豹、大蛇、コウモリなど…動物の名前がついた車8選 part2

その①:デ・トマソ・パンテーラ

デ・トマソ・パンテーラ GTS

スーパーカー世代には、堪らないデ・トマソ・パンテーラ。パンテーラはイタリア語で「豹」の意味です。

その生い立ちは、フォードがブランドイメージ向上のために”GT40のイメージを踏襲したスポーツカーをつくる”というコンセプトがスタートだったそう。1971年から1994年頃まで、進化しながら生産されていた長寿モデルでもあります。

グラマラスなイタリアンデザインに豪快なアメリカンV8エンジンを搭載したパンテーラは、5.8リッターの水冷V型8気筒OHVエンジンをミドに搭載、最高出力330ps、最大トルク45kgmを発揮していました(初期モデル)。

ボディはモノコックで、その背後にエンジン+トラスミッションを縦置きで搭載。さらにサスペンションは、前後ダブルウィッシュボーンとするなど、その成り立ちはレーシングカー然としたもので、現在でもマニア垂涎のモデルです。

その②:ランチア ハイエナ

筆者がイチオシしたいのが、ランチア ハイエナです。「ハイエナ」は言わずとしれたアフリカ大陸などに生息するネコ科の動物のこと。

ランチア最大のヒット作といえば、WRCを席捲したデルタ HF インテグラ―レを思い浮かべる方は多いはず。その最終進化形デルタ インテグラ―レ エヴォルツォーネのコンポーネントを流用し、イタリアのカロッツェリア・ザガートが1993年に発表したモデルが、ランチア ハイエナです。

デルタのエンジン、過給を見直し、最高出力は210psから250psにパワーアップ、さらに150kgもダイエットを図り、潜在能力ではデルタをはるかに上回るハイエナは、25台のみの生産に終わったとされている希少車。日本にも数台、生息しており、イベントなどで見かけることがあります。

その③:シボレー インパラ

1966 シボレー インパラSS

シボレー インパラは、1958年に初代モデルが発表されて以来、現在でも生産されている長寿モデル。一見、シカのようにも見えるインパラですが、動物学的にはウシ科に分類される偶蹄類だそうです。

長い歴史を持つインパラで、一番人気なのは、米ドラマ「スーパーナチュラル」で主人公ディーンが駆った4代目モデル(1965〜1970年) かもしれませんね。大排気量、V8エンジンのアメリカンマッスルモデルでしたが、最新型にはマイルドハイブリッド仕様も用意されているのも時の流れを感じさせます。

その④:オペル・マンタ

オペル マンタB

ドイツのブランド、オペルには、マンタという名前がありました。正確には、オニイトマキエイという名前で、マンタ(MANTA)は世界的な通称です。

自動車のマンタは、1970年に発表されたスペシャリティーカーで、ラリー好きには80年代のグループB仕様などが印象に残っているのではないでしょうか。名手アリ・バタネンや、天才ヘンリ・トイヴォネンもドライブした伝説的なモデルです。

現在でもニュルブルクリンク24時間耐久レースに(特例で)出場しているほど、モータースポーツシーンでも愛されているモデルなのです。

その⑤:三菱 ミラージュ ディンゴ

三菱 ミラージュ・ディンゴ

最初に断っておきますが、この三菱のディンゴは、オーストラリア大陸に生息する野犬の”ディンゴ”が由来ではないのだそう。三菱のダイアモンドの「D」と、当たりの意味の「BINGO」を掛け合わせたものなのだとか。しかしスペルも語感も、完全に野犬のディンゴを想起してしまうのと、その不思議な由来で加えておきました。

1999年から2002年まで生産されたミラージュ ディンゴは、ミラージュのプラットフォームではなくわざわざ新開発のプラットフォームを採用しており、1999年当時、三菱がまだ元気だったことをうかがわせます。

しかし2000年7月に発覚した三菱の一連のリコール隠し事件により、三菱自動車の販売が著しく低下、このディンゴも短命モデルになったのでした。

その⑥:ミツオカ 大蛇(オロチ)

説明不要、大蛇=オロチです。2007年~2014年に生産されたこのモデルの特筆すべき点は、やはりその特異極まりないアピアランス。まさに異形の大蛇を想起させるものですね。

光岡自動車は、既存の車種の外観や内装をリノベーションしてモデルをつくるメーカーで知られていますが、この大蛇のみ、フレーム、エクステリアを完全オリジナルで作成しています。

エンジンはトヨタの3MZ-FE型3.3リッターV6エンジンの供給を得て、最高出力172kW(233ps)/5,600rpm、最大トルク328Nm(33.4kgm)/4,400rpmというスペックになっています。

スーパースポーツカーとして見ればエンジン性能は並のレベルですが、迫力ある姿はメーカーのロマンすら感じます。

その⑦:ポルシェ ケイマン

ポルシェ 718 ケイマンS

2005年から生産の続いている、ポルシェ ケイマンも動物が名称になっているモデル。由来は、アリゲーター属の爬虫類であるケイマン(Caiman)なのだそうです。言われると、ワニのような姿にも見えますよね。

2015年に発表された現行モデルではこれまでの水平対向6気筒エンジンから水平対向4気筒ターボエンジンとなり、また排気量も2.0Lへとダウンサイジングされています。

ポルシェのエントリーモデルとしても人気のある1台です。

その⑧:ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニのモデルは日本人にとって発音しにくい不思議な名前のモデルが多いのですが、2001年~2010年までフラッグシップモデルを務めたムルシエラゴは、スペイン語で「コウモリ」の意味なのだそうです。

このムルシエラゴは、ランボルギーニがアウディ傘下となった最初のモデルですが、まだ独自色を残したモデルとなっていたようです。

パワーユニットは6.2L V12(最高出力 580hp、最大トルク66.3kgm)、6.5L V12を搭載したLP640(最高出力は640hp)が用意されました。

コウモリというには猛々しくまた大柄ですが、4,099台生産され多くのマニアに愛された1台でした。


まだまだ調べれば動物を車名にしたモデルは出てくると思います。あなたは、いくつ知っていますか?

パンダやライオンなど…動物の名前がついた車8選 Part1

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