高速道路にある信号機「トンネル用信号」には、どんな意味があるの?

高速道路 トンネル

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高速道路を走っていると、トンネルの手前で信号機を見たことがありませんか?「高速道路に信号機なんてない」と思い込んでいると、はじめて目にすると、たとえ青信号でもちょっと戸惑ってしまいますし、まして赤信号だった場合は…。通常、一時停止や信号で止まるなんてことがない高速道路ですが、このトンネル用信号にはどんな意味があるのでしょうか?

Chapter
トンネル用信号とは?
黄色信号は、なにを意味する?
赤信号の意味は?

トンネル用信号とは?

トンネル用信号は、名前の通りトンネル入り口付近に設置されているものですが、すべてのトンネルに設置されているわけではありません。長さが5km以上だったり、連続して合計の距離が5km以上になるトンネルの入口側や中間点に設置されています。

ただ、一般道の信号のように赤黄青を繰り返しているわけではありません。なにも問題がない場合は、青信号が点灯し、災害などトンネル内で異常がある場合にのみ、黄色や赤に変わります。

トンネル用信号が距離の長いトンネルに設置されているのは、トンネル内で事故や火災が起きた場合に内部の様子がわかりにくいためです。

では、信号が青なら通常通り通過して良いのは理解できますが、黄色や赤の場合、トンネルではなにが起きていて、ドライバーはどんな行動をとれば良いのでしょうか?

黄色信号は、なにを意味する?

一般道における黄色信号は停止をうながし、安全に止まることができない場合のみ進行して良いことになっています。一方、高速道路のトンネル信号の場合、トンネル内部で渋滞が起きているときなどに黄色が点滅します。

トンネル内で渋滞していることに気付かず進入してしまうと、急に暗くなったことに目が慣れず、渋滞の最後尾に追突、なんてことを避けるために黄色の点滅が行われます。

赤信号の意味は?

一般道で赤信号は”止まれ”です。高速道路でも意味合いは近く、トンネル用信号が赤のとき、トンネル内には進入することはできません。

赤信号のときはトンネル内で事故や火災が発生しているため、2次災害を防ぐために後続車の進入をシャットアウトします。赤信号に気付いたら、一般道同様、停止線で止まります。

通常であれば、お世話になることのないトンネル用信号ですが、その意味を理解しておくだけでも、緊急時の心持ちは変わってくるのではないでしょうか?高速道路を走るときは、頭に入れておきたいルールですね。

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