【追加】自動車保険の「年齢条件」って何?保険料をかしこく抑える方法を紹介!【2022年版】

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「自動車保険の年齢条件って何?」
「年齢条件を設定するために大事なポイントはある?」
「どのような人が年齢条件の範囲となるの?」

このように自動車保険を契約する時に、保険料に差が出てくる年齢条件について知りたいという方は多いのではないでしょうか。

この記事では年齢条件がどのようなものなのかや、範囲の対象となる人についてなどを紹介しています。年齢条件の範囲外の人が事故を起こしてしまうと保証されない可能性があることも知っておきましょう。

この記事を読むことで、年齢条件について理解でき、その時々のライフスタイルに合わせて見直し、補償が受けられるようになるでしょう。

安心して車に乗るためにも年齢条件について詳しく知っておきましょう。

Chapter
自動車保険の「年齢条件」の基礎知識
年齢条件の範囲外でも保証される人もいる
自動車保険の「年齢条件」を設定する際のポイント3つ
自動車保険の「年齢条件」で保険料を安く抑えるためには?
年齢条件は簡単に見直しや変更手続きが可能
年齢条件の変更手続きを忘れてしまったらどうなる?
自動車保険はライフスタイルに合わせた年齢条件で契約しよう

自動車保険の「年齢条件」の基礎知識

保険会社では「全年齢」、「21歳以上」、「26歳以上」、「30歳以上」のような年齢条件を設けています。

損害保険算出機構によると、対人賠償保険の場合、26歳以上(30歳未満から70歳以上の6区分)のリスク較差は約1.34倍ですが、全年齢・21歳以上・26歳以上の3区分によるリスク較差は約3倍あります。

一般的に若年運転者や高齢運転者のリスクがほかの年齢層に比べて高いためで、年齢条件がなければ、若年者や高齢者の保険料はリスクの割に安くなり、そのほかの年齢層の保険料は割高になってしまいます。そのためリスクに応じた合理的な保険料になるよう年齢条件が設けられています。

なお実際には高齢運転者のリスクは高いものの、すべての年齢条件区分に高齢者層が含まれていますので、若年運転者のリスクのみを考慮した区分になっていることがわかります。

このような年齢条件は、運転者の範囲(本人限定や限定なしなど)とあわせて、運転者の属性を絞り込むほど保険料は割安となります

年齢条件の範囲外でも保証される人もいる

自動車保険年齢条件は、設定している年齢条件に当てはまらなくても補償される場合があります。

同居の子どもは年齢条件に当てはまる年齢でなくてはいけませんが、別居していると年齢条件より年齢が下であっても補償されます。これは別居の親族なども同じ扱いになるのです。

しかし、家族限定などの運転者を限定する設定があれば、こちらの条件が優先されるため、別居の子どもや親族が運転する場合は注意しなければいけません。

自動車保険の「年齢条件」を設定する際のポイント3つ

年齢条件を設定する際は安いからと主に運転する人の年齢だけで設定してはいけません。運転する可能性がある人達の年齢に合わせて設定しましょう。

運転者が本人しかいなければ、区分が切り替わる際に気をつければ問題ありませんが、運転する人の区分が変わるタイミングを毎年、確認して設定するとよいでしょう。

年齢条件の設定をする時のポイントを3つ紹介します。

1.運転者の年齢が若い人に合わせる

年齢条件は同居している家族のうち、年齢が若い運転者に合わせて設定しますが、運転者の範囲は別居している既婚の子や離婚した子も友人と同様、「家族」に含まれないため注意が必要です。

比較検討する際には、保険会社ごとに「同居」や「未婚」の定義についても確認しておくと良いでしょう。

2.年齢条件は毎年確認する

運転する人が変わっていなくても年齢は毎年変わっていきます。年齢条件の区分が変わるだけで保険料に差が出てくるため、年齢条件は毎年確認するようにしましょう。

特に年齢が若い間は事故を起こす可能性が高いため、保険料も高く設定されています。そのため、高い保険料がかかる年齢を過ぎたら年齢条件の変更をしておかなくては、そのまま高い金額を払うことになってしまうのです。

