他のスポーツカーと比較して、GT-Rはなぜ重いのか?

GT-Rはスペック上の速さではなく、実際に走ったうえでの速さを追求。

日産 GT-R 2017

車で路上を走る際、速く安全に走るためにもっとも大事なことは「グリップ力」です。難しい計算式は置いておいて、このグリップ力を最大化するためには、各タイヤに最適な荷重が必要となります。

レーシングカーであれば、空力パーツでダウンフォースを発生させることもできますが、GT-Rは、後部座席に大人が2名乗れて、さらに荷物が十分に入るトランクもあり、サーキットでは300km/hという世界最速レベルで走行が可能…といった要件を実現するために、パッケージが追求されたといいます。

あらゆる路面で最適のグリップ力を発揮するために

日産 GT-R

ミッションはリアに荷重を与えるためにトランスアクスル方式とし、強大なパワーは4WDで効率よく4輪に配分します。また、4人が無理なく乗車できるために、ホイールベースは2,780mmと長く、フロント荷重を作るエンジンは、3.8L V6ターボになったとされています。

それに加えて、路面状況が変化する一般道でも常に最適のグリップ力を得るために、GT-Rは重量まで綿密に計算されました。その結果が1,730kgという重量でした。

タイヤ1つ換えることなく、一般道から軽いダート、サーキットで濡れた路面でも、さまざまな路面で最高の走りを実現するには必要な重量だったということです。

もちろん重量の決定には、いくつもの要因、議論があったでしょう。しかし、いずれにしろもっともリーズナブルなモンスターカーとしてGT-Rは確固たる地位を築いています。

次なるGT-Rがどんな姿になるか、楽しみですね。

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