでFF(前輪駆動)または4WDの軽乗用車、ミラを拡大したストーリアやYRVとクラッチやミッションを基本的に共用しており、MT(マニュアルミッション)は3種類ある5速MTの中で比較的各ギアの変速比(ギア比)が近く、コアなダイハツマニアの間では「セミクロスミッション」と呼ばれるものを採用しているのです。

2代目LA400Kコペンにはダイハツ軽乗用ターボ唯一の5MTがある

ダイハツ軽ターボエンジンの名機JB-DETは、初代L880Kコペンとともに生産を終えたので、2代目LA400Kコペンのシリーズ全車(コペンローブ、コペンエクスプレイ、コペンセロ)は全て同じ660cc3気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンのKF-VETを搭載しています。

以前から使われていたKF-DETに可変バルブタイミング機構のDVVTを採用した結果、よりキメ細かい制御を可能にし、電子制御スロットルを採用するなど4気筒から3気筒化へも含め初代からエンジンは大きく変わりました。こちらは、他にも現行のタントやムーヴ、ウェイク、キャストにも採用されているダイハツの標準的ターボエンジンです。

名機JB-DETの廃止と、他車種と共通エンジンという事を残念に思う声もありましたが、LA400Kコペンのパワートレーン専用装備として、2016年5月現在のダイハツ軽乗用車のターボ車(軽商用車のハイゼットクルーズターボは除く)で唯一、5速MTを装備しています。

変速比は初代同様ですが、ミッション本体とシフトレバーを繋ぐ伝達部分は初代のシフトロッド式からシフトワイヤー式に変更されるなど、MT搭載に当たってコペン専用部分が増えています。

また、KF型エンジンはクラッチが1,300ccのK3-VEと共用化により大容量化されています。デフなども異なるため、初代と2代目コペンのパワートレーンで同じなのはMTの各ギアくらいです。

初代には輸出用1,300ccのL881Kコペンや1,500ccのコペンZZもあった

初代の国内仕様は全て660ccターボでしたが、輸出用には1,300cc4気筒DOHCエンジンのK3-VEを搭載したモデルもありました。

ミラをベースに普通車化したダイハツ ストーリア/トヨタデュエットの1,300ccレギュラーガソリン仕様に搭載されていたのと同じ90馬力エンジンで、JB-DET搭載モデルとは駆動系が異なりますから、逆輸入車のL881Kコペンに乗る際にはメンテナンスの観点で注意が必要です。

さらに、コンセプトカーとして1,500ccの3SZ-FEエンジンを搭載したコペンZZもありましたが、コペン1300も含め日本で市販されなかったのは残念でしたね。

初代と2代目では変更点が多いので、ご購入を検討されている方は一度乗り比べてみてはいかがでしょうか。

この記事をシェアする