RX-7はプアマンズ・ポルシェ?国産車はプアマンズ車ばかりなのか?

そもそも「プアマンズ・ポルシェ」とは?

ポルシェ 924

初代SA22C型RX-7が登場する前から「プアマンズ・ポルシェ」という呼び名は存在しました。それは、ポルシェ914の4気筒モデルや、初期のポルシェ924などのことです。

VWタイプ1(ビートル)のエンジンを搭載した4気筒版914は、ワーゲンポルシェとも呼ばれていましたし、924はそもそもVWのスポーツカーとして開発され、初期にはアウディのエンジンを積んでいました。

ところが、914は6気筒モデルがル・マン24時間レースで優勝し、924は後にターボ化され、優れたFRスポーツとしてロングセラーとなります。

しかし、双方ともポルシェのなかでは廉価版、入門版といった位置づけ。メインの911よりも、下に見られていたわけです。

「高級な911を買えない人が乗るポルシェ」として生まれたプアマンズ・ポルシェという言葉ですが、それは同時に、ポルシェと同ジャンルながら安価なスポーツカーも指すようになります。

プアマンズ・ポルシェとして売れたRX-7

初代サバンナ RX-7

ポルシェ924に遅れること3年。1978年に登場した初代RX-7(SA22C)は、924とスタイリングの共通点が多かったことから、プアマンズ・ポルシェと呼ばれました。

リトラクブルヘッドライトや、曲面ガラスを用いたリアハッチ、3ドアファストバッククーペ、さらにはリアスポイラーの形状まで似ていたので、当時のマツダでは、意図的なものがあったのかもしれません。

ところが、結果的にそれが大正解。軽量ハイパワーなロータリーエンジンを搭載して、ロータリーロケットとも呼ばれ、しかも924よりさらに安価だったRX-7は、初代FFファミリアとともに、オイルショックで瀕死だったマツダを救ったのです。

その後も、2代目RX-7(FC3S)ではロータリーエンジン独特の低いボンネットフードをやめ、ますますプアマンズ・ポルシェ(今度は944にそっくりとも)として磨きを?かけました。

3代目(FD3S)でポルシェから離れて独自スタイルとなりましたが、それが結果的に最後のRX-7となったので、昔の人はいまでもプアマンズ・ポルシェ=RX-7というイメージを持っている方も少なくありません。

ところで、プアマンズ・ポルシェと呼ばれる国産スポーツカーがもう1台あったのをみなさんご存知でしょうか?

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