なぜスピード違反取り締まりを「ねずみ捕り」って言うの?

そもそも「ねずみ捕り」とは?

覆面パトカー スピード違反

「ねずみ捕り」は、今でこそ広く普及し、一般にも意味が認知されていますが、元来は警察が違反者を捕まえるために、隠れて待ち構えていることをいいました。

多くの方はもうご存じないと思いますが、その昔、一般の家にねずみがいたころ、ねずみを駆除する方法のひとつとして捕鼠器というワナが用いられていました。

このワナは、ねずみの通り道と思われる場所に設置して、ねずみが掛かるのを待ちます。警察が違反者を待ち構える姿と形態が似ていることから、ねずみ捕りと呼ばれるようになったようです。

公式な用語ではないため、違反者を「ねずみ」に例えている理由は定かではなく、スピード違反車はねずみのようにすばしっこい、ねずみのように決まったコースを通るなど、もっともらしい諸説が多々流布しています。

人間 vs ねずみは江戸時代にまでさかのぼる

日本におけるねずみ捕りの歴史を紐解くと、江戸時代の”石見銀山ねずみ捕り”という殺鼠剤を見つけることができます。ただしこれは、ねずみに食べさせて毒殺するというもので、ワナ状になったものは明治時代に現れたようです。

それから100年以上、人間はねずみ捕りを進化させ、現在はねずみの通り道に粘着シートを置いておき、その上を通ったねずみを絡め取るというものにまでなっています。

そんなねずみ捕りの進化と同様に、スピード違反取り締まりのねずみ捕りも近年さらに巧妙になっているようです。

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