三菱 RVRの燃費はいかほど?【長距離試乗レポート】

三菱 RVR

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2017年にビッグマイナーチェンジが行われたとはいえ、3代目となる現行モデルが発売されたのは2010年のこと。エクステリアは”いまふう”にリフレッシュされていますし、Andoroid Autoなど最新のコネクティビティシステムも備わっていますが、基本構造が少々古いことは否めません。そんなRVRで1400kmほどのロングドライブの機会がありましたので、燃費性能を中心にレポートしてみたいと思います。今回の長距離ドライブでは1400kmのうちのおよそ1000kmは高速道路での概ね快調な巡航でした。残りの400kmは街乗りとなりました。

上で述べたように、RVRの基本構造は少々古いものです。全長4365mm×全幅1770mm×全高1630mmというアウトランダーと共通のミドルサイズSUVのプラットフォームに、1.8リットルの4気筒SHOCエンジンが搭載され、CVTと組み合わされます。カタログ燃費は15.4km/リットル(2WD)と、競合車となるスバル・XVなどとそれほど大きな差はありません。

とはいえ、このクラスのSUVは激戦区であり、トヨタやホンダではハイブリッドエンジン搭載のCH-Rやヴェゼルが、マツダからはクリーンディーゼルエンジン搭載のCX-3が販売されており、少なくともカタログ燃費に関してはライバルよりも分が悪いのは事実です。では実燃費はどうでしょうか。

RVRのドライビングフィール

三菱 RVR

実燃費の話をする前に、RVRのドライビングフィールについて少しお話したいと思います。最近はSUVスタイルでも、基本的にはオンロードでの走行を前提としている場合が多く、運転の氏やすさや燃費のことも考慮して比較的スムーズに発進することに重点が置かれたチューニングが多いように思います。

しかし、このRVRは悪路を走ることを色濃く想定しているということもあり、強く踏めばそれなりにパワーを引き出しますが、柔らかく踏むとあえてパワーを出さないというチューニングがなされています。はじめはパワー不足を感じてしまいますが、このチューニングに慣れてくると、オンロードでの走行はもちろん、駐車場などでの低速走行時に走りやすさを感じます。

今のクルマにありがちな、電子制御であえてキビキビ感、つまり手応えを出しているハンドリングではなく、比較的おおらかなゆるめの感覚があるハンドリングは、個人的には好印象でした。手応えのあるハンドリングは、短時間の試乗であれば楽しいものですが、長距離ドライブではともするとうっとうしく感じてしまいます。CVTの割には滑らかさに欠ける加速は疑問でしたが、全体的には好印象でした。

RVRの燃費

さて、肝心の燃費ですが、1400kmを走行し終えた時点での燃費は12km/リットルほどでした。カタログ燃費達成率はおよそ80%ですから、まずまずのパフォーマンスと言えるでしょう。高速走行時は13km/リットル代の数字も出ていましたので、カタログ燃費に対する達成率は悪くないどころかむしろ良い方といえるでしょう。

ちなみに、私はいわゆるエコ運転が得意な方ではなく、わりとぶっきらぼうに乗った数字ですので、燃費重視な運転が得意な方であれば、カタログ燃費に限りなく近い数字を叩き出せるのではないでしょうか。

一方で、街乗りをしていると一時的には10km/リットルを下回ることもありました。ガソリン車は街乗りのほうが燃費が悪くなってしまいがちなことは当然ですが、個人的な印象としてはもう少し期待したいところでした。おそらく、上で述べたように、それなりに踏み込むまではパワーを絞るというチューニングのために、思い通りの発進をするためにはついついアクセルを強く踏んでしまうのでしょうか。このあたりは燃費を向上させるためには慣れも必要かもしれません。

三菱 RVR

RVRは、比較的小さなSUVではありますが、オンロード専用とも言えるライバルSUVと比べるとはるかに悪路走破性能は高いと思います。その分、燃費性能はライバル車種に軍配が上がりますが、雪国など燃費性能もさることながら悪路走破性能が重視されるような環境においては、決して悪くない選択肢と言えるでしょう。205万円〜という価格も、コストパフォーマンスは悪くないと思います。

度重なる不祥事によってブランドイメージはとても悪いのが実状ですが、一方で質実剛健なSUVを作り続けてきたメーカーでもあります。新型エクリプスクロスはあらゆる部分が旧来の三菱車から一新されています。グローバルで展開しているRVRもいずれフルモデルチェンジをすると思いますが、現行のRVRもじゅうぶんに乗ることのできるクルマです。燃費性能を重視するクルマではありませんが、この独特のフィーリングは一度試してみる価値はあるかもしれません。

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