ヴィッツ ハイブリッドとアクアを試乗【運転して分った3つの違いとは?】

トヨタ ヴィッツ ハイブリッド 2017

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短い全長を生かした取り回しの良さが魅力のトヨタのヴィッツ(Vitz)が2017年1月にマイナーチェンジをして、ハイブリッド車を発売しましたね。

たヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は、同じトヨタから発売されている人気ハイブリッド車”アクア(AQUA)”と同様の1.5リットルエンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。

そのため、ディーラーさんも商談お客さんから「ヴィッツとアクアの違いは?」「ヴィッツからハイブリッド車を出したメリットってあるの?」などなど…色々と質問されるようです。

私も先日この2台のモデルを試乗をして気づいたのですが、ヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)は、乗り心地やドライブフィーリングが全く異なります。

先日、ディーラーさんにお願いをしてヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクアの乗り比べをさせて貰った時に感じた乗り心地やドライブフィーリングの違いを紹介したいと思います。

2017/2/10
Chapter
ヴィッツ ハイブリッドとアクアの違い1:運転席の着座位置
ヴィッツ ハイブリッドとアクアの違い2:カーブを曲がった時のロール感
ヴィッツ ハイブリッドとアクアの違い3:乗り心地

ヴィッツ ハイブリッドとアクアの違い1:運転席の着座位置

今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)の一番の違いは、運転席の着座位置。

この2台のクルマの運転席に座ってみると、運転席の高さや運転席から見える見晴らし&視界が、全く異なります。

実際にこの2台の助手席側のシート高(地面からシートの座面までの高さ)を確認したところ、このような違いがありました。

ヴィッツHVとアクアのシート高比較

ヴィッツHV:約600mm
アクア :約530mm

このように見比べると、シートの高さが全く違いますよね。

また、実際にこの2台のクルマの運転席に座ってみると、このシート高の違いを実感する事ができます。

着座位置が高く遠くまで見晴らせそうなのが、今回マイナーチェンジをして新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方。

ヴィッツの運転席

このハイブリッド車の運転席の着座位置は、コンパクトカーの中でも平均的な高さになっているので、他のコンパクトカーや軽自動車からの乗り換えの人でも違和感を感じる事は無いと思いました。

アクアの運転席に座ってみて驚いた事とは…

一方、同じトヨタから発売されているアクア(AQUA)の運転席に座ってみると、「運転席の高さ低っ!?」と、感じます。

アクアの運転席に座ってみて驚いた事とは…

一方、同じトヨタから発売されているアクア(AQUA)の運転席に座ってみると、「運転席の高さ低っ!?」と、感じます。

アクアの運転席

良く言えばスポーツカーの運転席のような地面スレスレに座っている感じ。

ただ、運転席の着座位置と比較してインパネの位置が高く、ヴィッツHVよりも圧迫感を感じる、また、視界が狭く感じるデザインになっているように感じました。(ヴィッツよりも天井が低いのも影響をしていると思いますが…)

この運転席の着座位置の違いや前方視界は、この2台のモデルの大きな違いの一つなのかなと思いました。

ヴィッツ ハイブリッドとアクアの違い2:カーブを曲がった時のロール感

今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)の大きな違いの一つが、カーブを曲がった時のロール感。

カーブを曲がった時の乗り心地が良いのは、アクア(AQUA)の方。

ハンドルを切った時の鼻先の入りが機敏で、連続するカーブもキビキビと駆け抜けていってくれます。

また、ちょっと攻めた感じでカーブに突入しても、他のコンパクトカーと比較して、ボディが左右に振られる事がないので、安心感&安定感があります。

ロール後の収まりも非常に良く、このカーブを曲がった時の挙動の良さや安心感は、車高&重心が低いアクア(AQUA)の魅力なのかなと思いました。

ヴィッツHVのカーブのロール感は?

一方、アクアと比較して車高&重心が高いヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は、山道のワインディングロードのような連続するカーブをキビキビと走り抜けるのは苦手分野…。
アクア(AQUA)と同じようにカーブに突入すると、足元の踏ん張りがきかず左右に大きく振られる感じが…。また、少しスピードを出してカーブに突入すると、カーブをした方向に態勢が傾いているのがわかる感じ…。

個人的にはカーブを曲がった時の安心感&快適さは、アクア(AQUA)の方が良いように感じました。

この点に関しては、今回マイナーチェンジをして新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)は遠く及ばないように感じました。

このカーブを曲がった時の乗り心地&安心感の違いは、この2台のモデルの大きな違いの一つです。

もしこの2台のモデルでどちらを購入しようか迷っている方は、このカーブの乗り心地や安定性などにも注目をしてみてくださいね。

ヴィッツ ハイブリッドとアクアの違い3:乗り心地

今回マイチェンをして新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)は、乗り心地も若干異なります。

アクア(AQUA)の方が若干固めの乗り心地をしている感じが…。

キレイに舗装されたアスファルト道路を運転中に意識を足回りに集中すると「アクアの方が若干路面のコツコツ感を拾うな~」と、思う程度なのですが、デコボコ道を運転すると、この2台のモデルの乗り心地の差は顕著に表れます。

ヴィッツ ハイブリッドよりも固めの足回りにセッティングしてあるためか、アクア(AQUA)でデコボコ道を運転すると、下からの突き上げ感が大きく、また、ダイレクトに衝撃が伝わってきます。

一方、ヴィッツHVの乗り心地は…

もちろんヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)でデコボコ道を走行した際も下からの突き上げ感は感じますが、アクア(AQUA)と比較すると、シートを通じて伝わってくる衝撃がマイルドな感じが…。

今回マイナーチェンジをして新発売されたこの新型モデルは、見た目のデザインだけではなく、新開発のショックアブソーバーを採用するなど足回りや乗り心地の改善を図りました。
デコボコ道を走行中のこの突き上げ感のマイルドさはこの新開発のショックアブソーバーのおかげかもしれません。

乗り心地はドライバーの好みによって異なりますが、個人的にはコツコツ感が気になるアクア(AQUA)よりヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)の方が好みでした。

この乗り心地の違いについても、しっかりと確認してみてくださいね。
今回新発売されたヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)と競合車・ライバル車のアクア(AQUA)ですが、実際に試乗をして乗り比べをしてみると、このような違いがありました。

1.5リットルエンジン&モーターの同じハイブリッドシステムを搭載しているこの2台のモデルですが、運転席の着座位置から乗り心地まで全く異なります。

なので、ディーラーさんは、この2台のモデルで悩まれている方は、「デザインや居住性、乗り心地の見比べていただいて、お好みの方をどうぞ。」と、説明をしているようです。

もしヴィッツ ハイブリッド(Vitz Hybrid)とアクア(AQUA)のどちらかを購入しようか決めかねている方は、両方のクルマを試乗をして、乗り比べをしてみてくださいね。
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