『コンパクト×直6ターボ』370馬力を発揮するBMW M2の魅力とは?

最新のMモデル

無題

現在の2シリーズには、1シリーズから派生したFR 2ドアクーペ&カブリオレと、新しいFFシャシーからなるアクティブ ツアラー&グラン ツアラーが存在しますが、M2はもちろん前者のFRクーペをベースにしたハイパフォーマンスモデルです。

注目のエンジンはM3/M4にも搭載される3リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ。最高出力272 kW(370ps)、最大トルク465Nm(47.4kgm)という数値は、M3/M4の317kW(431PS)、550Nm(56.1kgm)に比べると若干ディチューンされているものの、最大トルクはオーバー・ブースト機能により一時的に500Nm(51.0kgm)まで引き上げられるというから、圧倒的な動力性能を実現する強心臓と言って差し支えないでしょう。

コンパクトサイズが魅力

同じような高性能エンジンを搭載し、駆動方式も変わらずFR。そうなるとコンパクトなボディを持つことが、兄貴分とのキャラクターの違いを生み出すカギとなるに違いありません。

M2の全長4475mm、全幅1855mm、全高1410mmというボディディメンジョンは、同じ2ドアクーペスタイルのM4より25mm背が高いけれど、210mm短く、10mm狭いという値。また、ホイールベースは2810mmのM4に対してM2は2695mm。車両重量は同じ7速DCTドライブロジックモデル同士で比べれば、M4:1640kg、M2:1580kgと60kgの差があります。

BMWのクルマづくりの文法に則って50:50という理想的な重量配分を実現し、ベースモデルよりフロント70mm、リア65mmも拡大したトレッドを持ったM2ですから、卓越した運動性能を有していますが、操る楽しさをさらに鮮やかにするものであることは想像に難くありません。

BMWはスーパーカー世代には懐かしい2002ターボや、初代E30 M3のイメージを重ね合わせてその魅力を紹介していますが、そこまで小さくはないにせよ、E36やE46のM3を思い出させる「ほどよい大きさ」は、シャープなドライビングフィールを強く印象づけることでしょう。

後輪に近い着座位置

もうひとつ、M2とM4を真横から眺めて比べると気づくことがあります。2台はBピラーより前側はほぼ一緒のようなイメージで、M2はM4のドアから後ろを切り詰めたようなプロポーションを持っています。

つまり、M2は後輪がドライバーの近くにあるということ。これはドライバーがクルマの挙動を感じ取りやすく、それがドライビングプレジャーをさらに濃厚なものにしてくれるはず。身体にフィットする仕立てのよいスーツに袖を通したときのように、BMW M2は爽やかな一体感でドライバーを虜にするのです。

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