気づいたら細かいキズ多数…見つけたらどうするべき?

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愛車のボディがどうもくすんでいるように見える…雨が降ったり、洗車してすぐはピカピカだけど、乾いてしばらくすると、なぜかシャキっとしていない。そんな感覚は意外と大事なもので、よく見ると、小さいキズが無数に付いていることがあります。では、そんな時はどうすべきでしょうか?
Chapter
なぜ付くの?ボディの細かいキズ
浅いキズなら自力で復活も可能!
クリア面が削れて白っぽいキズになっている場合、どうすべき?
気にせず放置するのもひとつの手

なぜ付くの?ボディの細かいキズ

ボディにキズが付く原因には、さまざまなものがあります。

イタズラされた場合もあるでしょうし、走行中に小石が飛んできたり、細かい破片を引っ掛けることもあるでしょう。また、小さなキズも気になるくらい、愛車をまめに掃除しているユーザーに一番ありがちなのが「洗車キズ」です。

洗車の手順は、まず水洗いなどで表面についた砂やホコリなどをざっと洗い流してから、柔らかいスポンジでシャンプー洗車、仕上げにワックスやコーティグ剤を塗って、拭き取り&完成となります。

しかし現実は、密閉された屋内でもない限り、小さな砂が洗車中に飛んできますし、それが水分や泡をまとったボディ、スポンジなどに付着するのはよくある話です。

ボディに砂がのった状況でワックスを塗り、さらにウェスで拭き取れば、小キズを自分で付けているようなものです。

浅いキズなら自力で復活も可能!

筆者が10年ほど前に買った2万5千円の中古車は、ルーフを見るとタワシでこすったような無数の深いキズがありました。あまりに深く、クリア面が白く濁るほどで、シルバーの塗装と相まって”ステンレスの流し”状態になっており、もはや再塗装無しに復旧は不可能でした。

とまあ、これは極端な例ですが、そこまでいかなければ復活の見込みはあります。その判断基準を紹介しましょう。

まず、小キズの目立つ塗装面を爪で軽くなぞり、ほとんどひっかからない。また、水をかけると見えなくなる。この程度であれば、表面のクリア層はあまり傷んでいませんから、簡単なケアで復旧可能です。

では、それよりも大きなキズがついている場合はどうすべきでしょうか?

クリア面が削れて白っぽいキズになっている場合、どうすべき?

次にそれよりも大きなキズが付いている場合、クリア面が削れて白っぽいキズになっているときは、キズ消しワックスやコンパウンドでキズを消せるかもしれません。

どちらも役割としては似たようなものですが、キズ消しワックスのなかにはシリコンなどでキズを埋めて目立たなくするタイプがあります。キズは埋めるほうが効率的に思えますが、キズのもとを消していないためにある程度は残りますし、時間が経って埋めたものが飛んでしまうこともあります。

やはりおすすめは研磨成分の入ったワックスか、研磨目的のコンパクンドです。部位やキズの深さによって使い分けたほうが良く、深めのキズがつきやすいドアノブ付近などはコンパウンドで積極的に磨くことが効果的です。

全体的にまんべんなくキズを消したい場合は、研磨剤入りのキズ取りワックスが効果的。磨いていくだけで、キズがみるみる消えていきます。製品によっては拭き取り不要というものもありますが、拭き残しに砂がついて新たなキズのもとになったり、あるいは日焼けで塗膜が変色するもとにもなるので、拭き取っておいたほうが無難です。

それでも簡単に消えない、えぐれたようなキズの場合は、タッチアップなど塗装が必要です。そしてさらに消えないキズや、何かにこすってこびりついた塗料などでは、コンパウンドの出番。プチプチを潰すのと一緒で、小キズ消しもかなりクセになります。

気にせず放置するのもひとつの手

読者のなかには、キズそこまで気にしないという方も多くいると思います。新車を買って、すぐにガソリンスタンドの自動洗車機に入れてしまうという方は、あまり神経質では無いのでしょう。

そうした方の場合は、なんとなくヤレていく愛車にわびさびを感じたり、雨が降るたびに新車の輝きを取り戻したように思える愛車を見るという楽しみもありますから、あえて何もしないというのもひとつの方法です。

車も人もそれぞれ、いろいろな接し方があって良いと思います。

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