なぜATが多段化されるのか?どのようなメリットがある?

世界初の5速AT搭載車は日本車

マツダ CX-3 シフトノブ AT

日本で販売されている新車の約99%はAT車。アメリカも同様、9割以上がAT車です。

一昔前まではAT=OD付4速、MT=5速が主流でしたが、最近のAT車では5速AT、6速ATと多段化が急速に進んでいます。

ちなみに、世界初のトルコン式5速ATを搭載したのは、1989年マイナーチェンジを受けたY31系の日産セドリック/グロリアでした。

6速AT以降は欧州メーカーが先行

その後は欧州メーカーが先行して、6速ATは2001年にBMW 7シリーズ、2002年にジャガー XJシリーズ、2003年にはダイムラークライスラー(当時)が7速ATの搭載を開始しました。

日本ではトヨタが2003年8月にセルシオに6速ATを搭載したのが始まりで、クラウン、マークXと続きましたが、この時期、日本は多段ATよりもCVTの開発が盛んに進められていました。2017年現在、CVTの最高段数は10段で、新型レクサスLC500が10速ATを採用しています。

新型レクサスLC、発売から1ヶ月で約1,800台受注!!その人気の理由とは?

多段ATのメリットは?

世界の自動車メーカーがこぞって多段ATを採用するのは、もちろん大きなメリットがあるからですが、おもに燃費改善とエンジン騒音の低減です。

ギア比を細かく調節することにより、エンジン効率がもっとも大きくなる回転数で運用できるため、燃費は必然的によくなります。一段増えることで、燃費は3〜4%向上すると言われています。

大排気量車に多段ATの採用が多いのは、多段化によるドライバビリティの向上と、コストをかけても価格で吸収することができるためで、エンジンの特性上は、小排気量のほうが多段化を必要とします。ただこれもコストと重量増との兼ね合いで、小排気量車は4ATもしくは5ATが主流になっているのです。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事