マツダRX-7

RX-7(FD3S)の維持費はどのくらいかかるのか?

国産スポーツカーとして、現在でも人気のあるマツダ(アンフィニ)RX-7。なかでも「FDに乗りたい!」という方は多いかと思いますが、維持費はどれくらいかかるのでしょうか?日常的にかかるメンテナンス費用から、いざという時の修理費用まで、ひと通り調べてみました。» 続きを読む

RX-7の詳細・基本情報

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RX-7は普通の車と何が違う?

マツダ RX-7 3代目 タイプRS 1999

1978年発売の初代RX-7(サバンナRX-7)から、3代目まで販売されたマツダのスポーツカー「RX-7」。一般的な他の車と異なるポイントは、ロータリーエンジンを搭載しているという点です。

一般的なレシプロエンジンがピストンの往復運動で動力を発生するのに対し、ロータリーエンジンは三角形のおむすび型をしたローターと呼ばれる部品の回転運動によって動力が生み出されます。

エンジンの機構的にも大きな違いがあるロータリーエンジンですが、このロータリーエンジンであるということが、一般的な車との維持費の違いにもつながっています。おもに違う点としては、以下のようなものがあげられます。

・オイル交換の頻度
・プラグ交換の頻度
・エンジン内の部品の消耗

基本的な定期メンテナンスにかかる費用は?

マツダ RX-7 3代目

では、具体的にかならず必要になる消耗品等のメンテナンス費用を見てみましょう。なお、以下に記載する交換の目安や費用は、正規ディーラーが推奨する交換目安や正規ディーラーでの一般的な費用を基準としています。

【オイル交換】
3,000km走行または3カ月に1回程度の交換。約4L/1回5,000円程度。
ロータリーエンジンは、レシプロエンジンと違ってオイルが結構減っていきます。また、エンジンオイルの油温が高くなりやすいため、劣化も早くなります。一般的な車であれば、オイル交換は5,000~10,000km走行毎でOKです。

【プラグ交換】
6,000km走行で交換。4本のプラグを交換し、費用は10,000円程度。
一般的には15,000~20,000km走行毎の交換で十分なエンジンプラグですが、こちらもロータリーエンジンの場合は、一般的なレシプロエンジンより寿命が短くなります。

【オイルエレメント交換】
エンジンオイル交換の2回に1回。費用は2,000円程度。
こちらは一般的な車と同じくオイル交換2回に1回程度で大丈夫です。ただし、オイル交換頻度が高いので、必然的にエレメント交換の絶対的な回数は多くなります。

【バキュームホース交換】
30,000~50,000km程度で1回。費用は40,000円程度。
エンジンルーム内にあるいくつかのバキュームホースは、走行や経年により劣化して硬化し、最終的には割れなどにより重大な故障やにつながります。定期的にメンテナンスをしたいパートです。

【タイヤ・ブレーキパッド】
交換品の性能によって金額は大きく変わってしまいますが、50,000kmで交換として、100,000~200,000円というところでしょうか。

その他、定期的にかかる費用は?

消耗品のメンテナンスに関する費用を先にあげましたが、他にも税金や燃料費などが当然かかってきます。かならず必要なものに関してざっと以下に記載します。

【燃料費】
ユーザー燃費サイトなどの情報よると、FDの燃費は 6~6.5km/L程度です。
ハイオク1L 150円で年間10,000km走行するとした場合、約24万円となります。

【自動車任意保険】
大手インターネット型自動車保険で、7等級、30歳以上(年齢制限)、対人・無制限、対物・6000万円。一般車両保険を付けない場合で年間約7万円。車両保険をつけると、約18万円。車両保険の有無で大きく変わる支払額は、よくも悪くもスポーツカーといったところです。

【自動車税】
ロータリーエンジンは正確には1,308ccの排気量なのですが、法区分的では2,000ccの車両となります。よって、自動車税標準額は39,500円となります。ただしFDは最終型でも13年超の車両となるため、15%重課税の45,400円となってしまいます。

【車検費用】
車検時の法定費用として、自動車重量税32,400円、自賠責保険料27,840円、検査手数料1,800円、合計で62,040円が必要となります。さらにこの金額に、点検整備料や車検代行手数料などが必要になります。

現実的には、消耗品交換の部品代などを含めると、10~12万円は最低でもかかると思っていたほうがよさそうです。

万がいちの時の修理代などは?

マツダ RX-7 3代目

あまり考えたくないですが、ロータリーエンジンの場合は、レシプロエンジンとは違うトラブルに見舞われることがあります。

日常メンテナンスや乗り方によって起きるタイミングはまちまちですが、避けて通れないのがエンジン内部アペックスシールの劣化によるエンジン不調です。最悪、一気にエンジンブローにまで至いたります。じつは筆者もRX-8にて経験済みです。

前兆として、コンプレッションテスターで計測すると圧縮比が下がっていることが多く、下限値である6~7近くまで圧縮比が落ちていると危険信号です。そのような値が出た場合は、ブローする前に対策をしましょう。

そういった場合、エンジンオーバーホールが必要となるわけですが、オーバーホールの費用で40万円~が必要となります。また、エンジン内部の状態が悪い場合は、最悪エンジン載せ替えが必要になる可能性もあり、そうなるとリビルトエンジン利用でも60~70万円かかってしまいます。

では、1年間の維持費はいったいいくら?

マツダ RX-7 3代目

ここまで色々な費用について書いてきましたが、実際、1年間にいくらくらい維持費がかかるのでしょう? 最低限必要なレベルで計算してみます。

エンジンオイル交換×4回=20,000円
エレメント交換×2回=4,000円
プラグ交換×2回=20,000円
バキュームホース交換×1/3回=14,000円
タイヤ・ブレーキパッド交換×1/5=30,000円
ガソリン代(年間1万km走行)=240,000円
自動車税=45,400円
自動車保険=110,000円
車検費用×1/2=60,000円
その他消耗品(エアクリーナー、油脂類、等)=50,000円(推定)
______________________
合計=593,400円

いかがですか? 皆さんがイメージされているより高かったでしょうか?これが一般的な2Lクラスの車だと20万円ほど維持費は安くなると思われます。

ここまでRX-7(FD3S)の維持費について書きましたが、購入後の大きな出費を避ける一番良い方法は、ハズレの車両をつかまされないということです。そうならないために購入検討される際は、以下の項目についてかならず注意しましょう。

・値段が安い車両はなぜ安いのか理由をしっかり確認!
・購入前に必ずコンプレッションテストで圧縮比をチェック!
・できれば車両確認の際にロータリーエンジンに詳しい人に同行してもらう!
・エンジンのかかりが悪い車両は要注意!
・エンジンルーム内の樹脂部品等の劣化などをしっかりチェック!

メンテナンス等に一般的な車よりも、手間も費用もかかるRX-7ですが、それ以上の魅力もきっとある車だと思います。FDを欲しいと思っている皆さんは、本記事を参考にしていただきつつ、楽しいロータリーライフを送っていただけたら嬉しく思います!

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