東京は「東」、大阪は「大阪」。車の封印って1文字と2文字どっちが多い?

なぜ封印は白ナンバーにあって、黄色ナンバーにない? 

ナンバープレート

車を洗車中に、ナンバーの裏側部分も洗おうとしたのに、封印があってナンバープレートが外せなかった…そんな経験はありませんか。

封印をする目的は、ナンバープレートを外せないようにすることです。ナンバープレートの盗難や自動車の盗難を防止するために、あの封印はあるのです。ところが、黄色の軽自動車には封印がないのをお気づきでしょうか?

実は封印は、財産(動産)である自動車を登録(所有)者のものであることを、国(国土交通省)が保証している証拠なのです。自動車のナンバープレートは正式名を「自動車登録番号票」といい、個々の財産の所有者が誰であるかを示した登録番号というわけです。

一方、軽自動車は財産として認められていません。財産でないため、新車登録時や名義変更時に必要な書類も少なく、手続きに必要な手数料も安いわけです。そして黄色ナンバーは「車両番号票」といい、車両を識別するための番号に過ぎないので、封印はないのです。

ちなみに封印は、道路車両運送法施行規則第8条によって、その取り付けが義務づけられています。仮に、誤って破損したり、外れてしまったとしても、運輸支局に持っていけば再度取り付けをしてくれます。また、仮に東京に住んでいても、どこの道府県の運輸支局、自動車検査登録事務所でも封印を取り付けることが可能です。

もし封印をしないままで車を走らせた場合は、50万円以下の罰金に処せられますので、くれぐれもご注意を。

封印の漢字はなぜ1文字と2文字があるのか

封印

さて、封印が動産である自動車の所有者を保証する証明であることはお伝えしましたが、あの中の漢字は何を示しているのでしょうか。

それは自動車の登録手続きを行った、運輸支局の場所を示す漢字が刻印されています。例えば、東京なら「東」、名古屋なら「名」と打刻されています。ところが、大阪の場合は「大阪」と二文字が打刻されています。これはどうしてでしょうか?

2018年2月現在、日本全国には自動車の登録できる運輸支局が53カ所あります。この53カ所の支局で、それぞれの居住区域(使用本拠)の担当が決められています。例外としては、あまりに人口が多かったり、担当地域が広い場合は、複数の支局、さらには下に自動車検査登録事務所が設けられています。

例えば東京の運輸支局は品川ですが、自動車の台数が多いので、練馬、足立、八王子、多摩の自動車検査登録事務所があります。ただし、この事務所は東京運輸支局の管轄下になるので、封印はすべて東京を示す「東」になります。

一方で北海道は、運輸支局が札幌や函館など7カ所もあり、封印には道名ではなくそれぞれの地名を刻印しています。そのため全国にある封印は、53種類ということになります。

さて話を戻しましょう。では、その53種類の中に、漢字1文字と2文字があるのはどうしてでしょうか。勘のいい方は、もうお分かりですね。日本全国には、頭の漢字が同じという府県が14あるのです。

例えば、「大阪」と「大分」は頭が同じ漢字です。「山形」「山梨」「山口」も同じですね。これら地域は誤認しないように、2文字になっているわけです。そのため、1文字の封印の方が圧倒的に多いということになります。

ちなみにトリビアですが、ナンバープレートの地名漢字の書体がそれぞれ違うように、封印もまた都道府県で書体がまるで異なっています。兵庫の「兵」という字は、非常にユニークな書体になっています。今後は、そんなところに注目して見てみると、ナンバープレートも意外と楽しめるかもしれませんね。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

     
アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives