安全そうに見えて一番危険!? 都会でも発生するブラックアイスバーンとは?

ブラックアイスバーン

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2018年の冬は世界各地で寒波に見舞われています。日本も例外ではなく、全国で例年を越える降雪が確認されました。

本稿執筆時、東京では大部分の雪が溶けていますが、外気温は10度以下。風が吹けば体感温度は、氷点下以下になることもあります。

こんなときに気をつけたいのが、ブラックアイスバーンです。
Chapter
ブラックアイスバーンとは?
ブラックアイスバーンがありそうな場所
ブラックアイスバーン対策は?

ブラックアイスバーンとは?

ブラックアイスバーンのブラックには、目に見えない』『知覚できない』といった意味があることはご存知かと思います。そのアイスバーンなので、わかりづらく目立ちにくい凍結路ということです。

具体的には、路面が薄く凍結し、アスファルトの色(黒)が透けて見えている、一見、水で濡れた路面に見える凍結路です。

多くは、乾いた路面が続くなかわずかな箇所だけが凍結していたり、交差点の塗装部付近だけが凍結しているなど、部分的な凍結で、ドライバーには見つけにくく、そのまま通行するとクルマは突然スリップを起こします。

雪が溶けたものの気温や風が冷たい天候下でこそ気をつけたい現象が、ブラックアイスバーンなのです。

ブラックアイスバーンがありそうな場所

ブラックアイスバーンは、見た目にわかりづらい凍結路や溶け残った凍結路です。雨道のように見える見た目にわかりづらい凍結路が発生するのは、前夜の冷え込みが氷点下であった場合など。路面の露やわずかな降雪が溶けてできた水分などが凍結し、道路の広い範囲が濡れて見えます。

溶け残った凍結路が存在するのは、水分があり、冷たい風が強く吹き、太陽光に照らされにくい場所です。高速道路なら橋の上や高架など高い位置にある道路や、山間部のトンネルの出入り口付近が危険です。つまり路面の高さが一般道と比べて著しく高い場所は、ほぼすべてブラックアイスバーン要注意箇所と言えます。

都会なら橋など高架道路、トンネル付近に加えてビル風が吹き、太陽光が差し込みづらいビルの谷間、白線が滑りやすい交差点、日陰になりそうな幹線道路から裏道への曲がり角、水分が溜まりやすい建築物寄りの路側帯や歩道や駐車場への出入り口、融雪剤や滑り止め剤を使用した後の水分が多い路面などにブラックアイスバーンが存在する可能性があります。

ブラックアイスバーン対策は?

ブラックアイスバーン対策は、慎重な運転に尽きます。具体的には以下の通りです。

●アクセル操作はじわじわゆっくりと。
●ATはスノーモード、MTは2速で発進。
●ブレーキはロックさせないよう数回に分けて、停止位置より早めに踏む。
●急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど「急」とつく運転は厳禁。
●スタッドレスやタイヤチェーンの装着は必須。
●雪道のカーブは例え凍結していなくても、ゆっくりと通貨する。
●交差点内に停車しない。
●右左折は速度を十分に落として慎重に。
●心と時間にゆとりを持って運転する。

スタッドレスタイヤは愛車の対応サイズ内で、なるべく幅の細いものを選択しましょう。装着タイヤが細ければ駆動力の伝達も限られるので、凍結路での滑りも低減されます。
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