車内の居住性・快適性はイマイチ!?オーリス ハイブリッド試乗インプレ

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

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日本ではあまり知名度も高くなく、売れ行きも苦戦が続いているオーリス ハイブリッドですが、実際に試乗をしてみると予想以上に良い!ちょっと硬めの足回りやしっかりと騒音・ロードノイズを遮断してくれる静寂性など競合車・ライバル車の一つでもあるプリウス(Prius)に負けないクルマになっているように感じました。乗り心地や走破性には大満足だった新型オーリス ハイブリッドですが、試乗をしてみて少し不満・残念に感じたのは居住性。特に後部座席の居住性・広さは少し気になりました。

オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)を試乗した時に気になった居住性・車内の広さについて、徹底的にレビューをしていきたいと思います。

2016/8/1
Chapter
オーリスHVの試乗レビュー1:フロントシートの居住性
オーリスHVは運転席と助手席の距離感も十分
オーリスHVの試乗レビュー2:後部座席の居住性
オーリスハイブリッド 足元空間の広さはどう?
オーリスハイブリッドで気になるのは頭上空間

オーリスHVの試乗レビュー1:フロントシートの居住性

オーリス ハイブリッド(Auris HV)のフロントシートは、このようなデザインになっています。
ホワイト色の本革を採用しており、スタイリッシュな雰囲気のシートのデザインですよね。
このクルマのフロントガラスは傾斜が大きく、寝ているデザインになっておりスポーティーなデザインのクルマになっていますが、フロントシートの居住性・快適性に特に影響はなし。

とても居心地が良かったです。
オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)は若干車高が低いクルマですが、シートの着座位置も低いため頭上空間(ヘッドクリアランス)は十分な広さを確保。
身長175cmの私が座っても拳一つ分以上の頭上空間があるので、窮屈さを感じることなくとても快適に運転する事ができたのは好印象でした。

オーリスHVは運転席と助手席の距離感も十分

また、オーリス ハイブリッド(Auris HV)を試乗していて良いと思ったのは、運転席と助手席の広さ。
オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)は横幅が広い3ナンバーのクルマと言う事もあり、運転席と助手席の距離感も十分でゆったりと座れる広さを確保。試乗した時はフロントシートに成人男性が2人座っていたのですが、運転中は隣の人が全く気にならず、しゃべっていなければ一人ドライブを楽しんでいるような感覚に・・・。前後にスライドできる大き目のアームレストの使い勝手も良かったですし、試乗中車内が狭いと感じるシーンは一度もありませんでした。
オーリス ハイブリッド(Auris HV)のフロントシートの居住性・快適性に関しては大満足でした。

オーリスHVの試乗レビュー2:後部座席の居住性

フロントシートの居住性・快適性には大満足だったオーリスHVですが、私が試乗をしていて気になったのは後部座席の広さ。オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の後部座席のデザインもフロントシートと同様にホワイト×ブラックカラーを採用。
スタイリッシュな雰囲気が良いですよね。また、シート中央には後部座席用のアームレストも装備されていて快適性も十分。
ただこのクルマの後部座席に座って見て最初に気になったのは、圧迫感。

今回私が写真を撮ったメーカーオプションのサンルーフが装備されているオーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)を試乗した時は、開放感があり圧迫感を感じませんでした。
ただ、サンルーフが装備されていないモデルのルーフカラーはブラックとなっており、圧迫感を感じるデザインに・・・。サンルーフが装備されていないモデルの後部座席に座った時に感じた圧迫感が少し気になってしまいました。

逆にもしこのオーリス ハイブリッドを試乗して後部座席に圧迫感を感じたら、ちょっと高いですがメーカーオプションのサンルーフの購入を検討しても良いのかなと思いました。

オーリスハイブリッド 足元空間の広さはどう?

ルーフがブラックで圧迫感を感じるデザインになっているトヨタのオーリス ハイブリッドですが、足元空間は標準的なレベル。実際に見るとこのような感じ。
実際に私が後部座席に座った状態で写真を撮ると、このような感じ。
ディーラーさんは、「この足元空間(ニークリアランス)が広くてゆったりと座れますよ~。」と言っていましたが、これは話を盛りすぎ^^;;フロントシートを真ん中くらいにセットした状態で身長175cmの私が座っても、足元空間に不満なく座る事ができるレベル。つま先をフロントシートの下に入れて、多少少しゆったりと座れるかなと言った感じでした。
ディーラーさんが言っていたほど広さは感じなかったオーリス ハイブリッドの後部座席の足元空間ですが、成人男性が後部座席に長時間座っていても窮屈感を感じない広さを誇っているのは良いと思いました。ちなみに、オーリス ハイブリッドを試乗した時に後部座席に座っていた私の妻は「足元空間は広くて良かったよ~」と、言っていました。

小柄な女性や子供が後部座席に座るなら、十分な広さがあるのかなと思いました。

オーリスハイブリッドで気になるのは頭上空間

後部座席の足元空間は不満を感じなかったオーリス ハイブリッドですが、私が試乗をしてみて気になったのは頭上空間(ヘッドクリアランス)。
オーリス ハイブリッドのヘッドクリアランス(頭上空間)は、若干狭い感じが・・・。身長175cmの私が後部座席に座ると、頭上空間(ヘッドクリアランス)は極わずか。私が背筋を伸ばした状態で後部座席に座ると、頭と天井の隙間は手の平一枚程度。私の体感では後部座席の頭上空間が狭いと言われているプリウス(Prius)よりもほんの少しだけ広い感じ・・・。

ただ私がオーリスハイブリッドの後部座席に座ると、頭上空間に若干狭さを感じてしまいました。オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の後部座席の頭上空間で狭さを感じた理由の一つが、ルーフの形状。私が写真を撮らせてもらったのはサンルーフが装着したモデルと言う事もあり、後部座席の背もたれ上部のルーフの位置がガクンと一段低くなっています。
このガクンと下がったオーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の後部座席のルーフデザインは、居住性を損なう欠点の一つだなと感じました。ちなみに、オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)のメーカーオプションのサンルーフが装備の有無若干ルーフの形状が異なります。ただ、頭上空間が狭く居住性が乏しいのは共通。私がディーラーさんで試乗をしたのはサンルーフが装備されていないモデルだったのですが、後部座席の頭上空間はサンルーフ装備車と同様に狭さを感じました。

この後部座席の頭上空間の狭さは少し残念でした。
オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の居住性はこのようになっていました。フロントシートまわりの空間はとても広くて快適だったのですが、実際に試乗をしてみて気になったのは後部座席まわりの居住性。特に後部座席の頭上空間(ヘッドクリアランス)は少し気になってしまいました。試乗する前はオーリス ハイブリッドの居住性はもう少し良いと思っていたので、少々残念でした。もしこれからこのクルマを試乗される方は、居住性・快適性もしっかりと確認してみてくださいね。

オーリス ハイブリッドのトヨタっぽくない乗り心地は好印象でした。このクルマはスポーティーさや乗り心地の良さを追求した結果、多少居住性は犠牲になったのかもしれませんね。
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