英国紳士が乗りこなす!ジャガーのラインナップ

伝統あるジャガーブランドの復権

ジャガー ロゴ

1922年、「スワロー・サイドカー・カンパニー」としてに歴史をスタートさせたジャガー。その4年後に、自動車のボディを製造するコーチビルダーとしての事業を開始。1933年には、専用設計のシャシーに他メーカーのエンジンを搭載した独自モデルを製造。同時に社名を「SSカーズ」に変更しました。

1935年になると、エンジンも自社生産としたSSジャガー21/2を発表。これがもととなり、第2次大戦後は「ジャガー カーズ」となります。

その後のジャガーは、市販車ではXK120やEタイプを生産。一方、レースでもル・マン24時間で3連覇を達成するなど、華々しい歴史に彩られることになります。

そんなイメージとは裏腹に、フォード傘下入りや、その後のインド・タタモーターズへの売却といった苦難の時が続いたのもジャガーの歴史。しかし英国外資本のブランドになって以降も、英国のスペシャリティカーブランドとして、しっかり存在感を示しているのも非常に興味深く、また稀有な例であるといえます。

そんなジャガーの現在のラインナップをチェックしていきましょう。

ジャガーのエントリーモデル「XE」

ジャガーでは、エントリークラスに位置するミドルクラスサルーンがXEです。

BMW 3シリーズやメルセデス Cクラスと同じDセグメントに属するXEは、エレガンスと力強さを感じさせるスポーツサルーンに仕上げられています。

パワーユニットは、2.0Lガソリンターボとクリーンディーゼルの2種類に加えトップレンジのXE Sには、スーパーチャージャーを備えたV6 3.0L
を用意。駆動方式はFRを基本に、グレードによりAWDもチョイス可能となっています。

・XE SE
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 200ps (147kW)/5,500rpm 最大トルク 320Nm/1,300rpm

・XE PURE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm
(※AWDの選択も可能)

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 200ps (147kW)/5,500rpm 最大トルク 320Nm/1,300rpm

・XE PRESTIGE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm
(※AWDの選択も可能)

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 200ps (147kW)/5,500rpm 最大トルク 320Nm/1,300rpm

・XE PORTFOLIO
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,750rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/4,500rpm

・XE R‑SPORT
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm
(※AWDの選択も可能)

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,750rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/4,500rpm

・XE S
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 380ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm

最新装備が奢られ、スポーツブレイクも追加された「XF」

2015年から販売されているXFは、モデル2代目となりアルミ製の次世代アーキテクチャーを採用。それにより、先代比190kgもの軽量化とボディ剛性の向上が達成されています。

BMW 5シリーズ、メルセデス EクラスをライバルとするEセグメントに属するアッパーミドルクラスで、スポーツブレークと名付けられたワゴンモデルもラインナップされています。

日本に導入されるパワーユニットは、2.0Lガソリンターボとクリーンディーゼルの2種類に加え、スポーツ性を高めたセダンのXF Sにのみ、V6 3.0Lスーパーチャージドエンジンが用意されます。駆動方式は、XE同様、FRを基本にグレードによりAWDもチョイス可能となっています。


・XF PURE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm
(AWD、FR仕様の選択可能)

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 200ps (147kW)/5,500rpm 最大トルク 320Nm/1,300rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300rpm-1,500rpm

・XF PRESTIGE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm
(AWD、FR仕様の選択可能)

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 200ps (147kW)/5,500rpm 最大トルク 320Nm/1,300rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300rpm-1,500rpm

・XF PORTFOLIO
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps ※詳細未発表

・XF R‑SPORT
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps ※詳細未発表

・XF S
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 380ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm

・XF PRESTIGE(SPORTSBRAKE)
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm
(FR仕様のみ)

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

伝統のラグジュアリーサルーン「XJ」

1968年に初代モデルが登場したXJ。ジャガーの最高級フラッグシップサルーン、いわばアイコンとしての立ち位置は、現在でも変わらず。さらなる洗練と進化を見せてくれるXJをチェックしていきましょう。

エンジンはXFにも採用されている、3.0L V6スーパーチャージドエンジンと、ジャガー最高峰となる5.0L V8スーパーチャージドエンジンが、トップレンジのXJR575と、ロングホイールベースモデルのオートバイオグラフィーに用意されます。XJの駆動方式は、すべてFRとなります。

ダウンサイジングを敢行しているジャガーにありながら、こうしたグレードを用意しているというのは、なんともブランドの矜持というべきか、ファンとしても嬉しく感じるのではないでしょうか。

・XJ LUXURY
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 340ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500-5,000rpm

・XJ PREMIUM LUXURY
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 340ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500-5,000rpm

・XJ PORTFOLIO
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 340ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500-5,000rpm

・XJ R‑SPORT
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 340ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500-5,000rpm

・XJ XJR575
5.0リッター V8スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 575ps (423kW)/6,250~6,500rpm 最大トルク 700Nm/3,500-4,500rpm

