マツダRX-7

RX-7(FD3S)の維持費はどのくらいかかるのか?

国産スポーツカーとして、現在でも人気のあるマツダ(アンフィニ)RX-7。なかでもFDは、それまでのFRポルシェ路線から脱却し、独自のスポーツカースタイルを作り上げたモデルとして、「いまでも所有してみたい!」という方は多いかと思います。とはいえ最終モデルでも、すでに15年選手。さらに燃費の評判はすこぶる悪いロータリーエンジンなので、手に入れてからの維持費が気になるところです。はたしてRX-7(FD)の維持費は、どれくらいかかるのでしょうか?日常的にかかるメンテナンス費用から、いざという時の修理費用まで、ひと通り調べてみました。» 続きを読む

RX-7の詳細・基本情報

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RX-7は普通の車となにが違う?

マツダ RX-7 FD3S

1978年発売の初代から3代目まで、25年に渡り販売されたマツダのスポーツカーがRX-7です。ロータリーエンジンを搭載したことで、RX-7は世界でも類のない独自の魅力でファンを獲得していました。

1970年代以降、マツダ以外には市販車量産用エンジンとして生産されたことのないロータリーエンジンは、一般的なレシプロエンジンがピストンの往復運動で動力を発生するのに対し、三角形のおむすび型をしたローターの回転運動によって動力が生み出されます。

構造的に違いの見られるロータリーエンジンですが、このロータリーエンジンが、一般的な車との維持費の違いにもつながっています。おもに違う点としては、以下のようなものがあげられます。

・オイル交換の頻度
・プラグ交換の頻度
・エンジン内の部品の消耗

では、RX-7の年間維持費はいったいどのくらいなのでしょうか?

基本的な定期メンテナンスにかかる費用は?

RX-7

まずは、具体的に必要になる消耗品等のメンテナンス費用を見てみましょう。なお、以下に記載する交換の目安や費用は、正規ディーラーが推奨する交換目安や費用を基準としています。

【オイル交換】
3,000km走行または3カ月に1回程度。ロータリーエンジンは、レシプロエンジンと違ってオイルを燃焼しやすい構造です。また、エンジンオイルの油温が高くなりやすいため、劣化も早くなります。オイル容量は約4L、1回に5,000円程度の費用が必要です。

【プラグ交換】
6,000km走行で交換。一般的には15,000~20,000km走行毎の交換で十分なエンジンプラグですが、ロータリーエンジンの場合は、一般的なレシプロエンジンより寿命が短く、さらに専用のプラグが必要。4本のプラグを交換し、費用は1万円程度になります。

【オイルエレメント交換】
エンジンオイル交換の2回に1回。こちらは一般的な車と同じくオイル交換2回に1回の交換が基本です。費用は、2,000円程度。ただし、オイル交換頻度が高いので、必然的にエレメント交換の絶対的な回数は多くなります。

【バキュームホース交換】
3万〜5万km毎に1回。エンジンルーム内にあるいくつかのバキュームホースは、走行や経年により劣化して硬化し、最終的には割れなどにより故障やトラブルにつながります。定期的にメンテナンスをしたいパート。費用は4万円程度です。

【タイヤ・ブレーキパッド】
交換品の性能によって金額は大きく変わってしまいますが、5万kmで交換として、10万~20万円というところでしょうか。

その他、定期的にかかる費用は?

消耗品のメンテナンスに関する費用をあげましたが、他にも税金や燃料費などが当然かかってきます。必要なものに関してざっと以下に記載します。

【燃料費】
ユーザー燃費サイトなどの情報よると、FDの燃費は 6~6.5km/L程度。年間1万km走行するとした場合、ハイオク1L=140円で約23万円です。

【自動車任意保険】
大手インターネット型自動車保険で、7等級、30歳以上(年齢制限)、対人・無制限、対物・6,000万円。一般車両保険を付けない場合で年間約7万円。車両保険をつけると、約18万円。車両保険の有無で大きく変わる支払額は、よくも悪くもスポーツカーといったところです。

【自動車税】
RX-7(FD)のロータリーエンジンの排気量は1,308ccですが、法区分的では2,000ccになります。よって自動車税は39,500円になりますが、FDは最終型でも13年超の車両となるため、15%重課税の45,400円です。

【車検費用】
車検時の法定費用として、自動車重量税32,400円、自賠責保険料27,840円、検査手数料1,800円の、合計62,040円に、点検整備料や車検代行手数料などが必要です。

現実的には、消耗品交換の部品代などを含めると、車検には最低でも10~12万円ほどはかかると思っていたほうがよさそうです。

万が一のときの修理代などは?

マツダ RX-7 3代目

あまり考えたくないですが、ロータリーエンジンの場合、避けて通れないのがエンジン内部アペックスシールの劣化によるエンジン不調です。

乗り方によって、トラブルの発生するタイミングはまちまちですが、最悪、一気にエンジンブローにまでいたります。じつは筆者もRX-8にて経験済みです。

前兆として、コンプレッションテスターで計測すると圧縮比が下がっていることが多く、下限値である6~7近くまで圧縮比が落ちていると危険信号です。ブローする前に対策をしましょう。

そういった場合、エンジンオーバーホールが必要となるわけですが、オーバーホール費用は40万円オーバーが目安となります。また、エンジン内部の状態が悪い場合は、最悪エンジン載せ替えが必要になる可能性もあり、そうなるとリビルトエンジンでも60〜70万円かかってしまいます。

では、1年間の維持費はいったいいくら?

マツダ RX-7 3代目

ここまでさまざまな費用について書いてきましたが、実際、1年間にいくらくらい維持費がかかるのでしょう? 最低限必要なレベルで計算してみます。

エンジンオイル交換×3〜4回=15,000〜20,000円
エレメント交換×1〜2回=2,000〜4,000円
プラグ交換×1〜2回=10,000〜20,000円
バキュームホース交換×1/3回=14,000円
タイヤ・ブレーキパッド交換×1/5=30,000円
ガソリン代(年間1万km走行)=230,000円
自動車税=45,400円
自動車保険=110,000円
車検費用×1/2=60,000円
その他消耗品(エアクリーナー、油脂類、等)=50,000円(推定)
______________________
合計=566,400〜583,400円

いかがですか?これが一般的な2.0Lクラスの比較的新しい車(登録から13年を越えてない)であれば、10〜20万円ほど安くなるでしょうね。

ここまでRX-7(FD3S)の維持費について書きましたが、購入後の大きな出費を避ける一番良い方法は、ハズレの車両をつかまされないということです。そうならないために購入検討される際は、以下の項目について必ず注意しましょう。

・値段が安い車両はなぜ安いのか理由をしっかり確認!
・購入前にコンプレッションテストで、2ローターそれぞれの圧縮比をチェック!
・できれば車両確認の際にロータリーエンジンに詳しい人に同行してもらう!
・エンジンのかかりが悪い車両は要注意!
・アイドリングが以上に高い車両は要注意!
・エンジンルーム内の樹脂部品等の劣化などをしっかりチェック!

一般的な車よりも、手間も費用もかかるRX-7ですが、それ以上の魅力もきっとある車です。楽しいロータリーライフを送ってみませんか?

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