3.家族の成長や環境の変化に合わせて見直す

これまで夫婦で運転していた車を子どもも運転するようになれば、年齢条件を下げる変更しなければいけません。逆に、これまで子どもも運転していた車が子どもの結婚などで、夫婦のみが運転するようになれば、年齢条件を上げて保険料を安くできます。

このように家族の成長や環境の変化で年齢条件を見直すことは大切です。運転する人の状況に合わせて補償してもらい、保険料を安くするためにも定期的に見直しをしましょう。

自動車保険の「年齢条件」で保険料を安く抑えるためには?

一般的に「全年齢」や「21歳以上」など若年者層を含めると保険料は割高となりますが、年齢区分を意識してこまめに変更すれば保険料が抑えられることもあります

たとえば子が車を使わなくなったら年齢条件を「30歳以上」に設定すれば、保険料は割安となります。「何となくそのまま」継続すると無駄な保険料が発生することになりますので、保険料をおさえたい人は状況の変化に応じて契約内容を確認するようにしましょう。ただし設定した年齢条件から外れた人がその自動車を運転した場合には、万が一の事故の際に保険金が支給されないため、少しでも運転する可能性があれば年齢条件の基準にしておくと安心です。

また年齢条件の区分は保険会社により異なることがあります。40歳の運転者であれば、「30歳以上」よりも「36歳以上」の区分の方が、保険料は安くなる可能性があります。ただ保険会社によって補償内容などほかの条件にも違いがあるため、年齢条件だけで保険料を判断するのは難しいかもしれません。

 

年齢条件は簡単に見直しや変更手続きが可能

保険期間中でも誕生日を迎えたり、環境の変化があったりなどで年齢条件を変更するのは簡単にできます。

保険会社によって見直しや変更の仕方は違いますが、ホームページ上で簡単に変更できる保険会社もあります。ホームページでは心配だという方は、担当者に連絡をして変更してもらってもよいでしょう。

条件が変わったらすぐに相談しましょう。

年齢条件の変更手続きを忘れてしまったらどうなる?

年齢条件が変わったのに手続きを忘れてしまうと、年齢条件の範囲外の方が事故などを起こした時に補償が受けられなくなってしまいます。

そのため、結婚して家族が増えたり、自動車保険の期間中に子どもが運転するようになったりした時は年齢条件の変更を忘れないようにしましょう。

保険会社によっては変更手続きを忘れてしまっても条件を満たしておけば補償が受けられることがあります。変更の可能性がある時はこのようなオプションなどをつけておくのもおすすめです。

自動車保険はライフスタイルに合わせた年齢条件で契約しよう

自動車保険の年齢条件はある程度の年齢の方であれば、保険料が安くなるお得な条件です。

しかし、結婚や子どもの成長などのライフスタイルの変化がある時は細かく条件を確認しなければ、高い保険料を払うことになったり、必要な補償が受けられなくなったりしてしまいます。

契約更新の時期ではなくても、ライフスタイルに変化があった時は忘れずに変更するようにしましょう。

藤 孝憲|とう たかのり

日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー。企業に属さない中立公正なファイナンシャルプランナーとして、2006年に独立。保険商品や住宅ローンなどの金融商品の選び方を中心に情報発信しています。保険分野については、約30社の生損保商品を販売していた元保険募集人としての経験や情報を生かした執筆をしております。保険商品は難しいかもしれませんが、複数の商品を比較して初めてそれぞれの商品の特徴が浮かび上がります。記事を通して、商品選びの参考になれば幸いです。

【保有資格】
CFP®、宅建士(未登録)、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、エクセルVBAエキスパート

藤 孝憲

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