車齢13年以上の車の割増税制。その税収はどこに使われているの?

180万円の車を13年間乗ると、ユーザーが負担する税金は約170万円!?

トヨタ アクア 2017

日本は、世界で1、2を争う自動車生産国でありながら、自動車を所有して運転を楽しめる環境とは言えません。その原因の一つが「税金」です。

2015年から車齢13年(初度登録から13年)を超える車は、自動車税が約15%割り増しとなりました。つまり、2Lのガソリン車の場合、通常39,500円が15%アップで45,400円となります。6,100円も高い税金を毎年払うことになるわけです。

また、JAMAの発表した調査データを見てみると、180万円の1.8L車を新車で購入し、13年間使用した場合、ユーザーが負担するお金は、税金だけでなんと約170万円になっています。そして13年目経過した後は、さらに高い自動車税を強いられるのです。

このほか、有料道路代(平均)やリサイクル料金、自賠責保険料、自動車保険(任意)、点検整備費、駐車場料金など合計すると、さらにアップします。

なぜこんなにもたくさんの税金を納めないとダメなのか?

自動車税 税金

自動車の取得、保有、使用のそれぞれのシーンで課せられる税金は、なんと9種類もあります。しかも、購入時に「消費税」と「自動車取得税」という、似たような税金が同時に課せられています。

また、ガソリンを給油した際に支払う「ガソリン税(揮発油税+地方揮発油税)」にも、「消費税」がかけられているのです。いわゆる二重課税です。

かつて自動車が贅沢品として扱われていた時代に、さまざまな新税が追加されました。しかし、いまやほとんどの自動車は贅沢品ではありません。

公共交通の発達した都会を除く場所の通勤に、また地方の高齢者の移動手段としても重要な役割を担っています。

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