【全文書き起こし】新型カイエン、アジア初披露!ポルシェが描くスポーツカーの未来とは?ポルシェジャパン代表 七五三木氏が語る

ポルシェジャパン代表が語る、ポルシェが描くスポーツカーの未来

【東京モーターショー2017】ポルシェ

みなさん、おはようございます。

第45回東京モーターショー2017、ポルシェプレスカンファレンスへ、ようこそおいでいただきました。ポルシェジャパン、七五三木でございます。よろしくお願いいたします。

さて、今回の我々の展示ブースですが、テーマはポルシェ・インテリジェント・パフォーマンス「進化と挑戦」。ポルシェが描く未来のスポーツカーへのロードマップ、というものでございます。

1948年に生産が始まった軽量小型のスポーツカー、356から最新のハイブリッドコンセプトを採用したパナメーラターボ SEハイブリッドまでを通じて、スポーツカーの過去、現在、そして未来。未来をみなさまにお見せしようというものです。

さらに本日、我々はここで1台のアジアプレミアムと、もう1台のジャパンプレミアムを発表いたします。

新型カイエン、アジア初披露!

【東京モーターショー2017】ポルシェ カイエン

まず、ドイツ本国で9月に発表されたばかりの新型カイエンをご紹介しましょう。

この車は、アジアプレミアムとなります。多くのみなさんがご存知の通り、初代カイエンは2002年にポルシェ初のSUVモデルとして誕生いたしました。

ベリーポルシェが、1989年に予告したとおり、お客様はこのまったく新しいポルシェファミリーの一員を歓迎し、15年で50万台以上を販売する大ヒット作となりました。

特に第2世代のカイエンは、ボディの大幅な軽量化を行い、効率化を向上させる一方で、ハイブリッドやプラグインハイブリッドなどのモデルを、矢継ぎ早にマーケットに投入し、いまではポルシェのeパフォーマンスの中核を担うモデルがラインナップされています。

そして今回発表いたします、第3世代の新型カイエン。ポルシェの代表モデルである911、そのモチーフを随所に取り入れながら、完全に新設計されたこの新型は、より伸びやかなデザインとなり、ハイパフォーマンスと快適性の両立など、さまざまな改善を施しています。

アダクティブクルーズコントロールなどのドライビングアシストシステムに関しても、世界で唯一この日本では、標準装備といたしました。セグメントでもっとも洗練された、プレミアムSUVに相応しい装備内容といたしました。

新型カイエンの開発目的は、サーキット走行を難なくこなすパフォーマンス、そして一般道での快適性という、相反する要素を両立させることにありました。

この課題を解決するために、我々はリヤアクスルステアリング、電子機械制御のアンチロールシステムであるポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム、さらには前後のタイヤ。911に採用されているこれらの技術を、積極的に取り入れてまいりました。

応答性に優れ、そして耐摩耗性を30%高めたポルシェサービスサポーテッドブレーキ。これは新型カイエンに初めて採用された技術です。

新型カイエンは、現時点で3種類のモデルを用意しています。3.0L V6シングルターボのカイエン。そして2.9L ツインターボエンジンを搭載するカイエン S、4.0L V8ツインターボエンジンを採用したカイエンターボです。

いずれも、Vバンクの内側にターボチャージャーを配した新生代のターボユニットです。最高出力、そして動力性能。ともに向上しながら燃費も着実に改善されている点に、ご注目ください。

 パフォーマンス向上の一方で、軽量化は第3世代のカイエンにとって、もっとも重要な開発項目のひとつでした。

骨格を含むボディパーツへのアルミニウム部材の大幅な採用や、部位ごとに最適化された素地の採用により最新のカイエンは、ベースモデルで2t以下という、モデルによっては第1世代よりも200kg以上もの軽量化を実現しています。

インテリアに目を向けると、ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント、これらを始めとするポルシェ・アドバンスド・コックピットのコンセプトが、新型パナメーラと同じく全面的に採用されています。ポルシェ・コネクトサービスは、全モデルに標準装備。もちろん日本仕様でも、最新のサービスを含むコネクトプラスを全面的に導入いたします。

新型カイエンはデザインだけでなく、実用性の向上、パフォーマンスの進化、快適性の向上など、従来の技術では相反する要素を両立させ、しかもドライビング・アシストシステムや100%のコネクティビティなどの先端技術を取り入れ、これまで以上にプレミアムSUVのトップランナーとして、他の追随を許さない姿へ進化いたしました。

