ウインカーの点滅速度って変えてもいいの?

車線変更 ウインカー

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路駐や信号待ちで複数台がハザードをたいていると、その点滅する速度にバラツキがあることに気付きます。じつは、車のウインカーが点滅する速度は、車種や年式によって違っています。ということは、ウインカーの点滅速度を任意で変えても、問題ないということなのでしょうか?
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ウインカーとは?
ウインカーの点滅速度は変えていいの?

ウインカーとは?

私たちがウインカーと呼んでいるランプの正式名称は「方向指示器」です。カタログや整備書では、ターンシグナルランプやターンランプと記載されることもあるウインカーは、右左折や車線変更をする際、周囲にこちらの意思を知らせるために重要な役割をはたしています。

日本国内におけるウインカーランプはオレンジ色で統一されていますが、1973年以前までは特に規定がありませんでした。過去には赤色や白色のウインカーが用いられていたこともあります。ちなみにアメリカでは現在も赤いウインカーが認められており、ブレーキランプと兼用になっている車種も多く見られます。

ウインカーが一定の速度で点滅することは世界共通。点滅の制御には、リレーというパーツが使われています。2014年10月の保安基準の改訂により普及が進んでいる流れるウインカー(シーケンシャルウインカー)にもリレーが用いられています。

では、ときおりやたら速く点滅するウインカーを見かけることがありますが、ウインカーの点滅する速度は、好き勝手に変えても良いのでしょうか?

ウインカーの点滅速度は変えていいの?

ウインカーの点滅速度は、車種によって点滅速度が異なっていることは最初にお話しました。しかし、道路運送車両法の保安基準では「毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること」と定められています。

この規定内であれば、車検に通ることになります。街中でたまに見かける、高速で点滅するウインカーのほとんどは球切れによるもので、ドライバーにウインカーの球切れを知らせています。

簡単に説明すると、フロント、サイド、リアにあるすべてのウインカーランプを点灯させる電流と、どこかひとつでも球切れを興した場合の電流の値が変化することで、通常よりも速い速度で点滅します。これをハイフラッシャー(ハイフラ)といいます。

この現象は、通常のバルブを消費電力の小さいLED球に交換したときにも起こります。

このハイフラッシャー状態では点滅速度が早すぎるため、保安基準を満たすことはできません。なかにはハイフラの状態がカッコいいと考えているドライバーもいるようですが、整備不良に当たりますので注意しましょう。

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