カムリ、ハイラックス、シビックなど…逆輸入車のメリット・デメリットとは?

逆輸入車のメリット

スズキ バレーノ

海外で生産する意義と言えば、なんと言っても低コストであることでしょう。人件費が安いのはもちろんですが、それ以上に「一番売れる地域で作ることで、全体の輸送コストをミニマムにできる」というメリットがあります。

クルマにかかるコストは開発から販売までさまざまな種類がありますが、車体に直接関係のない輸送コストが多大にかかるようでは販売競争力を維持できません。逆に、そこで利益を確保できれば、日本市場のように需要の少ない地域でも販売を継続できるわけです。

さらに得られる利益が大きくなれば、品質向上にもあてることができますから、まさに一石二鳥なのです。

ユーザーにとっても、無理して国内生産する車よりは同じ価格でより品質の高いクルマを手に入れる事ができるというわけで、事実インド製のスズキ バレーノも、最新の1リッターダウンサイジングターボを搭載した軽量活発な走りと、コストダウン感の無い内装が売りになっています。

逆輸入車のデメリット

一方、逆輸入車は、生産国の国のイメージがつきまといます。

かつてスペイン製のミストラルや米国製のアコードワゴンがヒットした話を書きましたが、それらは”その国で作られたこと自体が価値になる(すくなくともマイナスイメージにならない)”ことが要因でした。

しかし、東南アジア製やインド製となれば、話は変わってきます。誰かに説明する時に「え~〇〇製なの、大丈夫?」と言われてしまったり、自分自身でもどことなく感じる国産品への安心感へと、先進国以外で生産された製品への不信感があるわけです。

おまけに、もっとも需要のある国に合わせたデザインが日本人好みでは無いというケースもありますから、なおさら手を伸ばしにくくなるのです。

実際には、国産にこだわった結果としてかえって品質を落とさざるを得ないようなケースもあるので、メーカーとしては時間をかけて説得力をつけていくしか無いでしょうね。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

     
アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives