高速道路で落下物を発見した場合、どうすべき?

高速道路上の落下物が招く危険

高速道路で物体を転落・落下させることは、危険を招く行為です。2017年10月18日には、高速道路に落下した大型トラックのタイヤに軽自動車が衝突。搭乗者の親子は110番通報後、路肩に避難するも、後続のトレーラーも同様にタイヤに乗り上げ横転し、親子を巻き込む死亡事故が発生しました。

その後警察の捜査により、NEXCOの監視カメラから落とし主を特定、逮捕されています。落下物は、死亡事故すら引き起こす危険物なのです。

高速道路の落下物BEST3

高速道路

では、落下物にはどのような物が多いのでしょうか。NEXCO西日本の発表によれば、2015年度の第1位は布類やシート類、第2位はタイヤなど自動車部品、第3位は木材などとなっています。

布類やシート類は、タイヤに絡んだり、フロントガラスを遮るなどのトラブルの原因になりますし、自動車部品は脱落して飛んでしまうと他車に衝突し、最悪の場合は乗員に怪我を負わせてしまうこともあります。また、タイヤ・木材などは、車両乗り上げ・事故の可能性を高めます。

落下物にはどんな罰則が?

高速道路などで物体を落下・飛散させてしまった場合、道路交通法第75条の10に抵触し、交通違反となります。

問われる違反は「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」で、違反点数は2点、飲酒時アルコール濃度が0.25未満なら14点、0.25以上なら25点です。反則金は大型車12,000円、普通車9,000円、二輪車7,000円、小型特殊車6,000円です。

さらには「転落積載物等危険防止措置義務違反」に問われる可能性もあります。これは積載物を道交法に則り適正に積載せず、積載物を落下・飛散させた場合に適用されます。違反点数は1点、飲酒時は上記と同様。反則金は大型車7,000円、普通車と二輪車6,000円、小型特殊車と原付車は5,000円です。

落下物がなければ事故は起きなかった…という観念のもと、落とし主には上記刑事罰以外にも、民事賠償金などの支払い責任も生じます。

高速道路で落下物を見つけた場合の対処法

電話

高速道路で落下物を発見したら、NEXCOに通報しましょう。

走行中、余裕があれば、走行しながらハザードを点けるなど、後続車に路上に危険(落下物)があることを知らせてあげることができると、より良いでしょう。

NEXCOへの通報方法は、次の方法があります。

非常電話で通報

高速道路には、非常電話が装備されています。その設置間隔は本線上は1kmおき、トンネル内は200mおきです。他にもIC、SA、PA、非常駐車帯、バス停などに設置されています。落下物発見後、最初の非常電話から通報すると良いでしょう。

非常電話は受話器を取れば、自動的にNEXCOの道路管制センターにつながります。非常電話の場所も把握されているので、詳しい場所を言わなくても、おおよその落下物の位置を伝えることができます。

気を付けたいのは、非常電話利用のために路側帯や非常駐車帯に停車する時です。後続車に緊急停車を周知するため、ハザードランプの点灯や三角表示板の掲出を確実に行いましょう。

NEXCO職員に通報

交通の流れ上、どうしても非常電話前で停車できない時もあります。そんな時は最寄りのIC、SA、PAなどで、NEXCO職員に伝えましょう。SAなら案内コーナー、ICなら事務所の職員に伝えると良いでしょう。

同乗者の携帯電話から通報

他にも、同乗者に携帯電話で、道路管制センター道路緊急ダイヤルに通報してもらう方法もあります。道路緊急ダイヤルの電話番号は「#9910」です。

携帯電話やスマートフォンにも対応し、24時間通話料無料で利用できますので、緊急時に備え「#9910」の登録をお願いします。

落下物通報を受けるとNEXCOはこう動く

ハイウェイパトロールカー

NEXCOは落下物通報を受けると、まず付近の道路掲示板に「落下物あり。走行注意。」などを掲出、すぐにパトロール車が現地に急行します。

後続車に落下物の存在を知らせ、注意喚起し、衝突事故を防ぐためにも、落下物を見つけたらNEXCOに通報しましょう。

関連キーワード

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事