電動モビリティのための新ブランド「EQ」を発表!メルセデス・ベンツ1/3【全文書き起こし】

【東京モーターショー2017】メルセデス・ベンツ

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メルセデスブースでは、メルセデス・ベンツ、スマート、AMGと続いてプレスカンファレンスが行われました。ここではまず、メルセデス・ベンツのカンファレンスをみていきましょう。

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メルセデス、電動モビリティのための新ブランド「EQ」を発表!

メルセデス、電動モビリティのための新ブランド「EQ」を発表!

『TRIQSTER(トリックスター)』によるダンスパフォーマンスから始まる

メルセデス日本代表取締役兼CEO上野金太郎氏の挨拶

皆様、こんにちは。メルセデス・ベンツ日本の上野でございます。メルセデス・ベンツスタンドにお越しいただきありがとうございます。

さて、前回の東京モーターショーでは、2030年の将来を見据えた自動運転のコンセプトモデルF015や、大都市における提案として、Vision Tokyoを発表させていただきました。

その際、自動運転はまだ先の話と思っていましたが、この2年の間で目覚ましい速さで開発が進み、完全自動運転に近づいています。

メルセデス・ベンツ日本では、現在クルマに搭載されている最先端のテクノロジーをより多くのお客様に知っていただくための活動も大きく注力しております。

全国にさまざまな新しい形態の販売店も次々開設しております。本年1月に世界初のAMG専売拠点、AMG東京世田谷を、そして6月には京都にスマートの専売店、スマートセンター京都THE GARDENをオープンいたしました。

メルセデスAMGとスマートにも注力したことにより、それぞれのブランドにおいても販売がおかげさまで好調に推移しています。

本日は、AMGからはエバ・ビーゼ、スマート部門からはトップのDr.アネット・ウインクラーが来日しています。

今回のモーターショーは前回よりもスタンド面積を広くし、メルセデス・ベンツ、メルセデス マイバッハ、メルセデスAMG、スマートの4つのブランドより、21モデルを展示しております。もちろん、このなかには先月、ドイツで行われましたフランクフルトモーターショーを盛り上げたモデルも沢山ございます。

ワクワクする多くのクルマを日本に持ってきてくれた、ダイムラー本社の役員でメルセデス・ベンツの営業・マーケティングを統括している、ブリッタ・ゼーダーをご紹介いたします。

メルセデス、今後は電気自動車、燃料電池車にも注力

皆さんどうもありがとうございます。ご来場の皆さま、この場に来れて本当に嬉しく思います。

東京では2020年、世界最大のスポーツイベントに向けて着々と準備が進んでいると感じています。そしてその際、この街に集うワールドクラスのアスリートのように、メルセデス・ベンツも設立以来のベストシェイプでございます。

今年初頭より、170万台以上を世界中のお客様にお届けいたしました。前年比、ほぼ12%の増大です。そしてこの9月、55か月連続で記録を更新いたしました。これには日本のディーラーの皆様が、重要な役割をはたしております。日本では2013年から、4年連続で過去最高を記録しております。

そして、今年も9月末までの日本国内累計販売台数5万台以上と、同期間で過去最高となりました。日本国内では、まだメルセデス・ベンツがプレミアムブランドとしてもっとも成功を収めている次第です。
そして今回のラインナップからわかるように、コンパクトなシティカーから、もっともパワフルなマシンまで、将来性のある多くの分野において優位性を確立することを真剣に目指しております。

たとえば、もっともコンパクトなシティカーから、メルセデス史上もっともパワフルなマシンまで、そしてバッテリー電動駆動から燃料電池、プラグインハイブリッド、さらには生粋のF1技術にいたるまでです。そしてその将来に備えるためのプログラムが「CASE」 です。

CASEとは、ConnectivityのC、Autonomous driving=自立運転のA、Shared & ServiceのS、そしてelectric drive systemsのE、これらを並べてCASEです。

そしてCASEは、単にこの4つの要素を足しただけではなく、まったく新しいレベルの直感的かつ持続可能なモビリティを可能にしているとご覧いただけると思います。

Eモビリティは、いまやもっともメディアの注目を集めています。そして当然ながら私達も注目しているところです。ですから、電動モビリティのためのブランドも作りました。

それが「EQ」です。EQとは「Electric Intelligence」電気知能という意味を持たせています。お客さまの幅広いご要望にも対応する電動化の展開を進めているということです。

たとえば高度なソリューションとして燃料電池があります。本日は、燃料電池車をお見せします。
燃料電池には、圧倒的なメリットがあります。航続距離が長いこと、燃料補給時間が短いこと、しかも排出されるのが水だけということ。

バスなど大型商用車にも、大きなチャンスを提供できる技術だと考えています。必要なインフラさえあれば、日本でも将来有望な技術であると確信しております。

これまでの技術と比較すると、新しい燃料電池モジュールはかなり小型となり、しかもパワーが向上しています。

それだけではなく、これは燃料電池車として世界初のプラグインハイブリッドとなっています。水素だけで 、400km以上の航続距離を誇っています。またバッテリーにより、さらに約50kmの走行が可能です。つまり、東京から鈴鹿までノンストップでいけるのです。

そして鈴鹿についたらコンセントに差し込んで、次の水素ステーションまで悠々と運転することができるわけでございます。

この『GLC F-CELL』は、毎日の使用のために完璧な燃料電池車。日常の移動手段として理想的なクルマだということです。

私達のEQに対しての総合的なアプローチには、すべてのセグメントで電気自動車導入も含まれています。2022年までに、10モデル以上の電気自動車の発売を予定しています。

ではここで、Eモビリティがコンパクトカーではどのようなものになるのか、見てみましょう。
この『Concept EQ A(コンセプト イーキュー エー)』は、コンパクトカーにどれだけの魅力をつぎ込めるかを示しています。

デザインをご覧ください。でもこれはただ美しいだけではございません。この仮想グリルは、選択された走行モードに合わせて、見た目が変化します。

このコンセプト EQ Aの柔軟性は、この拡張可能なバッテリーコンポーネントにもみることができます。お客様にはご希望の出力や航続レンジをお選びいただきます。

バッテリーキャパは、1回の充電で 最大400km走ることが可能です。そして2個の電動モーター、各アクスルにひとつずつ搭載することで、素晴らしいパフォーマンスを提供しています。つまり、このクルマは楽しいクルマなのです。

しかしメルセデスベンツはクルマのことだけを考えているわけではありません。最高のお客様体験にも注力しているのです。Mercedes meサービスを使っていただくと、充電の支払いもシームレスで便利になります。

このコンセプトEQ Aですが、EQがなんなのかを完璧に示しています。私達はお客様のニーズに完全に順応できる、直感的な利便性の高い電動モビリティをお届けしたい、それだけでございます。

ではこの完璧な電気自動車に加え、CASEが示す4つの考えすべてを表すコンセプトカーをご紹介します。スマートブランドのトップ、アネットさんよろしくお願い致します。


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