車にちょんまげ!? なんのためにあるの?

ちょんまげの機能

ルーフ上のエアインテークをレースカーや直系ストリートカーが採用する理由は、おもに3つあります。

その①:エンジンルームへの空気流入

メルセデス・ベンツ Project ONE

ひとつ目はエンジンルーム内に、積極的に空気を送り込むためです。

最近の新型車はどの車もフロントグリルが大きく口を開けていますが、これはエンジンの熱効率が向上したためです。言い換えればエンジンが温まった状態を維持しやすくなり、燃焼効率がアップしたためです。その弊害としてエンジンルーム内の気温上昇があり、冷却のために大量の空気流を必要としています。

2017年の東京モーターショーに展示されたメルセデスAMG Project ONEは、最高回転数を15,000rpmから11,000rpmに抑えたものの、F1マシン搭載エンジンをほぼそのまま搭載。1.6Lながらエンジン単体の最高出力は500psオーバーとのこと。発生する熱量も市販車の比でないことは、容易に想像できます。

このような高性能モデルのエンジンルーム冷却のため、ルーフ上に効率よく空気を取り込めるインテークを採用しているのです。

【全文書き起こし】F1エンジン搭載で1000馬力!まさに猛獣なメルセデスAMG Project ONEとは? 3/3

その②:ラム圧でパワーアップ!

マクラーレン F1 GTR ロングテール

ターボエンジンは元来、航空機の技術ですが、F1で使用されるラム圧も同じく航空機の技術を取り入れています。ラム圧とは空気の圧力のことで、大気を切り裂いて走行する自動車には、つねに車両前面からラム圧がかかっていると言えます。

このラム圧を利用し、NAエンジンにも大量の空気をシリンダー内に押し込みターボチャージャーと同じ効果を狙うのがラム圧過給です。ラム圧過給効果を狙うため、ルーフ上に巨大なエアインテークを採用しているのが、第2世代のマクラーレンF1 GTRでした。

ラム圧過給はエアインテーク以外の設備が不要のため、安価に市販車に採用されても良さそうですが、効果を発揮しだすのは200km/h以上とのこと。そのため、市販車では機械的に過給を行うターボやスーパーチャージャーが採用されているのです。

その③:コックピット内の冷却のため

自動車のエアコンに使用するエアコンプレッサーは、動力をエンジンから取っています。そのため、レース車など快適性よりも走行性能を優先する車には、エアコンは採用されません。もちろんコックピットに断熱材なども使用されません。

代わりに大量の空気を流して温度を下げるのです。その空気流入口としても、ルーフ上のエアインテークは使用されます。

バブル時代は人気のドレスアップアイテムだった!?

バブル時代に誕生した日本初のMR車といえば、トヨタ MR2。同車のドレスアップアイテムにサードパーティーから、ルーフ上エアインテークが販売されていました。

公道ではかなり目立つ存在でしたが、MR2の廃止とともに見かけなくなりました。

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