ヴィッツとアクアの後部座席を比較【座り心地&広さが良いのはどっち?】

トヨタ ヴィッツ ハイブリッド 2017

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トヨタから発売されているコンパクトカーヴィッツ(Vitz)がマイナーチェンジをして、新モデルとなるハイブリッド車が追加されましたね。

今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)ですが、競合車・ライバル車の一つが、1.5リットルエンジン&モーターを組み合わせた全く同じハイブリッドシステムを採用しているトヨタのアクア(AQUA)。

この2台のモデルは燃費以外にも乗り心地や走破性なども異なるのですが、私が実際にそれぞれのモデルを試乗して印象的だったのが、後部座席の違い。

後部座席に座った時の座り心地や居住性、圧迫感が全く異なりました。

そんなヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)では、どちらの方が座り心地、居住性や広さは優れているのでしょうか?

先日、この2台のモデルを試乗した際に後部座席の座り心地、足元空間&頭上空間の広さを比較してみたので、紹介したいと思います。

2018/1/24
Chapter
ヴィッツとアクアの後部座席:座り心地を比較

ヴィッツとアクアの後部座席:座り心地を比較

ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の後部座席は、このようなデザインになっています。
座面や背もたれが比較的フラットなのでサポート力があまり良くないのが若干気になったものの、シートのクッション性や座面や背もたれのサイズは十分。価格やクルマの車格の事を考えると、十分に満足できるレベルになっているなと思いました。

一方、こちらは競合車・ライバル車のアクア(AQUA)の後部座席。
このクルマの後部座席の座面はフラットではなく、座面の奥の方が
先端よりも低くなっている沈み込むタイプのシートを採用。

このようなシートデザインになっているのは、頭上空間(ヘッドクリアランス)の
広さを確保するためのアクア(AQUA)の工夫の一つだと思います。

ただ、そのためこの2台のモデルは座り心地も異なります。

シートの座り心地だけを比較した場合、個人的に座り心地が良いと思ったのは、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の競合車のライバルのアクア(AQUA)の方。
お尻の部分が深く沈み込むタイプになっているので、フラットな座面を採用しているヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)と比較すると、アクア(AQUA)の方がサイドのサポート力が良い感じが…。

■ヴィッツの後部座席の座面
■アクアの後部座席の座面
アクアの方がサポート力がしっかりとしているので、長時間ドライブでも疲れにくいシートになっているのが、良かったです。

また、アクア(AQUA)の方が実際に座った時に太ももから膝の部分までしっかりとフィットしているのが好印象でした。

ヴィッツとアクアの後部座席:広さを比較

このようにシートのデザインや座り心地も異なりヴィッツ ハイブリッドとアクア(AQUA)ですが、後部座席の居住席や広さはどうだったのでしょうか?

足元空間&頭上空間に分けて、この2台の違いを紹介したいと思います。

足元空間が広いのはどっち?

私の身長は175cmあるのですが、私が一番運転しやすい普段通りの位置に運転席を設定した時のヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)のそれぞれの足元空間(ニークリアランス)は、それぞれこのようになっています。
■ヴィッツ ハイブリッドの足元空間
■アクアの足元空間
このように見比べるだけで、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方が一回り足元空間(ニークリアランス)が広いのがわかりますよね。

実際にそれぞれのクルマに座った時の足元空間の広さは、このような感じ。
■ヴィッツ ハイブリッドの足元空間
■アクアの足元空間
アクア(AQUA)でも膝がシートバックにぶつかることはありませんが、足を動かせるスペースが少なく、座っている体勢や足の位置を変えにくいです。

また、アクアに座ると目の前に運転席があるため、思った以上に圧迫感や窮屈感を感じます。

なので、長時間ドライブになると疲労感を感じるかもしれません。

一方、今回マイナーチェンジをしたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は、膝回りだけではなく、足元のフロアスペースもアクア(AQUA)よりも一回り広くなっています。

なので、足を前に投げ出すなどドライブ中に色々と体勢や足の位置を変える事ができます。(足を組むには、少々狭いですが…)

なので、アクアと比較すると、快適に感じました。また、長距離ドライブでも比較快適に過ごるように感じました。

頭上空間はどうだった?

一方、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)の頭上空間(ヘッドクリアランス)は、どうでしょうか?
この2台のモデルのそれぞれの後部座席の頭上空間(ヘッドクリアランス)は、このようになっています。
■ヴィッツ ハイブリッドの後部座席の頭上空間
■アクアの後部座席の頭上空間
ちょっとこの画像ではわかりづらいのですが、頭上空間(ヘッドクリアランス)も
ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方が広くなっています。

ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)はヘッドレスト付近の天井が低くなっているので、ヘッドレストに頭をつけると、天井に頭が触れてしまいます。

なので、後部座席のヘッドレストに頭をつける場合は、少し浅く座って体勢を低くする必要があります。

しかし、頭をヘッドレストにつけない状態では、頭から天井まで手の平2枚分(3cm~4cm)くらい頭上空間に余裕があり、とっても快適です。
一方、アクア(AQUA)は先ほども申し上げたとおり、シートをフラットにするのではなく沈み込むタイプのシートデザインにしているのですが、それでも天井は狭め…。

ヘッドレストに頭をつけていない状態でも、頭が天井に触れてしまいます。

小学生くらいまでのお子さんや小柄な女性ならそれ程後部座席の頭上空間の狭さを感じる事はないと思いますが、成人男性が座るには、このクルマの後部座席は少々狭いのかなと感じました。

それ以上に気になったのは、圧迫感&窮屈感

ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)を実際に試乗をして、それ以上に気になったのは、窮屈感&圧迫感。

より圧迫感や窮屈感を感じたのは、アクア(AQUA)の方。アクア(AQUA)は後部座席に座った時の前方の天井が低いため、視界の抜けが悪いため、圧迫感&窮屈感を感じました。
■アクアの後部座席に座った時の前方の視界
一方、今回マイナーチェンジをして新発売されたヴィッツ ハイブリッドは、このように前方の天井が高くなっています。
■アクアの後部座席に座った時の前方の視界
なので、後部座席に座った時の視界の抜けが良く、より解放感&広さを感じます。

実際にこの2台のモデルを比較すると頭上空間&足元空間だけではなく、窮屈さや圧迫感も全く違うなと感じました。
今回トヨタから発売されているヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)の後部座席の広さを比較してみたところ、このような違いがありました。

座り心地はアクア(AQUA)の方が好みだったものの、広さや解放感は断然ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方が良かったです。

もし夫婦2人などで使うのならアクア(AQUA)でも十分ですが、ファミリーカーとしての使用を考えているのなら、個人的には
ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方がぴったりなのかなと思いました。

この2台のモデルは乗り心地や走破性も異なりますが、後部座席の居住性や座り心地も異なります。

もしどちらのモデルを購入しようか迷っているのなら、後部座席の居住性なども含めて、検討してみてくださいね。
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