クアトロポルテのライバルは、AMGやMが手がけたスポーツサルーン

歴代モデルすべてが有名デザイナーによるもの

マセラティ クアトロポルテ GTS

クアトロポルテは、現行マセラティでもっとも長い歴史を誇る伝統のモデルです。

初代がデビューしたのは1963年ですが、スポーティな高級サルーンとして独自のポジションを獲得。以降、生産が途絶えた時期があったものの、マセラティの高級ブランドとしてのプレゼンスを高めた立役者として君臨しています。

また、歴代モデルのデザインを担当したのが自動車デザイン界の“ビッグネーム”揃いであることも特長のひとつといえるかもしれません。

初代はカロッツェリア(イタリアのデザイン&架装メーカー)として一時代を築いたピエトロ・フルア氏で、3代目は初代VWゴルフをはじめとする数々の名作を生み出しているジョルジェット・ジウジアーロ氏。

ボディを大幅にダウンサイジングした4代目(と短命に終わった2代目)は、あのランボルギーニ カウンタックやランチア ストラトスなどを手がけた奇才、マルチェロ・ガンディーニ氏。

5代目はカロッェリア ピニンファリーナ在籍時代にエンツォ フェラーリを担当したことでも知られているケン・オクヤマ(奥山清行)氏という具合です。

ロングホイールベースが冗長になっていない現行モデル

マセラティ クアトロポルテ GTS

そんなクアトロポルテの現行モデルは、2013年に登場。デザインは長年ピニンファリーナで辣腕を揮ったロレンツォ・ラマチョッティ氏が指揮を執っているだけに、スタイリッシュであるという点にかけては歴代モデルに勝るとも劣らない出来映えです。

高級なサルーンとして居住空間を大幅に拡大したことも現行型の特長のひとつで、特に後席足下の広さは大人がのびのびと足を組めるほどの余裕があります。ただし、それを実現するためにボディサイズは先代より大幅に拡大。全長は5.27m、ホイールベースにいたっては3.17mに達しています。

この数値がメルセデス・ベンツSクラスのロングホイールベース版を凌ぐものだといえば、現行クアトロポルテがいかに大きいかがおわかりいただけるでしょう。

搭載エンジンは2種類。V8は530ps!

マセラティ クアトロポルテ GTS

とはいえ、実際に走らせればそこはマセラティ。走るペースを速めるほどにボディサイズを意識させなくなるマジックは健在で、乗り手さえ望めば積極的なドライビングにもしっかり応えてくれます。

日本仕様のエンジンは、V6の3.0リッターツインターボ(クアトロポルテおよびクアトロポルテ S)とV8の3.8ツインターボ(クアトロポルテ GTS)の2タイプですが、最高出力が390kW(530ps)に達する後者ならメルセデスAMGやBMWアルピナといったモデルにも十分に対抗できるでしょう。

また、2016年には初のアップデートを実施。イタリア産の高級サルーンらしさに一層の磨きがかかっている点も要注目のポイントといえそうです。

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