新型プリウスPHVの後方視界はやっぱり悪い!?【実車画像で徹底チェック】

トヨタ プリウスPHV 2017

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2017年2月、家庭用電源で充電できる新型プリウスPHV(Prius PHV)がトヨタから新発売されましたね。

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)を試乗してきたのですが、高級感のある”しっとり”とした乗り心地には大満足。

また、電気自動車のようにアクセルを踏んだ瞬間に気持ちよく前に飛び出す加速感もノーマルプリウスよりも良いと思いました。

このように乗り心地や加速感には大満足だったこの新型PHVですが、どうしても気になってしまったのが後方視界。

ノーマルプリウスよりも後方視界は多少良くなったと思いましたが、やはり他のクルマと比較すると、気になる部分が多い感じが…。

そんな新型プリウスPHV(Prius PHV)の後方視界について詳しく紹介していきたいと思います。

2017/3/4
Chapter
新型プリウスPHVの後方視界:真後ろの視界はどうだった?
新型プリウスPHVの後方視界:斜め後方の視界はどうだった?

新型プリウスPHVの後方視界:真後ろの視界はどうだった?

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)のリヤ(後ろ姿)は、このようになっています。
今回新発売された新型PHVの外装・エクステリアのデザインはノーマルプリウスと大きく異なりますが、スポイラーがリヤウィンドウを上下2段に分けるデザインになっているのは共通。

ただ、ノーマルプリウスと異なり今回新発売された新型プリウスPHVは、リヤウィンドウが曲線的なデザインに…。

このようなデザインになった事も影響して、この新型PHVの後方視界は、ノーマルプリウスと比較して若干良いように感じました。

運転席から見た後方視界はどんな感じ?

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の運転席からリヤウィンドウを確認してみると、このような感じになっています。
リヤウィンドウの下端のラインが曲線的なデザインになっているのが、分かりますよね。

一方、こちらはノーマルプリウスの運転席からリヤウィンドウを確認した時の様子。
新型プリウスPHVと異なり、リヤウィンドウを上下に分けるスポイラーが直線的なデザインに…。

試乗をする前はそれ程気にしていなかったのですが、実際に確認してみると、このリヤスポイラー&リヤウィンドウの違いはかなり大きいです。

ノーマルプリウスでは直線的なデザインになっているリヤスポイラーが死角となって、後方を走行しているクルマを完全に覆い隠してしまう事がありました。

しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHVのリヤスポイラーは曲線的なデザインになっているため、後方を走行しているクルマを完全に覆い隠すケースが少なくなったような…。

なので、この新型PHVの後方の視界性については、ノーマルプリウスよりも格段に良くなったように感じました。(それでも他のクルマと比較したら、後方の視界性は劣るように感じますが…)

ちなみに、バックミラーを使って後方視界を確認してみると、このような感じ。
やはりリヤスポイラーが邪魔だと感じますが、ノーマルプリウスよりかは多少見やすくなったように感じました。

ノーマルプリウスよりも後方の視界性が良くなった?

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)とノーマルプリウスの大きな違いの一つが、後部座席のシートデザイン。

ノーマルプリウスが通常の3人掛けシートを採用しているのに対し、今回新発売された新型PHVは、センターアームレストが左右のシートを分ける独立したデザインの2人掛けのものを採用。

新型プリウスPHVの後部座席

ノーマルプリウスの後部座席

このように今回発売された新型プリウスPHVは4人乗りとなり使い勝手が悪くなったのは欠点・デメリットだと思いますが、この4人乗りとなった事が後方視界にはメリットに…。

実際に後方視界を確認してみると、このような感じ。

この新型PHVは4人乗りになった事により、中央部分のヘッドレストがなくなり、スッキリとした低いデザインに…。そのためリヤウィンドウの中央部分の視界がとても良くなったように感じました。

実際にこの新型プリウスPHV(Prius PHV)を試乗した時に気づいたのですが、この後方視界の良さは、4人乗りの意外なメリットだと思いました。

新型プリウスPHVの後方視界:斜め後方の視界はどうだった?

ベースとなっているノーマルプリウスと比較すると、真後ろの視界は良くなったこのトヨタの新型プリウスPHV(Prius PHV)ですが、斜め後方の視界はどうでしょうか?

運転席から左斜め後方の視界を確認すると、このような感じになっています。
この新型PHVはサイドウィンドウの下端が高くなっており、また、後部座席の横にあるサイドウィンドウは小さいデザインに…。

そのため斜め後方の死角は多く、斜め後方視界はあまり良くないように感じました。

リヤウィンドウのサイズ拡大は実感できた?

先日、試乗した際にディーラーさんに教えて貰ったのですが、今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)は、Cピラーが細くなり、リヤウィンドウの左右のエリアが拡大されているようです。

新型プリウスPHVのリヤガラス

ノーマルプリウスのリヤガラス

このように新型PHVとノーマルプリウスの後方視界を見比べてみると、若干ですが、ガラスエリアの横幅が広くなったようにも感じます。

しかし、この新型PHVを運転していて、リヤガラスの横幅が広くなり、視界性が良くなったと実感するシーンは、一度もありませんでした。

むしろ、サイドウィンドウの小ささによる斜め後方の視界の悪さの方が気になってしまいました。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の後方視界は、このようになっていました。

リヤガラスが曲線的なデザインになったこの新型PHVの後方視界は、ノーマルプリウスよりも若干良くなったように感じました。

ただ、リヤウィンドウを分割するリヤスポイラーは邪魔…。後方の視界を妨げます。

なので他のクルマと比較すると、後方視界はあまり良くないように感じました。

ノーマルプリウスからの乗り換えなら違和感なく運転できると思いましたが、他のクルマから乗り換えると、後方の視界の悪さを感じてしまうかもしれません。

もしこれから新型プリウスPHV(Prius PHV)の試乗に行かれる方は、しっかりと後方の視界性についても確認してみてくださいね。
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