ついに新型ジムニー登場か!? 45年間でわずか2回のフルチェン…ジムニーのロングセラーを支えるものとは?

高い悪路走破性能

ジムニー

ジープに始まったクロスカントリー(以下クロカン)というカテゴリー。クロカンは、その高い悪路走破性能が最大の特徴であり、価値でもありました。林道を走ったり、不整地を走るような場合に非常に重宝する車でもあります。

しかし、バブル頃から始まったRVブームは、「悪路走破性能=クロカンの価値」という構図を変えてしまいます。クロカンだからといって、必ずしも悪路走破性能が高いとは言えない時代になってきます。

また、この頃から日本でもSUVという言葉が定着し始め、街乗りのための4WDが増えてきました。

結果として、デザイン性重視、街乗り重視のSUVが増え、悪路走破に強いクロカンが減っているのも、ジムニーの人気を後押ししているのでしょう。

スズキには、ハスラーというSUVもありますが、基本はモノコック構造の乗用車スタイル。悪路走破性能については、当然ながらジムニーにおよびません。

SUVブームが良い悪いという話ではありませんが、このような時代背景から、ジムニーは本格的なクロカンを求める方に愛されていると言えそうです。

「質実剛健」硬派なスタイル

スズキ ジムニー

悪路の走破性能において大事なことに話を絞ると、デザイン性という要素はそれほど重要ではありません。

それよりも、見切りの良い、四角いデザインが重宝されてきます。またインテリアに関しても、高級な本革シートなどを求めているユーザーは少なく、どちらかと言えば汚れに強い内装であったり、汚れても簡単に掃除が出来ることなどが求められます。

機能面でも同じで、悪路走破性能に適したエンジン特性、サスペンション構造が求められます。軽自動車という制限のなかで作られているため、その構造はおのずと限界があるのですが、馬力やトルクを無駄に上げるよりも、扱いやすい瀬能曲線と、信頼性の高いサスペンションが必須です。

電子制御デバイスよりもメカニカルデバイスのほうが好まれやすいこともあり、フルモデルチェンジを必要とするような大がかりな変更が必要なかたことも、ロングセラーとなっている理由のひとつではないかと思います。

ジムニーの変わらない構造

軽自動車で唯一、ラダーフレーム構造をもつクロカンです。悪路走破性能の高さで人気のランドクルーザーもラダーフレーム構造を採用していますが、現在販売されている多くのSUVは居住性などを重視するためモノコック構造となっています。

ラダーフレームは、フレーム自体はそれほど軽くないものの、非常に剛性が高いことやサスペンションも固定軸で取り付けられますので、悪路走破性能の向上にはこれ以上ない組み合わせとなっています。

このダメージを受けにくいシャーシは、10万㎞以上走ってもしっかりしています。モノコック構造では、良くても3年3万キロでよれてしまう車もあるくらいです。

さらに、ラダーフレームにした分、ボディ骨格は安全性以外の面で強度を必要としなくなるため、軽量に作ることが可能になり、これも悪路走破性能にはプラスに働きます。

日本だけでなく世界中で高く評価され愛されているジムニー。軽自動車という制約とユーザーの要望から見ても、いたずらにモデルチェンジするよりも、細かな改良を加えて販売を続けるほうが、メーカー、ユーザーともにメリットは大きいはず。それが長寿の秘訣なのかもしれません。

初代は2スト、2代目はボディバリエーション豊富

2代目ジムニー

初代ジムニーは、2ストロークの360ccエンジンを搭載。最近でこそ初代ジムニーを見かけなくなりましたが、特徴的な2ストの音を聞くと妙にわくわくする車でした。

2代目は1981年デビュー。1998年までの20年近い年月販売された名車です。子供の頃に憧れたジムニーが、いざ免許を取り、車を購入する際に継続して販売されていることに驚いた、という方もいるのではないでしょうか。

2代目では、幌モデルやピックアップ、パノラミックルーフなど、さまざまなボディバリエーションがあり、どれも個性的でした。

2017年現在、販売されている3代目は1998年に登場。今年の東京モーターショーで、ニューモデルの登場が噂されています。発表を楽しみに待ちましょう!

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