なぜ昔のミニバンは片側にしかスライドドアがついていなかったのか?

日本におけるミニバン第1号は?

ダットサン キャブライトバン

※画像はダットサン キャブライト バン

ミニバンという言葉はもともとアメリカから輸入されました。アメリカにはシェビーバンやダッジバンなどのフルサイズ(全長5.7m、全幅2m、全高2m前後)バンがあり、それよりひと回り小さいサイズを指します。

シボレー アストロやダッジ キャラバンがそれで、日本車でいえば、マツダ MPV、日産 セレナが元祖国産ミニバンになりますが、国内では、1964年に登場したダットサン キャブライト ライトバンが国産ミニバンの最初と言われています。

そのミニバンの魅力といえば、なんといっても広い室内。3列シートで6〜8名乗車で、フルフラットにして車中泊を楽しむことも可能。さらに、シートをたためば広大なラゲッジルームが出現。オフロードバイクやスノーボード、スキー用品など大きなレジャーグッズもそのまま積める積載力も魅力ですね。

両側スライドドアを採用している車種が多いので、狭い駐車場でも片側にぴったり寄せれば、もう片方から乗降できるメリットもあります。また、両側スライドドアは、狭い駐車場で子供が乗り降りする際などにも、ドアを隣の車や壁にぶつけたりする危険性が低くとても便利な装備なのです。

両側スライドドアを採用した最初のミニバンは?

スライドドア

乗用ミニバンとして初めて両側スライドドアを採用したのは、1999年6月21日に発表された2代目日産 セレナでした。ほぼ同時期(わずか3日後の6月24日)に発表された2代目マツダ MPVも両側スライドドアで、それ以降、一気にスライドドア採用のミニバンが増えたとされています。

現在では、かつては高級グレードにオプション設定されていた電動開閉式が当たり前で、構造上難しいとされていた窓の開閉も可能になっています。

そんなミニバンのスライドドアですが、登場直後しばらくは片側スライドドアが主流でした。なぜでしょうか?

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