NSX、MR2、ビートなど...個性豊かな日本のMRスポーツ5選

トヨタ MR2 初代

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初代NSXを始め、日本メーカーから発売されたミッドシップスポーツカーは、多くの個性と魅力を秘めていました。そんな日本製MRスポーツを、今後の復活に期待を込めて振り返ってみたいと思います。
Chapter
日本製ミッドシップスーパーカーの代表格「ホンダ NSX」
和製MRスポーツの出発点「トヨタ MR2」
エンジンを回し切って楽しめる「ホンダ ビート」
そのデザインは、大きなインパクト「ミツオカ オロチ」
究極のハンドリングマシーン「マツダ AZ-1」

日本製ミッドシップスーパーカーの代表格「ホンダ NSX」

1990年9月の発売と同時に注文が相次いだホンダ NSX。後期型は数が少なく、非常に高値で取引されています。

初代NSXの存在は、アメリカでも人気のあったスポーツカーであり、日本の中古車市場の価格は、高値安定傾向が続いています。発売から20年以上経過した現在でも、国内外問わずオーナーになることに憧れている人が多いのです。

新型の復活に関しては、熱望していたファンも非常に多く、近年の日本製スポーツカーにおけるビックニュースとなっています。

和製MRスポーツの出発点「トヨタ MR2」

初代MR2(AW10、AW11)は、FF用コンポーネントを利用したMR車として1984年に登場。そのクイックさと限界域における独特の挙動は、スポーツカードライバー達に衝撃を与えました。

初代は、エンジンのスーパーチャージャー追加など、進化を遂げながら1989年に2代目MR2(SW20)がデビューするまで販売されました。このSW20のⅢ型では、最高出力245psのエンジンを搭載。名実ともにスポーツモデルへと成長します。

次期モデルは、コンセプトをライトウェイトスポーツへとシフトしたMR-Sですが、2007年に生産が終了し、トヨタからスポーツカーのラインナップが消失してしまいました。

そこで途絶えてしまったトヨタMRスポーツ、今後の復活はあるのでしょうか?

エンジンを回し切って楽しめる「ホンダ ビート」

直列3気筒SOHCを横置きMRで配置した初代ビート。

ミドのMTREC自然吸気エンジンの最高出力は64psを達成。軽自動車でNAの快感を楽しめ、街中でも元気よく回るエンジンを堪能できました。

現在は、後継モデルにあたるS660が発売されています。

そのデザインは、大きなインパクト「ミツオカ オロチ」

非常に大胆なスタイリングで知られるミツオカ オロチ。レクサスRX用のV6エンジンを横置きでミドに搭載。見た目に反して、ピーキーさは目立ちません。

「日常的に使えるファッショナブルなスーパーカー」と言われた通り、そのデザインへの拘りは日本車のなかでも群を抜いています。

2014年12月に保安基準や社外から調達する部品の供給などを理由に生産終了となりました。

究極のハンドリングマシーン「マツダ AZ-1」

ミッドシップ+ガルウィング+DOHCターボという強烈な個性を放つ軽スポーツがマツダ AZ-1です。スズキからはキャラの名前で販売されていました。

1989年の東京モーターショーで参考出品されたAZ550 Sportsをベースとして、1992年10月に発売されました。

エンジンはスズキ製3気筒DOHCのF6Aターボ。ショートホイールベース$ミドシップレイアウトがもたらすハンドリングは、軽く小さな車体とあいまって「究極のハンドリングマシーン」とマニアから絶賛されるほど。

ただし、あまりにピーキーで万人向けの操作感覚ではなく、また窓もほとんど開かないなど日常の使い勝手の悪さから販売が低迷し、95年に生産を打ち切りました。

ほかにも、ミッドシップという観点から自動車を捉えると、レクサスLFAやホンダZ 、アクティトラック、さらに幻の日産MID4なんて車もありますが、それはまた別の機会に。


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