受注は本年中に開始する予定です。価格は、カイエンが976万円、カイエン Sが1,288万円、そしてカイエンターボが1,855万円です。

日本初披露!パナメーラ スポーツツーリスモ

【東京モーターショー2017】ポルシェ パナメーラ スポーツツーリスモ

さて、次にご紹介したいのが、ポルシェにとってまったく新しいコンセプトを世に問う、パナメーラ スポーツツーリスモです。この実車を日本でお見せするのは、東京モーターショーが初めてのことです。

パナメーラ スポーツツーリスモは、3.0Lシングルターボエンジンを搭載するパナメーラ スポーツツーリスモ4を始めとして、4e-Hybrid、4S、ターボ、そして4.0L V8ターボエンジンを核として、最新のプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたターボSEハイブリッドをトップモデルとしてご用意しています。

ギアボックスはすべて8段PDK、そしてフルタイム4WDを採用しています。パナメーラスポーツツーリスモに標準装備される4+1シートは、リアシートに大きな多様性を備えています。

センターアームレストに備えられた+1シートによって、5名乗車を可能としております。ラゲッジスペースは、サルーンと比べて約50L増加しております。

ラグジュアリーセグメントで、初めてと言っていいコンセプトを持つパナメーラスポーツツーリスモは、パフォーマンスはもちろんのこと、ハンドリングや快適性などすべての面で、ポルシェスポーツカーの特性を受け継いでいます。

とはいえ、この車にとってもっとも特徴的かつ最大の魅力は、このスタイリングです。これはもう、本当に論を待ちません。そこで今回の東京モーターショー2017では、パナメーラスポーツツーリスモのエクステリアデザインを担当した人間をご紹介したいと思います。

バイザッハにあるR&Dセンターから、今日のために来日したスタイルポルシェのエクステリアデザイナー、山下周一です。

デザイナー、山下周一氏が語るパナメーラ スポーツツーリスモのこだわり

【東京モーターショー2017】ポルシェ パナメーラ スポーツツーリスモ

ポルシェ・バイザッハ研究所の山下です。よろしくお願いします。

この車をデザインするにあたり、我々スタイリングチームにとって、1番のチャレンジは、ラゲッジルームを増やしながら、いかにスポーツカーとして見せるかということでした。

ポルシェにとって、すべての車はスポーツカーでなくてはなりません。ポルシェ社内では、この車をワゴンとは呼びません。あくまでスポーツツーリスモと呼びます。そういったところにも、スポーツカーにこだわるポルシェの誇りを感じることができます。

新しくポルシェをデザインするにあたって、大事なことが2つあります。ポルシェとしてのブランドアイデンティティ、それに個々のプロダクトアイデンティティです。

サイドビューにおいて、特に慎重にデザインされたフライラインと呼ばれるルーフラインとリアグラスの関係、角度、スポイラーの位置、大きさなど長い時間をかけて吟味されました。

後方にくるに従って傾斜したルーフライン。911にインスパイアされた、スポーティーかつエレガントなサイドウインドウグラス。力強くダイナミックなCピラー。理想的な前後タイヤ位置の関係など、この車のキャラクターを明確に表現し、なお一層この車をエレガントにするのに貢献しています。

フロントにおいては、ポルシェのブランドアイデンティティでもあるボンネットより高い位置にある耳のあるフロントセンター、V字に刻まれたシャープなセンターライン、水平基調でダイナミックなフロントフロムギア、これにフロント下部に位置するエアインテーク、さらに新しいブランドアイデンティティでもあるフォーポイントヘッドランプを、このスポーツツーリスモに的確に表現されています。

また後部デザインについての、後部に行くほど絞られたキャビン、力強く幅広なスポーツセンターとスポーツカーとしての要素は、この車にもはっきりと表現されています。

さらにスタイリングを犠牲にすることなく、要求される十分なダウンフォースを得るために開発されたアクティブリアスポイラーは、ポルシェにおける非常に特徴的な解決策だと思います。

さらに付け加えるならば、ワイド感を強調し横一文字に広がる彫刻的なリアランプの造形、ならびに立体化されたポルシェのロゴとブランドアイデンティティは、このスポーツツーリスモにも明確に表現されています。

この特徴的なリアランプは、普段は人目に付きにくい暗い闇の中でも、一目でポルシェと見分けのつく個性的なライトデザインとなっています。

以上、パナメーラスポーツツーリスモのデザインについて、いろいろお話させていただきました。皆様にはこのブースで実車をじっくりとご覧いただき、新しいポルシェの魅力をじっくりとご堪能いただければと思います。

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