600馬力超え!世界最速セダンとなったスバル WRX STIってどんな車?

WRX STI Type RA NBR Special

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スバル WRX STIが、ドイツのニュルブルクリンクサーキット旧コースで、6分57秒5というタイムをマークし、4ドアセダン最速の称号を手に入れました。このタイムは、ポルシェ918スパイダーにも匹敵するタイムです。はたして、どんなチューニングがなされたWRXなのでしょうか?
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スバルWRX STIとはどんな車?
WRX STI Type RA NBR Specialとは?どんなチューニングがされているの?

スバルWRX STIとはどんな車?

記録を樹立したのは、スバルWRX STI Type RA NBR Specialという、タイムアタックのために作られたスペシャルカーです。

ベースとなったWRX STIは、スバルから発売される2リッターターボエンジン搭載のAWDのスポーツセダン。もともとは同社のインプレッサをベースとしていましたが、現在は独立したモデルとなっています。

トランスミッションもMTしか用意されない、本格的なスポーツセダンで、パワーは2リッターエンジンにも関わらず308psもあります。

前身のインプレッサWRXのころは、世界ラリー選手権(WRX)で長年にわたり好成績を収めていたマシンとしても有名ですね。

WRX STI Type RA NBR Specialとは?どんなチューニングがされているの?

ニュルブルクリンクでセダン最速のタイムを叩き出した、WRX STI Type RA NBR Specialは、市販モデルのWRX STIをベースに、イギリスのプロドライブ社によって大幅なチューンアップが施されています。

では、具体的にどのようなチューニングがされているのでしょうか?

まずボディは、スタンダードのホワイトボディにフルロールケージを溶接して強度と剛性を高めています。

搭載するエンジンは、ターボの加給圧アップやインテークの改良により、ノーマルの308psに対して、600ps以上にまでパワーアップ。

トランスミッションは、通常の3ペダルの6MTから2ペダルとなり、しかも油圧で作動するパドルシフトを備えます。このミッションは、リリースにWRC gearboxと記載されているので、おそらくシーケンシャルミッションがベースになっているのでしょう。変速に要する時間は、20~25/1,000秒です。

装着タイヤは、9インチ幅のスリック。アウターボディは、それを収めるためのオーバーフェンダーが追加されています。また、ダウンフォースを生むエアロパーツは、DRS(Drag Reduction System)を備えていることが特徴で、これによりリアウイングの角度は、ステアリングにあるスイッチで操作することが可能です。結果、最高速は288㎞/h(8,500rpm)となっています。

つまり、WRX STI Type RA NBR Specialは、基本骨格こそ市販のWRX STIですが、それ以外はスペシャルな車だと言っていいでしょう。

しかし、日本生まれの車が世界最速セダンの称号を手にした。その事実は、とても誇らしいことですよね。

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