高級サスペンションメーカー『オーリンズ』は何がすごいのか?

オーリンズ

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クルマ好き、バイク好きなら、青地に黄色文字の「オーリンズ」のマークに、キュンとするのではないでしょうか?筆者もこのマークを見るたびに、キュンとしてしまいます。そんなみんなの憧れ「オーリンズ」のすごさを説明していきましょう。
Chapter
「オーリンズ」ってどんな会社?
そもそもなぜショックアブソーバーが大事なのか?
「オーリンズ」の競合メーカーは?
「オーリンズ」の実績がすごすぎる!
誰でもでもわかる「オーリンズ」のすごさ!
まとめ

「オーリンズ」ってどんな会社?

1976年、ケント・オーリンがスウェーデンの首都ストックホルム北部に設立した会社です。現在約200名の従業員がおり、すべてのプロダクトの開発・製造はスウェーデンの施設で行われています。
スウェーデン以外に、北米圏をカバーするために「オーリンズ USA ノースカロライナ」、ニュルブルクリンク近くのテクニカルセンター「オーリンズ ディストリビューション&テクニカルセンター ニュルブルクリンク」などがあります。
メインプロダクトは、みなさんもご存知のとおり、サスペンションの構成要素のひとつの「ショックアブソーバー」です。それ以外に「ステアリングダンパー」なども扱っています。
ちなみに、青地に黄色文字の「オーリンズ」のマークは、スウェーデンの国旗が元になっています。

そもそもなぜショックアブソーバーが大事なのか?

ショックアブソーバーを構成するパーツは簡単に説明すると「スプリング」と「ダンパー」があります。
「スプリング」が路面からのショックを吸収し、「ダンパー」は、中にオイルが入っており、「スプリング」の振動を抑える役割を持っています。
ショックアブソーバーの基本的な性能は「ダンパー」の性能に大きく影響されます。フリクションなく、熱の影響も受けず安定して動作する、これらが大事です。

MotoGP等のレーサーは、例えば、フロントサスペンションのインナーチューブにすごいコストをかけてピカピカな鏡面加工を施し、フリクションが最小限となるようにしたりしています。
一方で、市販車標準のショックアブソーバーはあまりコストをかけることができず、乗り心地が悪くなるなど、よくない影響が出ることも。
なので、市販車でもショックアブソーバーを高性能なものに交換するだけで、乗り心地がよくなるなど、よい影響が出るのです。

「オーリンズ」の競合メーカーは?

世界的に見て、ショックアブソーバーメーカーで有名なところは下記あたりでしょうか。市販車に標準で採用されているものから、チューニングやレース用のものまで各社様々なショックアブソーバーを提供しています。

「ビルシュタイン」(ドイツ)
「ショーワ」(日本)
「KYB」(日本)
「ザックス」(韓国、ドイツ)
「クアンタム」(イギリス)
「ナイトロン」(イギリス)

「オーリンズ」の実績がすごすぎる!

バイクレースの最高峰MotoGPに参戦しているワークスチーム、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドカティすべてがここ数年、フロントフォークもリアのショックアブソーバーも「オーリンズ」を採用。
ライバルを出し抜くことで勝利を目指すレースの世界で、競合の参入を許さず、みんなが「オーリンズ」を使い続けている、この実績が「オーリンズ」のすごさを物語っています。
それともうひとつ、設立2年目(1978年)でモトクロスの世界選手権で、「オーリンズ」のショックアブソーバーを装着したKTMが優勝しているのです。2年目ですごいですね!

誰でもでもわかる「オーリンズ」のすごさ!

ショックアブソーバーを含むサスペンションは、我々には、その良し悪しを感じにくく、交換してもなかなかその効果を感じることは難しいかなと思いますよね(特に4輪だと外からも見えないので、ドレスアップ効果も薄いですしね)。

ですが、筆者は過去に「オーリンズ」の効果を味わったことがあります。
以前乗っていたハーレー標準のリアショックアブソーバーが固く、突き上げがひどく、乗り心地が非常に悪かったので、「オーリンズ」の一番ベーシックグレードのショックアブソーバーに交換しました。
交換後の初乗りで、いきなりその効果を実感することができました。突き上げが「ゴツン」から「コン」となる程に軽減され、乗り心地がかなり改善されました。
普通の人でも、車種専用設計なのでDIYで交換ができ、さらにその効果を簡単に実感できる、これが「オーリンズ」の本当のすごさと感じました。

まとめ

日本の輸入元カロッツェリアジャパンのサイトに、オーリンズを選ぶ5つの理由が載っています。

1.豊富なラインナップ
2.幅広い調整範囲
3.高品質・高精度
4.外観美よる所有感
5.耐久性及び拡張性

実際に「オーリンズ」を装着した筆者としては、本当にこの通りだと思います。
高価なパーツですが、機会があれば試乗、お金に余裕があれば交換してみてはいかがでしょうか?

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