自動車保険の加入時に関わる手続きと必要書類とは?【2022年版】

自動車保険

自動車を購入するときに自動車保険の加入手続きをする人も多いでしょう。すでに加入している場合でも変更が発生した際は変更手続きを行わないと補償が受けられないことがあります。

しかし、自動車保険に加入する際や変更手続きを行う際にどのような書類が必要か分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自動車保険に加入する際の必要書類にはどのようなものがあるか、手続きはどのように進んでいくのかについて紹介します。また更新時の必要書類や自動車保険を乗り換える際のポイントも解説しましょう。

この記事を読むことで、自動車保険の加入手続きの流れや必要な書類が分かるため、スムーズな手続きができます。

自動車の購入または、自動車保険の乗り換えを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

Chapter
自動車保険の加入時の流れ
見積もりにはどのような書類が必要になるの?
見積もりを取ったあとの、保険の申し込み方法は?
代理店型の自動車保険を選ぶメリット・デメリット
自動車保険の加入時にはどのような書類が必要になるの?
自動車保険契約後の名義変更や住所変更時に必要な書類は?
自動車保険の更新時の必要書類は?
自動車保険を乗り換える際のポイント
自動車保険の手続きの流れや必要書類を確認しておこう

自動車保険の加入時の流れ

自動車保険に加入する手続きの流れは、保険会社によって細かい違いはありますが、基本的な流れはほとんど変わりません。まず納車前に必要書類を揃えて見積もりを依頼します。見積もりでは、1社だけではなく複数の保険会社に依頼することをお勧めします。補償内容や保険料などを比較し加入したい自動車保険が決まったら、正式に保険会社に申し込みます。

見積もりにはどのような書類が必要になるの?

先ほど解説したように、自動車保険に加入するにあたって自分のカーライフに合った保険を見つけるために複数社に見積もりを依頼します。新規加入の場合は「車検証」と「運転免許証」の2点を用意すれば問題ありません。

また既に自動車保険に加入していて、ほかの保険会社に乗り換える場合はこの2点に加えて「保険証券」も用意しましょう。見積り依頼をするにあたっては、運転免許証の色(ブルーやゴールドなど)・車台番号・車両型式・登録番号などが必要で、「車検証」「運転免許証」「保険証券」の3点のいずれかに記載されています。見積もりを終えたあとは、すぐに加入手続きができるように、契約時の必要書類も揃えておきましょう。

見積もりを取ったあとの、保険の申し込み方法は?

見積もりのあと、申込む自動車保険が決まったら、必要書類のコピーを準備し、申込み手続きを行います。選べる申込み方法は保険会社によって異なり、インターネット上で手続きが終わるものや書類を郵送で提出するものなどさまざまです。

もし納車済みで、急いで自動車保険に加入したい場合、インターネット上で手続きが済むものを選ぶと良いでしょう。インターネット上で手続きが済むものだと最短で翌日から補償を受けられます。時間的な余裕がある人は、電話やメールで希望する補償を伝え、要望に沿った見積もりと申込書を郵送してもらう方法もあります。

代理店型の自動車保険を選ぶメリット・デメリット

インターネットで申し込むダイレクト型自動車保険に対して、代理店を通して保険の契約をする代理店型の自動車保険もあります。

代理店型のメリットは、同じ人が対面で対応してくれることです。保険のことがよく分からなくて、信頼できる人に相談しながら決めたい場合に向いています。

デメリットはダイレクト型に比べて費用が割高になることです。代理店手数料がかかる分、若干高くなります。

自動車保険の加入時にはどのような書類が必要になるの?

自動車保険の加入申込時の必要書類は先ほど紹介した「車検証」、「運転免許証」の2点、もしくはこれに「保険証券」を加えた3点です。これらを用意すれば手続きを済ませることができます。

万が一必要書類を紛失するなどして手元に無い場合は、再発行が可能です。たとえば車検証の再発行に関しては、印紙代300円が必要となります。運輸支局又は自動車検査登録事務所の窓口で申請できますので、紛失していることに気づいたらすぐに再発行の手続きを行いましょう。

自動車保険契約後の名義変更や住所変更時に必要な書類は?

