かつて「レーダー探知機」はどのようなものだったのか?

急に音が鳴り始めたら…

オービス

レーダー探知機の原理は、今も昔も変わりません。速度取締装置が発するレーダー波を探知して、その存在を知らせたり、カーロケーションシステム、通称「カーロケ」に反応して警告を出します。

探知機の警告音でドライバーは、速度取り締まりなどを警戒して速度を落とします。つまり、「速度違反から自分を守る」という目的に関して、レーダー探知機はとても役立つ装備品となっているのです。

このレーダー探知機ですが、初期の1980年代頃は、まだまだ技術も今ほど高くはありませんでしたから、「?」と思うような警告も多々ありました。

かつてのレーダー探知機は、自動ドアに反応していた

初期のレーダー探知機は、あくまでも「警戒したほうが良いのでは」とドライバーに呼びかけるもので、完璧なシステムではありませんでした。

特に多かったのが、自動ドアに反応するケースです。これは、自動ドアの周波数と取り締まりの際に用いられる周波数のレーダー波が同じだったために起こったこと。自動ドアがある店舗の近くを通ると、そのたびに警告音が鳴っていたのです。

そのため、街中ではレーダー探知機をOFFにしているドライバーが多かったように思います。しかし、取り締まりポイントを通過してから警告音が鳴ったり、反対車線のオービスにも良く反応しました。

いまでは考えられない話ですね。

またこのように、当時は精度が悪く、あまりあてになるものではなかったこともあって、安価なモデルをファッション感覚で付けているドライバーも多かったのです。

また、愛車にどんな装備するのかで個性を競っていた時代だったので、最新のアイテムとしてレーダー探知機を選んだ人も少なくありませんでした。

GPSモデルは画期的だった

今でこそ多くのレーダー探知機にGPSが搭載されていますが、GPS搭載モデルが登場した時は画期的でした。

現代社会では携帯電話やスマートフォンにも搭載されるほど身近なものとなっているGPSですが、当時はまだまだGPSそのものが普及していない時代でしたから、とても画期的で新しく思えたものです。

しかし、GPS搭載モデルは1台数万円。GPS搭載モデルの初期は、取り付けるだけで羨望の眼差しで見られました。

いまやレーダー探知機は、基本性能も高くなり、メーカーは付加価値で勝負する時代になっています。その一方で歴史を振り返ると、古き良き時代の象徴とも言えるアイテムのひとつであり、いろいろな思い出がある方も多いのではないでしょうか。

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