ジャガー初のコンパクトSUV「E-PACE」

世界を席捲しているSUV人気。これにあやかるべく、各社SUVモデルを、さまざまなセグメントに投入、しのぎを削っています。ジャガーも他聞に漏れず、この新たなマーケットに魅力的なモデルを投入、それが2017年7月に発表されたE-PACEです。

アウディQ3 、BMW X1といったコンパクトSUVをライバルとするE-PACEの全長は4,395mm。兄弟車のF-PACEの全長4,740mmと比べても非常にコンパクトです。

それでいながら、2.0Lで300psを発揮するエンジン(S、SEおよびHSEグレード)を搭載しているのですから、俊足スタイリッシュSUVとして市場の台風の目になるのではないでしょうか。駆動方式は、全車AWDです。

現在、発売中のFirst Editionは、カルデラレッドのボディカラー、20インチホイール、エボニーウィンザーレザーシートなどの専用装備を採用したもの。パワーユニットは、2.0L クリーンディーゼルとガソリンが用意されます。

またスタンダードのE-PACEのほかに、スポーティなスタイルをまとったE-PACE R-DYNAMICが用意され、E-PACE同様のグレード展開となっています。

・E‑PACE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

・E‑PACE S
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm

・E‑PACE SE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm

・E‑PACE HSE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm

ジャガー初のハイパフォーマンスSUVモデル「F-PACE」

世のSUVブームに呼応するように生まれたのが「F-PACE」。このF-PACEの存在があったからこそ、先のコンパクトSUVモデル、E-PACEも誕生したといえます。

そのボディサイズは、全長4,740mm×全高1,655mm×全幅1,935mmと非常に大柄ですが、ジャガー流儀の流麗なボディラインがスポーティな印象をプラスしています。

搭載されるパワーユニットは、2.0Lクリーンディーゼルと2.0L ガソリンターボを基本に、R−SPORTに300psを発生する2.0L スーパーチャージャーエンジン、トップレンジのSには、380psを発揮する3.0L V6スーパーチャージドエンジンが用意されます。駆動方式は、全車AWDです。

・F‑PACE PURE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

・F‑PACE PRESTIGE
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

・F‑PACE PORTFOLIO
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

・F‑PACE R‑SPORT
2.0リッター 4気筒ターボチャージドクリーンディーゼル(8速AT)
最高出力 180ps (132kW)/4,000rpm 最大トルク 430Nm/1,750-2,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 250ps (184kW)/5,500rpm 最大トルク 365Nm/1,300-1,500rpm

2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm

・F‑PACE S
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 380ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm

ジャガー復活の立役者、美しきクーペ「F-TYPE」

2013年にデビューしたF-PACEは、新生ジャガーを印象付けるアイコニックな存在です。まさにクーペたる美しいボディラインとスタイリッシュなフロントマスクの造形、カブリオレとクーペをチョイスできるのも魅力的なポイント。

加えていえば、日本ではテニス界の錦織圭選手がアンバサダーとなり、F-TYPEに乗る姿が強く印象に残っているかもしれませんね。

パワーユニットは2.0L 300馬力のターボエンジンから、575馬力を発揮する5.0L V8スーパーチャージドエンジンまで。駆動方式はFRを基本に、高出力モデルがAWDとされています。

・F‑TYPE
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm


3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 340ps (250kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm


3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (6速MT及び8速AT)
最高出力 380ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm
(※AWD仕様は、8ATのみ)

・F‑TYPE R‑DYNAMIC
2.0リッター 4気筒ターボチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 300ps (221kW)/5,500rpm 最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm

3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 340ps (250kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm

3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (6速MT及び8速AT)
最高出力 380ps (280kW)/6,500rpm 最大トルク 450Nm/3,500rpm
(※AWD仕様は、8ATのみ)

・F‑TYPE 400 SPORT
3.0リッター V6スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 400ps (294kW)/6,500rpm 最大トルク 460Nm/3,500rpm
(※AWD仕様の選択も可能)

・F‑TYPE R
5.0リッター V8スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 550ps (405W)/6,500rpm 最大トルク 680Nm/3,500rpm
(※AWD仕様のみ)

・F‑TYPE SVR
5.0リッター V8スーパーチャージド ガソリンエンジン (8速AT)
最高出力 575ps (423W)/6,500rpm 最大トルク 700Nm/3,500rpm
(※AWD仕様のみ)


こうしてジャガーのラインナップをチェックしてみると、同じパワーユニットでも過給により出力を向上させ、グレードヒエラルキーを構築しているのに気付きます。

現在の欧州ブランドに多く見られる手法であり、パワーユニットの製造コスト削減しつつ、バリエーションを増やすことが可能になっています。これはダウンサイジングターボを多くのメーカーが採用していることとも関連がありそうです。

すでにタタ・モーターズの傘下となっているジャガーですが、そのフィニッシュや性能は、伝統を汚すことのない魅力的なものとなっているのではないでしょうか。

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