あなたの車にもサインが出ているかも!故障の前兆を覚えておこう!

大抵のユーザーは「故障の前兆」などつかめない

まず大前提の話ですが、「故障の前兆」というものは、そうそうつかめるものではありません。

20年以上昔のクルマであればいざ知らず、現代のコンピューター制御が進んだクルマであれば、大抵の不具合の予兆はクルマ側でエンジンの制御などで処理してしまいますし、それが無理とわかった瞬間に各種警告灯を点灯させます。

すなわち、壊れたことではじめてユーザーは故障していることを知るのが大半なのです。何かしら異常に気づいた時は、既に故障しているか、単なる勘違いかのどちらかでしょう。

では、ユーザーが日常仕様の範囲で気が付くことができるのは何か。それは、バッテリー上がりと、ブレーキなどの消耗品程度では無いでしょうか。

本当の故障というものは、ユーザーが油断しきっていて、しかも「今故障されると困る!」という最悪のタイミングを狙って発生するのが常ですから、故障してからいかに落ち着くかを考えた方が建設的、合理的です。

とはいえ、それら数少ないユーザーでもわかる前兆や、「さらなる故障を防ぐ」という意味で、警告灯の意味くらいは覚えておいてもいいかもしれません。

ユーザーにわかる数少ない前兆

ボクサーディーゼルエンジン

代表的な「ユーザーでもわかる前兆」は、エンジン始動時のバッテリーやセルモーターでしょう。

元気なバッテリーであれば一発でエンジンがかかりますが、弱っているバッテリーではそうはいかず、何か弱々しいセルモーター音で、長い時間をかけてようやくエンジンがかかります。

とはいえ、最近はハイブリッド車やアイドリングストップ車が増え、静粛性の向上で始動音もわかりにくいので、バッテリーが本当に弱って、バッテリー警告灯がついて始めて気づく方が多いでしょう。

そうした電装系はクルマの警告灯頼みとして、あとはブレーキくらいでしょうか。

減ったブレーキパッドは踏んだ時に金属音をさせることで消耗を知らせますし、ブレーキローターが歪んでくると効きが極端に悪くなります。

しかし、エンジンのファンベルトなどベルト類もそうなのですが、音楽をガンガンかけつつ、しかも「何となく運転」しているようなユーザーでは、音に関する予兆、最終的には作動する予兆などは、まず気づきません。

これも実際には、かなり悪化して異音までしている状態か、最近のクルマなら警告灯頼みですね。

警告灯の考え方

そうした次第で、現在のクルマは警告灯を装備しています。

そのひとつひとつについて細かくここでは説明しませんから、時間のある時にでも説明書を見てみてください。

そしてひとつ言えるのは、「警告灯が点灯している時点で、そのクルマは既に正常に動作しない可能性が、非常に高い」ということです。

何となく走るから大丈夫だろう、と判断するのは非常に危険な話で、たとえばABSチェックランプがついたら、ABSが作動しないだけ、ブレーキが普通に作動するとは限りません。

場合によっては「ABSが作動しっぱなし」つまり、ブレーキが常時動作しないので、思っていたように止まらず、感覚的にはノーブレーキとなってパニックに陥る可能性があります。

警告灯に気づいたら、ただちに運行停止

そうした事態を避けるために警告しているのですから、警告灯が点灯したのに気づいたら、そのままディーラーがあれば飛び込んで点検を依頼するか、見当たらなければ安全な場所にクルマをすぐ止めて、JAFなどのロードサービスに救援を依頼してください。

その際、安全のためにエンジンは止める必要がありますが、車載コンピューターの判断によっては、エラーをリセットしない限り再始動不可の場合がありますから、交通を阻害しない場所に止めるのが肝心です。

大袈裟に感じるかもしれませんが、クルマを運転している限り、そのクルマの安全運行に関して責任を持つのはユーザーの皆さんですから、決して無理をしたり、素人判断をしないよう、心がけましょう。

運転はできるものの、それ以上の知識が無いことを自覚しているのであればなおさら、最終的な判断はプロに委ねることをオススメします。

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