初代からファイナルまで…今ランエボ買うならどの世代が良い?

オートマやワゴンもあった第3世代(エボVII~XI MR)

ランサーエボリューションⅦ

ランサーエボリューション7

ランサーエボリューションⅧ

ランサーエボリューションⅧ

ランサーエボリューションⅨ

ランサーエボリューションⅨ

ベースのランサーがかつてのギャランサイズまで大きくなってしまったため、小刻みに改良を繰り返して戦闘力保持に努めたのが第3世代です。デビューは2001年で、ACD(アクティブ センター デフ)の新規採用がトピックです。

また、それまで無かったサイドブレーキを引いた時にセンターデフをフリーにして駆動を切る機構=ACD(アクティブコントロールデフ)を、エボVIIから採用。サイドターン(サイドブレーキを使ったスピンターン)が容易になりました。

エボVIIIでは、ブーレイ顔と呼ばれる当時の三菱車に採用されたフロントマスクがランエボにも採用されたことで冷却性能が低下するなど不評でしたが、エボVIII MR以降はルーフが軽量化されて、戦闘力を向上。エボⅨでは、冷却性能の改善も図られています。

エボIXでは、4G63型エンジンがMIVEC化されてタービンも変更され、熟成を極めた最終型のエボIX MRはボディサイズと車重、パワーのバランスが取れた『最強のランエボ』と言って良いでしょう。もう10年以上前のマシンとはいえ、戦闘力の面で”買い”なのが、このエボIX MRです。

また、エボVIIにはオートマ版のエボVII GT-Aが、エボVIIIとエボIXにはステーションワゴン版もありました。

ランサーエボリューションⅦ GT-A

ランサーエボリューションⅦ GT-A

走りに特化したスポーツカーといえばMT車というのが当たり前であった時代に、一大改革を起こしたのが『ランサーエボリューションⅦ GT-A」です。7代目ランエボをベースに、「ギャランVR-4」で実績のある、5速のINVECS- IIスポーツモードATを採用し、2002年に登場しました。

5速ATに合わせたエンジンは、中低速回転でのトルク重視のセッティングとしており、またリアスポイラーは、標準装備の小型、大型、スポイラーなしの3種類から選択、シートは標準装備の専用スポーツシート、本革仕様、レカロ社製シートの3種類から選択することができました。

ボディカラーは落ち着いた印象の6色を展開し、GT-Aは上質さをさりげなく漂わせたスポーティーカーであったのも特徴です。

ランサーエボリューションⅧ MR

ランサーエボリューションⅧ MR

ランエボⅧをベースに、パワートレインや足まわりを改良した「ランサーエボリューションVIII MR」は、2004年2月13日に登場しました。グレードの「MR」とは、「Mitsubishi Racing」を表しており、三菱自動車の最上級スポーツモデルという証しでした。

足回りにはビルシュタイン製ダンパーが装備され、路面追従性と回頭性がさらに向上。落ち着いたダークトーンでコーディネートされたインテリアは、レカロ製フロントシートに、スエード調生地を採用していました。

またオプションとしてルーフに「ボルテックスジェネレーター」が用意されており、空気抵抗の低減もなされていました。アルミ製ルーフパネル採用により-10kgもの軽量化も実現し、エンジン性能向上との効果で、ずば抜けた瞬足が特徴です。

ランサーエボリューションⅨ MR

ランサーエボリューションⅨ MR

三菱の最強モデルと言われたランエボⅨをベースに、セダン・ワゴンどちらもマイナーチェンジし、『ランサーエボリューションⅨ MR」となって、2006年8月に登場しました。

デザインの変更の他、MIVECエンジンのチューニングと、タービンの材質を変更し、従来に比べ発進加速時の動力性能を向上させています。また、アイバッハ製スプリングを新採用し、ビルシュタイン製ダンパーとの組み合わせにより、安定性を高めながらも乗り心地の改善をすることに成功しました。

標準装備のレカロ社製バケットシートにはレッドステッチが施され、パネルは従来のシルバーからピアノブラックに変更されたことにより、高級感を与える印象となりました。

最新最強、でも重い第4世代(エボX)

ランサーエボリューションⅩ

ランサーエボリューションⅩ

2016年まで生産・販売されていたので、まだ新しいとも言えるエボXのデビューは2007年です。ランサーの生産終了によってベースがギャラン フォルティスとなり、歴代でもっとも大きく重くなってしまいました。

そのスペックは、ボディサイズが全長4,495mm×全幅1,810mm×全高1,480mmで、車両重量は1,530kgです。

新世代のMIVECターボ(4B11)を搭載して大幅にトルクアップ、後期モデルは300ps、ファイナルエディションでは313psあったのでパワーに不足はありませんが、それでもこれだけ大きく重いと軽快に走るとは言えません。

ダートトライアルなどの競技では、エボXでも支障が無いよう配慮された規則が設定されるほど、戦闘力が落ちていたのです。それでも最後のランエボということで、年式が新しいほど高値で取り引きされています。

2リッター4WDターボのスポーツモデルの新車がスバル WRXしか無くなったいま、それ以外でファミリーセダンとしても使える年式の新しいクルマを望むならば唯一の選択肢です。

ランサーエボリューション

タマ数がそれなりにあるのは第2世代以降ですが、純正パーツのことまで考えてると、維持が容易なのは第3世代以降、戦闘力で選ぶなら第2世代のエボV以降と、第3世代のエボVIII MR以降がオススメです。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

     
アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives