エコカーでしょ?そう思う人にこそ乗って欲しい「VW e-Golf」【樽見祐佳の”女子流”】

VW e-Golf

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ちょっとそこまで。今日は一人のお出かけだから。そんな何の気無しに乗れる、つっかけサンダルのような車が好き。

おしゃれして、キラキラした時間のスパイスに。ちょっと背伸びして履くピンヒールのような車にも憧れるけど。

誰もが振り返るあの子と仲良くなりたい。でもやっぱり一緒に過ごしている時間が自然と長くなるのは、気づけばこの子だったりするんだよなぁ……。そんなことありませんか?

まさにそんな雰囲気を感じさせる、このe-Golf。Golfとはまたガラッと性格が違いますが、確かにGolfで。それでいて、とっても新しい。

文・樽見 祐佳/Tarumi Yuka

※ 2017年12月時点

樽見 祐佳|たるみ ゆうか

夏の風を感じながらのドライブが好き。静かな青の中に響く心地よいエンジン音と、サイドミラーをかすめる空気の音が奏でるハーモニーに耳を傾けながら運転する時間は、私にとって特別なもの。

相棒のメルセデス・ベンツ A45 AMG(W176)をちょっとずつカスタマイズして、そのたびに友達に撮ってもらった写真を見ながらウンウンと自己満足に浸る、それが私のカーライフ。

ちなみに、A45 AMGは、ちょっとシックなEdition2なところがお気に入り。1994年生まれ。

樽見 祐佳
Chapter
信号ダッシュは一等賞。新しい運転感覚
Golf譲りな優しさは、高速域でも相変わらず
ご近所だけじゃもったいない!

信号ダッシュは一等賞。新しい運転感覚

「あれ?ここ直進レーンじゃなかったの?左折レーンになっちゃった!」「(ナビ通りに進んだら)こ、こんな細い道曲がるの?」などなど。

私にとって摩訶不思議でハードミッションな都内下道ドライブも、この小柄な車格なら臆することなく運転できる。電源を入れてスッと画面がつく。一画面のデジタルコックピットが新しさを感じさせ、シンプルな内装にインパクトを持たせる。

いざ、地下駐車場から、イルミネーションに照らされる東京の地上へ。

これまでの兄弟たちは優秀で素直。スポーツモデルも、コンフォートモデルも、シフトアップは心地よくて柔らかい破裂音とともに回転数がぐぐっと上がる。

一方この子はEV。当たり前だけど、ギアチェンジはない。NAのようにアクセルを踏んだだけ思いのまま直進し、足を離してもエンジンブレーキの抵抗感はなくそのままフラットに速度を維持する。シフトアップのタイミングで車体を震わせることなく、するりと速度がいつの間にか上がっている。

信号待ち、そして”よーいどん”の瞬発力も、EVならでは。

Golf譲りな優しさは、高速域でも相変わらず

都心での街乗りは快適ということが分かったが、首都高ではどうか。カーブも多く、ストレートもあって、車の感覚を掴むには丁度良い。

首都高特有の複雑なジャンクション乗り換えでも、EV特有のダイレクトなトルク感で、ストレスなくスイスイ車線変更できる。コーナーは、モーターの重さからかドッシリとしており、レーンキープアシストもとても優秀で地面へ吸い付くように滑らかに曲がった。

一方リミッターは150km/hと、他の輸入車に比べて設定が低くはあるが日本の道路交通法では十分。有明ジャンクションを通過して湾岸線に合流した後、60km/hから80km/hの高速域でも心地よく加速した。

どの電気自動車とも違う、e-Golfだからこその「爽やか」という言葉がピッタリな走りだった。

ご近所だけじゃもったいない!

「近くのスーパーへ買い物、子どもの送り迎え用に維持費が安い車がいいの」

そう考えるなら利便性は十分。でも、それ以上にポテンシャルを感じさせる車だった。

他の車でいう「操る」とはまた別の感覚だが、運転していて「お願いしたことを忠実に実行して、どんな時も気にかけてサポートしてくれる」ような充実感があった。これは、初めて味わう楽しさの種類。

近所だけでなく、もうちょっと。あと少し先まで行ってみようかな。今日は天気がいいから海が見えるあの丘まで久しぶりに行ってみようか。そんな気分にさせてくれる車だった。

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