自動車を知り合いや家族に譲って、その自動車の所有者が変わった場合には「名義変更」を行う必要があります。その際、自動車保険の名義変更も行わないと、万が一事故に遭ったときに保険金が支払われない可能性があるので、必ず名義変更を済ませましょう。名義変更の手続きは、車検証のコピーを保険会社に送付するなどの方法がとられます。

また引っ越しをして住所が変わった場合も手続きが必要です。住所変更の場合は住所変更後の車検証を提出しましょう。基本的にこれらの書類があれば問題ありませんが、保険会社によって必要書類は異なるので、保険会社に確認してください。

自動車保険の更新時の必要書類は?

自動車保険の補償を切れ目なく受けるために、保険満期日の前に更新が必要になります。自動車保険の更新時は車台番号などの必要な情報がすでに登録されているため、必要書類はありません。

更新期間は満期2カ月ほど前からの場合が多く、保険会社や代理店から通知が来てから満期日までに手続きをします。この期間中に補償内容の見直しや保険会社の乗り換えの検討などを行いましょう。

自動車保険を乗り換える際のポイント

保険会社によって保険の内容が異なるため、年齢や走行距離、補償内容によっては保険会社を乗り換えた方が保険料を安く抑えられます。保険を乗り換える際のポイントを3つ紹介します。

・見積もり時には満期案内をチェックする
・他社からの乗り換えであることをしっかり伝える
・等級の引き継ぎ期日を確認しておく

見積もり時には満期案内をチェックする

現在加入している保険の満期が近づくと満期案内が送られてきます。満期案内は満期日のお知らせと更新の手続き方法などの案内です。満期日を過ぎてしまうと事故の際の補償がなくなってしまうので、満期日の前に手続きをします。

乗り換えを考えている場合も満期日の前に手続きが必要なため、見積もり時は満期案内を確認してください。

他社からの乗り換えであることをしっかり伝える

乗り換え先の保険会社が決まったら、新しく契約する保険会社または保険代理店に他社からの乗り換えであることをしっかり伝えましょう。そうすることで、等級の引き継ぎなど、保険会社間で必要な手続きを済ませてくれます。

自動継続の特約を付けている場合、現在契約中の保険会社にも連絡を入れます。解約の連絡を入れないと契約が自動で更新されます。その場合、自動車保険は重複して加入できないため、新しく契約したい保険に加入できません。

等級の引き継ぎ期日を確認しておく

事故歴に応じて割引率を決定する等級制度は各保険会社で共通の制度です。そのため、自動車保険の乗り換えの際は前の契約での等級を引き継ぐことができます。ただし、きちんと引き継ぐためには注意が必要です。

等級を引き継ぐためには前の契約と新しい契約の間が7日以内でなければいけません。8日以上空いてしまうと等級は引き継げません。事前に引き継ぎ期日を確認して、等級の引継ぎができるようにしましょう。

自動車保険の手続きの流れや必要書類を確認しておこう

自動車保険の加入や乗り換えの際は、複数の保険会社で見積もりを行い、比較検討すると自分に合った保険を選べます。加入時に必要な「車検証」「運転免許証」の2点に加えて乗り換え時は「保険証券」を用意して、見積もりから手続きをしていきましょう。

必要書類と手続きの流れが分かっていると安心して契約にのぞめます。スムーズに契約することで保険の空白期間が発生しないように心がけましょう。

藤 孝憲|とう たかのり

日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー。企業に属さない中立公正なファイナンシャルプランナーとして、2006年に独立。保険商品や住宅ローンなどの金融商品の選び方を中心に情報発信しています。保険分野については、約30社の生損保商品を販売していた元保険募集人としての経験や情報を生かした執筆をしております。保険商品は難しいかもしれませんが、複数の商品を比較して初めてそれぞれの商品の特徴が浮かび上がります。記事を通して、商品選びの参考になれば幸いです。

【保有資格】
CFP®、宅建士(未登録)、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、エクセルVBAエキスパート

藤 孝憲

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