新型リーフ、どう進化した?テスラ モデル3がライバル?

日産 リーフ 2017

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2017年9月6日、日産 リーフの新型が公開されました。ボディはわずかに大きくなっただけですが、走行性能は格段に進歩したと言って良いでしょう。では、新型リーフのポイントを整理してみましょう。
Chapter
日産 新型リーフとは?
新型リーフと従来車の比較
新型リーフとテスラ モデル3の比較

日産 新型リーフとは?

ニッサン インテリジェント モビリティを象徴するリーフ。新型では、最新の自動運転技術、電気自動車ならではの新機構、新開発のバッテリーを備えました。

新型リーフの自動運転技術

自動運転技術には、高速道路同一車線自動運転技術のプロパイロットに、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキという5つの機能を制御して自動で駐車するプロパイロット パーキングを採用。

限りなくレベル3に近い自動運転技術が搭載されています。

電気自動車ならではの新機構

新型リーフに採用されるe-Pedal(イーペダル)は、アクセルペダルのだけで加速と減速を行います。アクセルを踏み込めば加速、足を離せば減速、最終的には停止します。

モーターによる回生を増やすことで航続距離のアップに貢献します。

慣れるまでは少々戸惑いそうですが、e-Pedal搭載車にはON/OFFスイッチとフットブレーキも装備しているので、違和感があれば通常の使い方もできるよう配慮されています。

パワフルなモーターと大容量バッテリー

新型リーフのバッテリーは、新開発のリチウムイオンバッテリーです。容量は40kWhで、JC08モードでは400kmの航続距離を実現しています。

満充電まで要する時間は、普通充電なら3kWh(日本向け)で16時間、6kWh(北米その他向け)なら8時間。急速充電は、40分で80%の充電が可能です。プレスリリースでは、2018年にさらに高性能なバージョンを発売するとのこと。詳細は不明ですが、60kWhのバッテリーが搭載されるのではとの噂もあります。

モーター(EM57型)は、従来型と同じものですが、出力をアップしました。

スペックは、最高出力110kW(150ps)/3,283〜9,795rpm、最大トルク320Nm(32.6kgm)/0〜3,283rpmで、最高出力こそ同社の2.0L 直4並みですが、最大トルクはエルグランドに搭載される3.5L V6と同等。さらに踏みはじめの初期から最大値を発生するのは、電動モーターならではです。

新型リーフと従来車の比較

従来車前期型(ZE0)と現行モデル(ZE1)を比較すると、バッテリー容量は24kWhから40kWhに向上。

それにより最高出力は80kW(109ps)から110kW(150ps)に、最大トルクは280Nmから320Nmへとアップし、航続距離も200kmから400kmへと向上しました。最高速度と電費は、145km、124wh/kmのままです。

新型リーフは、従来車をベースにしながらEVとして熟成を図り、バッテリーの向上分を中低速域での運転のしやすさと航続距離の向上に振りわけた仕様と言えます。

新型リーフ 画像ギャラリー

新型リーフとテスラ モデル3の比較

2017年9月現在、テスラ モデル3は、予約受付中で詳細なスペックを公表していません。

わずかに公表されているデータは、0-60マイル静止加速タイムと連続航続距離のみ。テスラ モデル3の連続航続距離は、220~310マイル(354~498km)です。このデータはEPAでの計測値と考えられます。

対するリーフは、150マイル(約241㎞)なので、発表されたスペックが正確ならばテスラ モデル3に軍配が上がりますが、2018年に発表される高性能バージョンでは互角、もしくはテスラを上回る性能が可能になるかもしれません。

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