クルマを手放す前に読んでおきたい!〜売却前編〜

売却時に「強く」出られる買い方

トヨタ セルシオ 2004

かつてトヨタ セルシオは、パールホワイト、革内装、マルチビジョン、ムーンルーフが備わっているだけで、査定額は50万~からで、モノによっては100万円も違うなんていう現象がありました。それだけ中古市場で人気があり、クルマの値打ちを高める装備として認識されていたわけです。

つまり、新車時の仕様決定は査定額を左右し、場合によっては「財テク」的な要素にもつながってきます。簡単に言うと、初期投資に対して抜群の回収率ということになります。

これはほんの一例。もちろん、せっかく新車を購入するのですから自分の好みに合ったものを選んだほうが幸せなことも多いです。しかし上記の「財テク」的な「幸せのカタチ」もあると、頭のどこかに留めておいていただくといいかもしれません。

また、そのクルマが数年先に及んで、きちんとリセールバリューを維持できるクルマであるかも重要。耐久信頼性や品質、クルマ本体の魅力を数年後の中古車市場が認めてくれるだけのものがあるのか・・・。

この先読みに次ぐ先読み、という「感覚」こそがのちの買取査定でモノをいいます。

充分なメンテナンス

自動車整備工場

新車で購入した場合、ディーラーの言うがままになっておいたほうが無難です。中古車になった時に十分な値打ちを確保するためのメンテナンスを彼らは行ってくれます。新車購入時にメンテナンス費用先払いのメンテナンスパックのようなものに加入して、案内が来ればディーラーに入れる、これで間違いありません。

また、大事なのは次に乗る人のことを想像すること。いくら中古車店で「仕上げ」をするといっても、隠せない「ヤレ」とか「ザツな扱いの痕跡」というものはあります。これは、査定する側にとっても減点要素として認識しますし、いわゆる「程度が悪い」という「心象」を与えてしまいます。

クルマはできるだけ綺麗に保ちましょう。子供がいて食べ物やジュースをこぼす危険が有るなら、シート全体を覆ってくれるシートカバーを利用するのも一手です。ただし、ハーフカバーは、汚れ方や焼け方にムラがでて、あとから手の施しようがないため、避けたほうがいいです。

モノを大事に使う、長く価値を保つ、という感覚は、この大量生産、大量消費の時代にあっては廃れた考え方かもしれません。しかし、クルマは不動産ではありません。確実に次のオーナーの元に渡り歩いていく商品です。

そう考えれば、自分の都合や事情でクルマにわがままになることが、クルマのためにならない、次のオーナーのためにもならないということがお分かりいただけると思います。

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