私と愛車のSTORY 〜あなたの車との思い出は何ですか〜

私と愛車のSTORY 〜あなたの車との思い出は何ですか〜

初めて購入した車、家族と出かけた時の車、恋人とデートした時の車…車には人それぞれ様々な思い出があります。あなたは愛車とどんな思い出がありますか?

通勤、買い物、レジャーなど…大人になれば必然的に車が必要な場面は多くなってくる。私の周囲でも車を持っている人はもちろんたくさんいる。しかし、ほとんどの車は、家族が乗れるようにと大型のミニバンや、少しファッション性を気にする人はSUVなどが多い。中には独身にもかかわらず、7~8人乗りの車を乗り回している人もいるくらいだ。便利で快適な移動空間というのが車の醍醐味だが、友人が購入したスポーツカーに乗ってその考えは覆されることとなった。

寡黙な父は、普段めったに優しさを見せない。そんな父のことを思うとき、いつも傍らにあのクルマがあった。

以前にも書いた記憶があるが、僕は22歳の新入社員のタイミングでロレックスのコスモグラフ デイトナを購入し、2年目でベルベストのジャケットやグッチのスーツ、流行りのクロケットアンドジョーンズの靴などを買い続けてきた。それは、自己プロデュース的な意味合いもあるが、客観的に自分を見ると他人への嫉妬心のような部分が多分にある。24歳になり、ポルシェ ボクスター981(2015年モデル)を買っても、どこか満足しない。信号待ちで隣に911やフェラーリが止まると、悔しさや恥ずかしさが混じった何と表現したらいいかわからないカオスな気持ちになる。

今日は愛車とお別れの日。ディーラーが引き取りにきた。何度経験してもセンチメンタルになってしまう…。ことさらこのクルマは特別だった。その美しいボディ、フロントマスクは私を責めているようにも見えて、余計…胸が痛んだ。

30代に突入。子供も二人目が生まれ、仕事もまあまあ順調。なんというか絵に描いたような無難な生活。でもこれでいいのか。本当は他に望む事がいろいろあったハズ…自問自答し矛盾を抱えながらも日々のやりすごす自分がいた。そんな時、深夜TVで昔のラリー映像を見たんだ…。

現在のクルマは、やや大きくなりすぎた。と思うのだ。1人で乗っているフルサイズセダンなんて、日本の道路事情では無駄の極み。それでも大きなクルマに乗りたい理由は、見栄かプライドか。やり手のディーラーマンの術中にハマったか。そこで、ボクが初めて所有したミニの話をしようと思う。

季節は秋。仕事終わりの肌寒い夜、ライダースを羽織り、ブーツをコツコツと鳴らしながら、ふと空を見上げると、小さな星がキラキラ輝いていた。「そういえば夏に星空キャンプに行ったなぁ。」9月初旬、仲良しな男女8人で日本一星空が綺麗な場所と呼ばれる長野県の”阿智村”へ行ったことを思い出した。そう、あのキャンプによって私の生活が少しだけ変わったのだ。

思いきり背伸びをして何かを手に入れたりすることが多い。ファッションでいえば、僕は中学1年生の頃に"裏原系”のブランドのジーンズやスウェットに数万円を費やしたり、新卒でサラリーマンとなって新品で購入したロレックスのコスモグラフ デイトナなどだ。一見、馬鹿げているようだが、それを身に着けたときの高揚感は、自分をどこか別世界、いや別の一人の人間にさえしてしまう。これは体験したことのある人にしかわからないだろう。周りと異なる世界を感じることが増え、自分が自分ではなくなると感じることが増える。均質化していく世界でアイデンティティを確立するには、そのようなことの連続が必要だろう…。

季節の変わり目になると愛車を走らせ、行きたくなる場所、"ザ・プリンス 箱根芦ノ湖”。特別な想い出があるわけではないが、つい行きたくなってしまう場所はあると思う。9月下旬に両親をつれて、ランチに行った。