3、5本ダブルスポークはなぜ輸入車に多いのか?

BMW ホイール ブレーキ

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近年、ホイールのデザインとして、輸入車では5本ダブルスポークが人気です。日本車にも高級車を中心に増えつつあるデザインですが、輸入車に多いのはなぜでしょうか?また2〜3年前から、5本ダブルスポークから枝分かれしたスタイルのスプリット5スポークと呼ばれるデザインが人気上昇中です。

Chapter
5本ダブルスポークデザインとは?
5本ダブルスポークが輸入車に多いのはなぜ?
アメリカで大人気のROHANAホイールのデザインはいかが?

5本ダブルスポークデザインとは?

5本ダブルスポークデザインとは、基本骨格は5本スポークでありながら、それぞれのスポークを2本(ダブル)で構成するデザインです。

なかには、ほとんど10本スポークに見えるデザインもありますが、基本の設計が5本スポークデザインで、それぞれを肉抜きしているという考え方なら、たとえ10本に見えても5本スポークということになります。

5本ダブルスポークは、見た目にも美しく、安定感と高級感を感じるデザインですよね。

5本ダブルスポークが輸入車に多いのはなぜ?

メルセデスやBMW、アウディなど、日本で人気の輸入車(特にドイツ車)の純正ホイールにも、5本ダブルスポークのデザインが多く採用されています。

なぜ、ドイツ車に5本ダブルスポークのホイールが多く採用されているのでしょうか?

じつは、これにはBORBET(ボルベット)というドイツのホイールメーカーの存在が大きく影響しているようです。ボルベットは、年間1,650万本ものアルミホイールを生産しているヨーロッパNo.1のホイールブランドで、多くが欧州の主要自動車メーカーにOEM供給されています。

メルセデスやBMWなど世界の名立たる自動車メーカーの厳しい品質基準をクリアしながら、同様の厳しい基準でアフターマーケットにもボルベットブランドのホイールを送り出しています。

ポルシェが最初に5本ダブルスポークデザインを採用?

ボルベットの日本総輸入販売元に聞いてみました。

「ドイツでは、もっとたくさんのデザインがあるのですが、日本へ輸入されるのは、日本の法規に合った仕様で、なおかつユーザーが好みそうなものを選んでいます。そのなかに、5本ダブルスポークデザインが多く含まれているという事実はありますね。その一方で、ホイールのデザイントレンドはポルシェが作るという流れが昔からあるため、ポルシェが5本ダブルスポークを採用して、そこからBMWやメルセデス、アウディなど他のドイツ車メーカーに広まっていったという経緯もあると思います」

アメリカで大人気のROHANAホイールのデザインはいかが?

正統派5本ダブルスポークに対して、5本スポークが途中で枝分かれしたスプリットデザインのホイールが、2〜3年前からアメリカで人気を博しています。日本でも大人気のROHANA(ロハナ)ホイール ジャパンに聞きました。

「ROHANAブランドの5本ダブルスポークですと、RF2、RFX5、RC9、新作のRFX11、ROHANA初の3PC鍛造"RFGシリーズ"のRFG5が該当します。3年前くらいからスプリット5スポークが、各社から出てきました。ROHANAブランドで一番人気は RFX5シリーズです。他社にはないエッジの効いたシャープなデザイン。Rotary Forged(最新鋭の技術で製造されており通常の鍛造ホイールよりもずっと軽い)の軽量さ。サイズバリエーション。コンケーブデザインながらビッグキャリパー車への高いフィットメントがその理由です」(Rohana wheels JPN by EXIZZLE-LINE)

5本ダブルスポークデザインのホイールは、スプリットタイプも含め日本とアメリカでも大人気のようですね!

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