マツダ初の量産EVモデル「MX-30」初公開

2019 TMS マツダ MX-30

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東京モーターショー2019にてマツダ初の量産EVモデル「MX–30」が初公開されました。内燃機関へのこだわりを持っていたマツダが生み出す初めてのEVモデルは、「自然体」を重視し開発され、走る歓びも忘れていない新しいEVとなっています。

文・西川 昇吾/写真・宮越 孝政

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
MX–30の概要
エクステリアデザイン
インテリアデザイン
MX–30の販売予定について
「自然体」な運転フィールがEVで実現できるか注目の1台

MX–30の概要

MX–30はマツダ初の量産EVモデルで、マツダの新しい電動化技術「e-SKYACTIV(イー・スカイアクティブ)」を採用しています。

EVにすることで運転する楽しみが無くなってしまうという声も挙がるかもしれませんが、人間中心のマツダの開発思想に基づいて、EVであっても「人馬一体による走る歓び」を追求しており、自然体なドライビングフィールを追求した印象を受けます。

エクステリアデザイン

近年のマツダのブランドイメージである「魂動デザイン」を意識しつつ、「Human Modern」をコンセプトとしたデザインとなっており、魂動デザインでありながらツートンカラーで構成されたタイヤハウスがクロスオーバーSUVのような印象を受け、今までの魂動デザインとは少し違うイメージです。

またルーフもグレーに塗られており、SUVフォルムながら全高が低く見え、引き締まった印象を受けます。エクステリアで特徴的なのはドアの開閉方法で、過去にマツダが販売していたRX-8で採用されていた観音開きの「フリースタイルドア」を採用しています。

ボディサイズはヨーロッパ仕様で「4,395mm × 1,795mm × 1,570mm(全長 × 全幅 × 全高) ※暫定」となっていて国内で販売されているコンパクトSUVに近い数値となっており、取り回しも苦労しなそうなイメージを受けます。

インテリアデザイン

インテリアシンプルで使いやすい印象を受けるインテリアは、自然由来のコルクや環境に配慮した素材を中心に構成。シンプルながら飽きのこない、車内にいて落ち着くようなデザインとなっているのが特徴的です。

MX–30の販売予定について

MX–30は2019年10月23日からヨーロッパで先行予約の受付を開始し、2020年にヨーロッパ市場から販売を開始します。日本での販売は現在のところアナウンスされていませんが、市販化が近く、ヨーロッパ仕様の諸元表が暫定ながら一部発表されているので、そう遠くない日に日本市場での販売日程がアナウンスされることでしょう。

「自然体」な運転フィールがEVで実現できるか注目の1台

インテリアにコルクや環境に配慮した自然由来の素材を使用し、様々なポイントから「自然体」へのこだわりが感じられるモデルであるMX–30。

「人馬一体」というブランドコンセプトを基に「走る歓び」と言った運転フィールへのこだわりも強いマツダだけに、EVでありながらどのような「自然体」の運転フィールが実現されているのか?実際に試乗する機会が楽しみなモデルです。
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