マイルドハイブリッドって、なにがマイルドなの?

なにがマイルド?当時のガソリン車との比較

トヨタ クラウン ロイヤルサルーン 2001

11代目クラウンに搭載されたマイルドハイブリッドは、3.0L直6の2JZ-FSEエンジンに組み合わされていました。

同エンジンは、ガソリンモデルにも搭載されており、そのスペックは最高出力220ps/5,600rpm、最大トルク30.0kgm/3,600rpm。対するマイルドハイブリッドに載った2JZ-FSEエンジンは、最大トルクこそ同じものの、最高出力は200ps/5,000rpmとややマイルドな味付けでした。

燃費は、ガソリンモデルが10.15モードで11.4km/L、マイルドハイブリッドで13.0km/L。低燃費化の割合はベースエンジンより14%程度と、やっぱりマイルドでした。

数値上の向上は控えめですが、エンジンの燃焼効率がよろしくない低速域や加速時にモーターがアシストしてくれるので、環境に対してもマイルドです。

初代プリウスとの比較

初代プリウス

時代的に、クラウンのマイルドハイブリッドは、他車に劣るものではなかったのですが、それでもマイルドと謙虚にならざるを得ませんでした。その原因は初代プリウスの存在にあります。

初代プリウスに搭載されたハイブリッドシステム THS-Iは、シリーズ・パラレル式で低速域でのEV走行や減速時の回生充電も可能。すでにフルハイブリッドとして完成されていました。

その燃費は、THS-Iと組み合わせられるエンジンが1.5L直4アトキンソンサイクルの燃費指向型であったこともあり、当時としては驚異的な31.0km/L(10.15モード)。当時、1.5L直4エンジンを搭載したカローラの燃費が18.8km/Lだったので、60%程度の燃費向上を実現していたわけです。

この圧倒的な燃費性能の前では、わずか14%しか燃費を向上できなかったクラウンのハイブリッドは、マイルド(おとなしい)と言わざるを得なかったのでしょう。

余談ですが、クラウンマイルドハイブリッドは、ガソリンモデルの20万円高と、価格も控え目でマイルドなものだったことをつけ加えておきます。

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