【全文書き起こし】次の100年に向けて、益子CEOが語る「三菱自動車が目指す方向性」

次の100年に向けて、益子CEOが語る「三菱自動車が目指す方向性」

SUVへの強みを活かして開発された「エクリプス クロス」

【東京モーターショー2017】三菱 エクリプス クロス

みなさんおはようございます。三菱自動車のブースにお越しいただきありがとうございます。前回の東京モーターショーから本日までの2年間は、三菱自動車にとってまさに激動の時でありました。

昨年、三菱自動車は、ルノー・日産アライアンスの一員となり、単独では手に入れることのできなかったスケールメリットを享受できるようになりました。また、電動化技術、自動運転、コネクティッドといった先進技術やプラットフォームも共用することも可能となりました。

三菱自動車をとりまく環境が変化するなか、私達は信頼回復に真摯に務めるとともに、V字回復を軌道に乗せるという強い意志のもと、着実に歩みはじめています。先日発表した中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」の最大の狙いは、持続的成長へ基盤を作ることです。

持続的成長を実現するなかで、日本のものづくりの力、現場の力を多くの方にみていただきたいと考えています。そして、より魅力的なクルマを世に送り出していくために、研究開発の設備投資を積極的に行ってまいります。

グローバルモデルとして最初の新型車となるのが『エクリプスクロス』です。

三菱自動車らしいクーペSUVであるこの車は、ジュネーブモーターショーで世界初披露し、大変高い評価をいただきました。そして今年度末に発売を予定している日本仕様車を本日、皆様に披露させていただきます。

このエクリプスクロスを成功させることが、成長軌道への道筋をつけるための第一歩となります。

いまやSUVはどのメーカーでもラインナップしており、どこでもみかけるメジャーな存在となりましたが、三菱自動車は用途が限定され、まだ特異な存在だったころから長年にわたってSUVを提供し続けてまいりました。

そしてこのSUV全盛の時代に、三菱自動車ならではの、新しい価値を持つSUVを提供してまいります。

私たちの強みは、SUVにあります。そして他社に先駆けて電動化技術を導入したように、新ジャンルのクルマを作り上げるというところに強みがあります。

これからもSUVや電動化技術をさらに磨き、AI技術やコネクティッド技術など、さまざまな技術と融合させてクルマに新たな価値を生み出していきたいと考えています。

三菱のクルマづくりは、今年で100週年を迎えました。次の100年にむけて、いま私達はグランドリニューアルします。”Drive your Ambition”、これは三菱自動車があゆむ道を示すメッセージであり、決意でもあります。

クルマ社会が新たな変革期を迎えています。いままでになかったより安全で安心な、便利なクルマ社会が実現されようとしています。

三菱自動車はこの新しい時代の到来に向けて、これまで培ってきた技術にさらなる磨きをかけるとともに、新しい価値を提供することで、より豊かなクルマ社会を実現させます。

私達が提供する新しい価値は、お客様がいままでできなかった体験を可能にします。行動範囲を拡げたり、さまざまなことに挑戦したり、そのような志をもったお客様を私達はサポートいたします。

新しい3つの価値を具現化したプロトタイプ『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』

皆さんおはようございます、山下でございます。(山下光彦副社長)

”Drive your Ambition”、これは三菱自動車がこれから進む道を示すメッセージです。私達はそのメッセージをさまざまなカタチにして、提案していきたいと思っています。

今回、『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT(三菱 e-エボリューション コンセプト)』としてひとつのカタチとしました。それでは三菱 e-EVOLUTION コンセプトについてご説明させていただきます。

このe-EVOLUTIONは、これから三菱自動車が提案します、3つの価値、すなわちSUVとしての新しい価値、EVの新しい価値、システムとしての新しい価値、この3つを具現化するテクニカルプロトタイプです。

e-EVOLUTIONは、EVとの融合によるSUVのさらなる進化、それから三菱自動車DNAである走りのパフォーマンスを具現化し、これからのクルマづくりの方向性を提案いたします。

これら機能的魅力は、デザインとしても表現しています。

前後を切り詰めたショートオーバーハング、それから大径タイヤによるパッケージング、張り出したショルダーから下に向かって引き締めたボディサイド断面によってSUVの魅力とスポーティな走りを表現しています。

フロントは、私どものデザインコンセプトでありますダイナミックシールドをさらに進化させました。

大型ディスプレイと水平基調のインパネの開放感あるインテリア、ハイコンソールやホールド感あるシートによるスポーティなコックピットによって、いままでにない新しい室内空間を提供いたします。これが、これからの新しいデザインの方向性のひとつです。

三菱自動車はEVの先駆者です。1971年にすでにEVを開発し、その後も電動車両の可能性を追求してきました。そして2009年に世界初の量産EVでありますi-MiEV(アイ・ミーブ)を発売しました。

いままさにEV時代を迎え、私達の経験が社会に活かせる時がやってきました。

環境問題に対する責任を果たしながら、EVをシティコミューターから多様な用途のSUVまで、拡大していきます。

e-EVOLUTIONは、EVとして高出力のモーター、大容量バッテリー、トリプルモーター4WDによって、e-EVOLUTIONの名にふさわしい加速性能を発揮します。運動性能をつかさどる制御システムS-AWCは、電気の力でさらに進化いたします。

デュアルモーターAYCと電動ブレーキキャリパーによって、電動制御ならではの高性能で高いレスポンスを実現し、多様なシーンでの快適なドライブを可能にします。

さらに、車載AIがあらたな価値を生み出します。路面の状況や交通環境を認識し、ドライバーの意思を読み取り、さまざまなシーンでドライバーを最適にサポートいたします。

三菱自動車は今後、コアモデルを中心に電動化を推進いたします。PHEVのシステムを軸として、コンポーネントの共通化をはかりながら、バッテリーEV、シリーズハイブリッドといった電動化技術を幅広く提供していきます。

皆さん方の期待が私たちを奮い立たせ、Drive your Ambitionを実現するクルマづくりに邁進することができるでしょう。ありがとうございました。

【東京モーターショー2017】新世代EV「e-EVOLUTION CONCEPT」と新型エクリプス クロス…三菱 画像まとめ

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